今朝は、十六山病児保育室 Bambiniのアクションに注目します。

お話は、室長の西田恵美さん。幼い子どもたちの 急な体調不良。保育園はお休みしないといけない。親御さんには権利として「看護休暇」は認められていますが、その一方で...、「子どもの熱くらいで休まれたら困る」「テレワークなら、仕事と両立できるし、平気でしょ?」
...働くお母さん、お父さんたちに こうした言葉がかけられることも少なくないのが日本の現状だと 西田さん。
こうした家庭のSOSに応えるのが、自治体、社会福祉法人やNPOが展開している病児保育室。子どもたちの体調不良のなか、自宅での看護・保育が難しくなったとき、一時的に子どもたちを預かってくれる施設、及び事業のことです。
...ただ、この病児保育の認知がなかなか広がらない。現場でお母さん、お父さんの悩みと向き合ってきた西田さんは病児保育の必要性、認知向上のためのビデオを作成するため、クラウドファンディングを立ち上げました。
保育園の洗礼っていう言葉がありまして保育園に入ると子どもはいろんな風邪をひくんですね。0歳児は年間約19日、1歳児でも年間12日は病欠するっていうようなデータもありまして、親御さんその度にお仕事を休まないといけないんです。
夫婦の間でやりくりしたりとか、おじいちゃまおばあちゃまに助けを求めて、何とか必死にこの0歳1歳2歳3歳ぐらいの間を乗り切ってるって親御さんが多いんですけれども、病児保育っていうこの施設を頼っていただければ、すごく手厚い保育看護する場ですので、もっと多くの親御さんに使っていただいて、本当に大変な気持ちの中育児お仕事頑張ってらっしゃるので少し肩の荷を下ろして差し上げるようなお手伝いさせていただけたらなと思って。
そのための紹介ビデオを作るために今回、クラウドファンディングを発起しました。
クラウドファンディングサイト「READYFOR」でスタートした「【親子を応援】病児保育の紹介ビデオを作り、働く父母に届けたい!」応援コメントには、以前病児保育に支えられた親御さん、病児保育事業をおこなうNPOの方から多くの応援が届いています。しかし病児保育の現状として、「どんな場所かわからない」「病気の子どもを預けるなんて無責任だ」。といった声があり、利用に至る第一歩、そのキッカケが掴めない親御さんも少なくないといいます。それでも、「家庭には、いろんな事情がある。だから、本当にツライ時には頼ってほしいんです。」と、西田さんは訴えます。
育児にはちょっと手厳しいところが、日本社会にはあって...育児しながら「ごめんなさい」ってお母さん謝ってばっかりなので!そのごめんなさい一つ二つでも減らせるような社会になってほしいなと。
子育てに対してすごく優しい社会ができたらもしかしたらその時、病児保育の役割が終わるのかもしれないんですけれども、堂々と楽しんで育児して頂けるような日本だといいなって思っています。
クラウドファンディング
「【親子を応援】病児保育の紹介ビデオを作り、働く父母に届けたい!」来週木曜(15日)まで支援を募っています。
そして、病児保育事業について。あなたのお住いの自治体にもあるかもしれません。あなたや友人、職場の方の 万が一の時、支えになってくれます。ぜひ「自治体名 病児保育」で検索してみてください。