今朝は、NPO法人 リンクトゥミャンマー、理事長の深山沙衣子さんにお越しいただきました。
Q リンク トゥ ミャンマー、どのような活動をおこなっている団体でしょうか?
日本とミャンマーが対等につながり共に発展する社会を目指し、在日ミャンマー人と日本人とが協力して運営している特定非営利活動法人です。 日本とミャンマーがつながりともに発展する社会を築くことを目的に、2017年3月に設立されました。名前の「リンク」には、一方的な支援ではなく、日本とミャンマーを対等につなぐという意味をこめました。
Q 深山さんが団体を立ち上げたキッカケとは?
私は執筆の取材や在日ミャンマー人と結婚したことを通じて、これまで日本にいるミャンマー人の支援活動を続けてきました。支援内容はさまざまですが、こうした活動を通じて見えてきたのは、「外国人は日本社会にとって必要な労働力になりつつあり、市民として生活している」実態と、「誰かが外国人定住支援を行わないと、日本社会で日本人と外国人の間に、誤解や齟齬が生まれる可能性がある」現状でした。より多くの人に外国人定住支援の実態を知ってもらい、かつミャンマーという国について知ってもらう方法を試行錯誤した末、NPOとして法人化し、活動を広げていくことがよいとの結論にいたりました。
Q ミャンマーが抱える課題解決がミッションとうかがいました。いま、国内外におけるミャンマー人の課題とは?
最近増えてきた、来日したばかりの留学生ですと、アルバイト探し、アルバイト先でのコミュニケーションのとり方のアドバイス、バイト先での給与未払い解決支援など何年も日本に住んでいる難民の場合、日本語能力が不足することに起因する行政からの通知の翻訳、買い物支援、不動産契約支援、学生ローンの組み方を教えるなどなど、生活に関するあらゆることで「日本語」と「日本のルール」が分からない場合に発生する問題に対応。
ミャンマー内のミャンマー人の問題としては、貧困の解決が課題。満足に生活できるレベルの給与が得られる仕事が少ない、親が貧困であると、教育の機械を逸する可能性もある。
Q そんな課題解決のために、クラウドファンディングを実施されているんですよね?
クラウドファンディングサービス「Ready for」にて、2019年4月5日夜11時まで「家であり、学び場。ミャンマー孤児の居場所を守りたい。」を展開中。地元のミャンマー人、地元以外の場所に住むミャンマー人支援者、外国人観光客などの寄付で運営されてきた孤児院兼学校の教室は、壁や窓もありません。現地の人たちの寄付によって始まったと思われる校舎の増築工事も、費用が足りずに頓挫している状況で、建てた柱も腐ってしまい、すでに使い物にならなくなっていました。私たちの最終的な目標は、校舎1フロアの増築です。今回は、以下のように段階を踏んで、みなさんと一緒に理想の学校へと近づいていきたいと思います。
~「リンクトゥミャンマー」の活動、そしてクラウドファンディングについて、より詳しくはウェブサイトをご覧下さい。