今朝は、鎌倉からスタートした、リユース容器をシェアするプロジェクト「megloo」に注目します。飲食店のテイクアウト。美味しいご飯を食べたあと、そこに残る容器、これをリユース容器に代えて、みんなで循環させていこう!といった取り組み。このmeglooをスタートさせた、株式会社カマンの代表、善積真吾さんにお話をうかがいました。

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私たちはプラスチックゴミ削減のためにテイクアウトとかデリバリーをする際に、どうしても使い捨て容器を使っちゃっていたと思うんですけども、その代わりに地域共通の再利用できる容器を加盟飲食店に事前に提供していて、お客さんがテイクアウトする際にスマホを介して簡単に貸したり返したりして、地域内で循環していくような仕組みを作っております。私は5歳の子供がいるんですけれども、一緒に街中を散歩するとゴミを拾ってくれるんですね。保育園でそう習っているらしくてですね、素晴らしいなと思う反面、そんなゴミだらけの世の中を彼らに残していくっていうのは何か申し訳ない気分になりまして、そこから一気にゴミ問題に関心が高くなりました。そんな中でコロナ禍に突入して、テレワークも増えて、テイクアウトの頻度が私自身も増えていって美味しくいただいてたんですけども、食べ終えた後にゴミが大量に出てしまって、何かちょっと後味悪かったんです。身の回りの方100名ぐらいにアンケートすると8割を超える人たちが「テイクアウトのゴミに罪悪感を感じる」と回答しておりました。ゴミ問題をさらに調べていくとですね、家庭ゴミの中で、容積比ベースで6割が容器包装のゴミだったりとかして、もったいないなと思っていて。この問題を何とか解決したいなと思うようになって、知り合いの飲食店さんとかに声をかけて試してみたら、ユーザーからも飲食店からも評判良く始められて、鎌倉市内で広がってきています。

利用者は、飲食店で料理をテイクアウトするときに、スマホで利用登録。食べた後は、対応店舗に返却するか、返却BOXに入れるだけ。お店も、保温や密閉がしっかりされた美味しい料理を提供できる!双方にとってメリットが大きい!そんな口コミが巡り巡って、導入店舗も増えてきているとか。

実際に新しく使ってもらう方々って、こちらとして広告はしないので、利用者さんが他の方に伝えていただいたりとか、あと新しく店舗さんが加わるときも、だいたいユーザーさんから「あの店舗に導入してほしい」という声をいただいて紹介していただいて導入させていただくというようなことになって。そういった繋がりのおかげで徐々に広がってきているかなと思っています。meglooっていう名前自体も「容器が巡る」という意味と、「ごちそうさま」「ありがとう」そういった感謝の気持ちも地域でめぐるようにしていきたいなと思って名付けたんですけども、飲食店で返しに、飲食店も時間のあるタイミングだったりして「どうだった?」とかいろんな話をして、会話のきっかけになったりとかもしてます。昔から本当は容器って回収をしていて、最近それが使い捨てされるようになってしまったんですが、令和版にアップデートして、しっかり便利で、昔の仕組みっていう風にできないかなと模索しています。

確かに以前は、飲食店へ食器を返却するのは当たり前でしたよね。「環境が」「エコが」という社会的な視点はもちろん、「罪悪感がない」「面倒が少ない」「美味しい」という『気持ち』に共感してサービスが広がっているんでしょうね。あなたのお店でも、地域でも、meglooを使ってみませんか?

お話は、株式会社カマンの代表、善積真吾さんでした。ありがとうございました。