今朝は、子どもたちの教育に関する支援をおこなう【認定NPO法人カタリバ】が運営するプロジェクト「みんなのルールメイキング」に注目します!
みんなのルールメイキングというものはですね、学校の校則というものを題材、スタートにしながら取り組んでいるものになっております。この校則、ルールに関わる多様な関係者、生徒の皆さんもそうですし、先生方、そして場合によっては地域の皆さんとか保護者の皆さん、いろんな多様な関係者にとって、より良い校則ルールっていうものに見直していこうってことをしているような取り組みになっています。で、この取り組み自体は、やはり校則って言われると、どう変わったのっていうところにすごく注目されるかなと思っているんですが、どう変わったかってものももちろん大切なんですが、その変えていくというプロセスの中でいろんな意見に出会ったりとか、合意形成の難しさ、でもそこを乗り越えていくような経験、そして自分たちの学校に関することを自分たちで変えられるんだっていうような手応えをみんなに持ってもらうってことを大切にしながら取り組んでいる事業になっています。
お話は、「みんなのルールメイキング」の事業リーダー、山本晃史さんです。学校が歩んできた歴史の中で制定された校則。しかし、今の時代には則さないようなルールがあって報道・話題になること、、、ありますよね。そんな校則(ルール)を学校に通う生徒たち主導で変えていく!対話しながら、生徒主体の学校をつくろう!というプロジェクトが、「みんなのルールメイキング」です。取り組みは、課題設定/情報収集・分析/そして提案・見直しの3つの段階で構成されます。
プロジェクトに参加する子どもたちは年齢、立場が違う人達の意見を取り入れながらみんなが納得する落とし所を考え、会話の大切さ。合意形成の難しさを学んでいきます...。
2019年からスタートしたこちらのアクション。いま全国に広がりつつあります。今年には 地域の民主主義向上に貢献した取り組みを表彰する「第18回マニフェスト大賞」優秀賞を受賞しています。
例えばですけど、いわゆる18歳意識調査っていうものが世界と比較しながら取られていたときに、日本の若者たちの特徴として、自分たちでこの社会を変えられると思うかっていうような数字が諸外国に比べて低かったりするってのがあったりします。これって子どもたちに問題があるというよりかは、やっぱそう思わざるを得ない環境があったりするってのが背景なのかなという風に思っていた時に、学校ってものに入った時に当たり前にあるいろんなものについて、なかなか疑問とか、そこについて変えられるっていう気持ちを持ちにくいっていうのは、実際問題あるかなと思っています。ルールメーキングを始める子たちも「校則に関わっていいの?」「変えていいの?」みたいなところからどんどん主体的に取り組んでいるってことが始まってくるので、そうなった時に学校という、子どもたちにとって一番身近で生活時間の多い学校っていうもの自体を自分たちでも作れる場所なんだって思えると、じゃあ外に目を向けてみて、地域のことももしかしたらできるかもしれないし、社会ってものも、そのように捉えられるんじゃないかなってことも思いながら取り組んでいたりする。このルールメーキングってものを、現体験として持っている子たちが社会に出てった時に、その子が関心があることに出会った時に主体的に取り組んでいくってことが、どんどん増えていけるんじゃないかなみたいなことは、願いとともに感じているところです。
自分たちが暮らす社会は、変えることができる。その原体験を与えてくれる「みんなのルールメイキング」。より詳しい事例や、「私の学校でも取り入れたい!」という生徒・先生からの問い合わせは専用サイトからどうぞ。お話は【認定NPO法人カタリバ】「みんなのルールメイキング」山本晃史さんでした。ありがとうございました!