今朝は、茨城県 牛久市で「ひたちのキッズオーケストラ」を運営する【キッズミュージック】の活動に注目します。

牛久市内で音楽を教えていた水谷充代さん。近隣の学校で使われずに眠っているたくさんの楽器の存在に気づきます。「これはもったいない!」眠っていた楽器を使って音楽経験がなかった子どもたちのために【ひたちのキッズオーケストラ】を立ち上げました。

これまで眠っていた楽器の、止まっていた時間を再び動かす...このキッズオーケストラの活動を全国でおこなえないか。クラウドファンディングサイトREADYFORで支援を募ることを決めました。

ジュニアオーケストラはあまり存在しないし、(楽器所持、オーディション実施など)ハードルが高い。ですが眠っている楽器を使うことでどんな子でも参加できる。初めて楽器に触れた子どもたちは本当にキラキラした目をするんです。さらに音が出た時「出たー!」と盛り上がり、周りも拍手。本物の凄さを実感しますし、実際子どもはドンドン上達します。子どもたちがこんなに成長できる財産が学校や地域に眠っていたならば、それを掘り出して、その地域の子どもたちに届けていきたい。オーケストラでなくとも、なにかが生まれればワクワクドキドキの体験ができるはず。

環境が整わないと難しい楽器演奏。1つめのハードルで諦めてしまう前に、【ひたちのキッズオーケストラ】で培った経験を、全国に発信!今回のクラウドファンディング、その先に生まれる音楽体験を通して楽器が眠っていたその街を活性化できるはず、と水谷さんは未来のビジョンを語ってくれました。

小さな音楽の団体があちこちにできるといいなと思っているんです。物価高でお父さんお母さんたちは一生懸命頑張っているはず。「楽器をやらせたいけど(金銭的に)無理かな」と思っている人にも役立つと想いますし、その方々に子どもたちが生き生き出来る場を与えたい。その光景を見てご両親もほっとできる。また、一緒に弾きたい・吹きたいというママたちもいらして、ひたちのキッズオーケストラにはママオケもあるんです。子どもたちと演奏することもあって、時には子どもたち一緒の舞台に立つんです。これって幸せなことだと思うんです。家庭に音楽が生まれて、街に音楽が生まれることで町おこし、まちづくりができるんじゃないか。そこに繋がるといいなと思う。

【キッズミュージック】のクラウドファンディング「眠っている楽器を利用して、子供たちのオーケストラを作りたい!」クラウドファンディングサイトREADYFORで今度の月曜(13日)夜まで支援を募っています。ぜひご覧ください。

20220610k.jpg

【キッズミュージック】水谷充代さん。お話をありがとうございました。