今朝、目を向けるのは、環境負荷の少ない エコなストローを製造する株式会社4NATUREのアクションです。今年は海洋プラスチック問題を受け、カフェやスーパーなどで これまでの仕様を変更。より環境負荷の少ない資材の導入をスタートし、私たちの生活も、少しずつ変わり始めましたね。

そんななか、ここ東京で事業展開をしている4NATUREは環境に配慮したストローの製造をおこないながら、使用されたあとの ストローを回収。土に還すという循環のシステムを構成。今年夏にスタートさせました。4NATUREがつくるストローについて、そして回収のプロセスを代表の平間亮太さんにうかがいました。

弊社のストローは「サトウキビストロー」サトウキビを絞り出したあとの残渣(バガス)とじゃがいもなどのデンプンから生成された素材を組み合わせた100%天然のストロー。一定環境下で土に分解される。回収はボランティアにお願いしています。回収時に飲食店から飲み物がサービスされるという経済性持たせています。表参道のcommuneというスペースで堆肥化している。アプリ開発をして、アプリ内で飲食店とボランティアをマッチングしている。

コロナ禍の対策、その影響も懸念されていましたが全国で500店舗がこのシステムに賛同。ボランティアの協力を受け、回収を実践されています。お店とボランティアの皆さんとの交流が少しずつ、社会により良い循環を生み出しているようです。

回収時にボランティアとの会話が生まれて仲良くなって、ボランティアが常連さんになりました、という気持ちの循環も生まれている。ストロー回収・堆肥化がゴールではなく、社会適合を目指している。準備段階だが、土に還ったものが野菜を育て、ストローを排出した飲食店で野菜の提供を目指している。ゴミの分別をしたお客さんが生産者のひとりとなり、手元に返ってくるというストーリーはこれまでにないものになる。

土に還ったストローから生まれる野菜!「利用者が生産者になる」ステキな循環ですね。現在、農家さんと準備に入っているとのこと。ワクワクします。株式会社4NATURE、平間亮太さん、お話ありがとうございました。

株式会社4NATUREの取り組みに賛同する店舗の確認、そしてストローの購入は会社のウェブサイトをご参照ください。