今朝は、【NPO法人キャリアbase】の活動に注目します。団体が支援するのは、学校卒業後に就職を希望する高校生の皆さんです。

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中でも、通信制高校に通う皆さんは、不登校経験があったり、ヤングケアラーとして学業以外で頑張っている、など、様々なハンデキャップがあり、支援が必要なケースがあるといいます。こうした皆さんと 社会との架け橋になるため、キャリア教育支援をおこなっているのが、キャリアbaseです。

今年4月にはみんなの居場所として柏市内に居場所空間「ふらっぽ北柏」をオープンさせました。「ふらっぽ北柏」を立ち上げた背景についてキャリアbaseの代表、草場勇介さんに詳しく伺いました。

本来子どもたちって、何かしら自分も社会に出たいとか、こういう仕事がしたいとか、自分も何かしら社会の役に立ちたいっていう想いってやっぱりみんな持ってるんですよね。ただ、怖いっていう感情がそれを上回ってしまってるっていうのが現状かなっていう風に思います。子どもたちの言葉で言うと、「どうせ僕なんか」「どうせ私なんかダメなんだ」とか「必要とされてないんだ」っていうような感情を抱くことが結構多いんですよね。これは当然、子どもたちはいろんな体験を通してそういう感情になってしまってるっていう現状があるんですけれども、その言葉自体聞いていて、「いや、そんなことないよ」って言っていきたいんですけども、子どもたちって、「いやいや、先生はそう言うけど、実際はこうだよ」っていうことがやっぱり多いです。なので、ある意味で時間をかけて社会との繋がりだったりとか、または、1つずつ人間関係の中で自信を持っていくことでしか解決ができないのかなという風に思ってですね。そういった意味では、この居場所のような、いつでも来ていいよ、またいつでも戻ってきてもいいよっていう場所が子どもたちにとっては大事なのかなっていう風に思います。

子どもたちが孤立しないよう、社会とつながるキッカケを作りたい。そんな想いからスタートした「ふらっぽ北柏」。オープンから5ヶ月。今では50名ほどの子どもたちが「居場所」としてこの空間を活用してくれているといいます。

今の若者たちって、どちらかというと物が溢れる時代で、かつスマホの中で生きている子たちが結構多いんですよね。友達もスマホの中の方がひょっとしたらリアルよりも多かったりとか、顔も見たことのない友達が多分たくさんいる世代なのかなって思います。当然その中で開かれることも多いんですけれども残念ながら、今の社会でインターネット空間の中で良いことも悪いことも両方起きているっていう現状があるんですよね。で、そういう風になった時にバーチャルでも大丈夫なんですけれども、地域に、実際に体温を感じながら相談できる相手がいるとか、人の体温を感じながら安心を持てる環境があるっていうのは、今の子どもたちにこそ必要なのかなって思っています。そういった意味では、我々はNPOとしてやってますので、まずは我々だったら、通信制高校の生徒たちですとか、今我々が拠点にしている千葉県の柏近辺の子たちにそういったものが届けられればと思いますし、また同じような活動が日本中に広がっていって、今の高校生たちが社会に出づらいと思ってる環境が少しでも改善されていくような社会になっていけばと思っています。

一歩踏み出す勇気がほしい。そんな子どもたちも柏市外から足を運んでくれるといいます。いまラジオを聞いて、「繋がりたい」、と考えた皆さん。ぜひWEBサイトへアクセス!!

【NPO法人キャリアbase】