今朝は、現在開催中のオンライン映画祭「WATCH 2022 WINTER」の取り組みに注目します。
先週の金曜日から今度の日曜(18日)まで おこなわれているイベント。サステナビリティ、気候変動を含む これからの暮らし方を映画を通して発信したいと、翻訳者を育成する学校「日本映像翻訳アカデミー」が企画しました。事前予約をすることで2本の映画を無料大きな特徴として、公開される映画の翻訳を学生が手掛けているんです。
どういった経緯でこの取組がスタートされたのか。日本映像翻訳アカデミー「WATCH」のチーフプロデューサー、桜井徹二さんに伺います。
弊社でですね以前からSDGsも含めた意識をもって活動を行ってきているというそもそもの経緯がありました。例えば難民映画祭というものがあってですね、そちらにも無料で字幕を提供したりとか、そういったCSR活動を幅広く行ってきているという前提がありまして。その中で我々社会人向けでの学校やってるんですけれども、その他にも、小学校から大学まで日本国内国外の学校ですね、での映像翻訳の指導なんかもこれまでやってきました。その中で学生といろいろやりとりをする中で、学生がやっぱりコロナの影響でいろいろな活動が制限されてしまってるということを直接見聞きしたりとか。あと、特に我々が接することの多い語学系の学生ってのがなかなかインターンの機会がないのということも、見聞きしておりまして、我々として何かできることという形で今回のイベントを企画することになりました。
学びたいのに学ぶ機会がない。そんな日本全国の学生たちがオンライン上に募りプロの翻訳家監修の元、字幕作成をおこない、海外の暮らし方、未来を見つめる人の生き方に触れました。
長編映画2本。80億人の天使たち ~地球と人類の未来~世界的な人口増加で環境負荷が起こっているが、いかに乗り越えるか。フォレスト・フォー・ザ・ツリーズ ~植樹者たちの物語~カナダで植樹する人たちのコミュニティに焦点をあてた作品。植樹活動をしている人の悩み、葛藤を植樹行為を通じて打ち込む、そういった姿を描いた作品です。
地球が抱える課題の現実に触れ、学生たちも1日の過ごし方が変わっていった...。そんな声も桜井さんのもとには届いたといいます。
海外のものに触れる・海外のことを知る。あるいは海外に限らず世の中にはいろんな考え方いろんな人たちがいるってことを知るっていうのは本当に視野が広まりますし、それが自分の人生が豊かになるというと大げさかもしれませんがそういったことに、繋がってくると思うので、一つの映画作品かもしれませんけど、それによっていろんな物の見方、いろんな立場の人がいるってことをね、知ってもらうっていうのは私としてもすごくそうしてもらいたいと若者に対し思いますし、世の中いろんな人がいて、いろんな考え方があるなと経験をしてもらえたら嬉しいなと思ってます。
コロナをきっかけに色んな困難が生まれた一方で、これまでに出来なかったことにチャレンジすることができた。そんな学生の皆さんのアクションにも注目しながら、ぜひ映画祭、ご覧ください。
事前の申込みで鑑賞することができます。また、明日の夜には体験型字幕翻訳ワークショップも実施予定です。詳しくは「WATCH 2022 WINTER」オフィシャルサイトをチェックしてください。