今朝は、「認定NPO法人 国境なき子どもたち」から、清水匡さんをスタジオにお迎えしました。
Q 世界中の子どもたちに教育機会の提供や自立支援をおこなう「国境なき子どもたち」。今回新たにクラウドファンディングをスタートされたんですよね?
バングラデシュのストリートチルドレンたちの支援のためクラウドファンディング「バレンタイン企画!バングラデシュのストリートチルドレンに栄養満点の食事を提供」をスタート。
Q バングラデシュの子どもたちが置かれている現状とは?
バングラデシュは南部がデルタ地域となっていて、船が主要な移動手段になっており、生活のため多くのストリートチルドレンたちが集まっていきます。(ダッカで生活するストリートチルドレンは30万人)KnKは2011年9月に、こうしたストリートチルドレンのためのデイケアセンター「ほほえみドロップインセンター」を開設。
ストリートチルドレンは学校に行けない子が多く、例えば、、、センターに来る子どもたちの中には字が書けない子どももいる。これまで学校に行ったことがない14歳のノイオン君もその一人。彼がセンターに慣れてくるとスタッフが彼に「自分の名前を書いてみないか」とペンを持たせ、彼の手の上からスタッフが手を添えて彼の名前を何回か書いた。ノイオンはよほど嬉しかったのか、スタッフからペンと紙をもらい、一人で黙々と自分の名前を書く練習をした。
Q そういった子どもたちのためにクラウドファンディングがスタート。ご紹介いただけますか?
ストリートチルドレンのほとんどは1日3食摂ることはできません。センターに来て2年以上通っている子どもと1年未満の子どもを比べると体重が平均5Kも多いことがわかっています。育ち盛りの子どもたちがこれからも健全に成長してほしいという想いから、クラウドファンディングサイト「A-Port」で【バレンタイン企画!バングラデシュのストリートチルドレンに栄養満点の食事を提供】をスタート。
~プロジェクト名にある「バレンタイン企画」とは?
バレンタインに送る本命チョコの相場は2,814円(出典:明治製菓「バレンタイン予測2019」)。これは「ほほえみドロップインセンター」でストリートチルドレン1人に提供する1ヵ月の食費とほぼ同額。バレンタイン&ホワイトデーに、大切な人にチョコやプレゼントを贈るとき、それにもう一人分を加えるつもりで、クラウドファンディングにご協力いただきたい。
Q 私たちの「+1(プラスワン)」の気持ちでできる支援とは?
センターで提供する食費は年間およそ125万円。そのほか、ケガが絶えない子どもたちへのファーストエイド(軽傷治療)や衛生管理、読み書きなどの基礎教育、遠足などを含めると運営に240万円ほどかかる。ストリートチルドレンに継続的に食事を届け、子どもたちが1年間、健康を維持できるようご協力いただきたい。
ダッカには他にもセンターがありますが、長年「ほほえみドロップインセンター」に通い成長をも続けてきたココン(17歳)にどうしてうちのセンターに来るのか聞いたところ、ココンは「KnKのセンターの先生たちは読み聞かせをしてくれたり、一緒に遊んだり、僕たちをかまってくれるから」と答えてくれました。皆さんのご支援で「ほほえみドロップインセンター」の運営を続け、お金には代えられない愛情を子どもたちに注いであげたいと思っています。
~クラウドファンディング・サービス「A-Port」でスタートしているプロジェクト、「バングラデシュのストリートチルドレンに栄養満点の食事を提供」は、3月14日(ホワイトデー)までの受付です 。ぜひチェックしてください。
「認定NPO法人 国境なき子どもたち」https://knk.or.jp/