ジョン・カビラお届け中、JK RADIO TOKYO UNITED。ここからの時間は、「KidZania Tokyo EYES ON THE FUTURE」子どもたちが望む未来をデザインする、グッドアクションを紹介します。
あなたは幼い頃、どんな将来の夢を思い描いていましたか?その夢は、何をキッカケに抱くようになったのでしょう?世界に目を向けると、そんな将来を夢見るチャンスに触れることができない子どもたちが、多くいます。
今朝は、そんな「将来の夢を持つキッカケ」を発信する団体の活動を、ご紹介します。その団体とは、NPO法人 World Theater Project。映画を通して、子どもたちに夢を届け続ける活動について、代表の教来石小織さんに詳しくうかがいました。
カンボジア始め途上国に暮らす子どもたちに移動映画館で映画を届けています。上映機材を持ち込み、いつもの教室を映画館に変えるスタイルです。元々私自身映画が好きで、映画からいろんな世界を知って将来の夢を広げてきたんですが、大学3年生のころに途上国に行った際、子どもたちに将来の夢を聞いたら出てくる答えが少なかった。もしこの村に映画館があったら子どもたちはどんな夢を見るのだろうと思ったのがキッカケです。主に日本のアニメーションの上映が多いですが、権利元から上映許可をいただき、現地の言葉の吹き替えを現地で作り、吹き替えバージョンを上映しています。
映画を見る前の子ども達は、周りの大人しか知りません。だから、先生やお医者さんといった、ごく限られた将来像しか思い描くことができなかったそうなんです。そんな彼ら、彼女たちが、映画を見てどのように変わっていくのでしょう?
未だに印象深いのが、先生になりたいと言っていた女の子が映画を作りたいと行ってくれたことと、サッカー映画を上映前にサッカーボールをプレゼントしたんです、そのときはハンドボールで遊んでいたんですが、上映後にサッカーチームを作りたいといってくれた子も。あとはみんなで映画をみて楽しかったから明日から学校にいく、と学業へのやる気が芽生えた子も。夢が叶うかかなわないかは別で、知ることから始まることがあるのかなと。いろんな世界の隅々、どこにいる子にも映画で可能性を広げていくことができればと思います。
未来の世界をつくる子どもたちに映画を、そして夢を届けるNPO法人 World Theater Projectの活動。番組サイトから団体サイトのリンクを掲載します。関心をお持ちになった方、ぜひご覧ください。