今朝は、江戸川区を中心に活動する【NPO法人らいおんはーと】の取り組みに注目します。
今から6年前、2018年1月に法人化した【らいおんはーと】ですが、その取り組みは、本当に多岐にわたります。団体の運営メンバーのおひとり、佐藤すずみさんに解説していただきました。
まず365日毎日やっている子ども食堂をメインとしていまして、あとは食事の前に週5の無料塾をやっていたりですとか、あと不登校児生徒のフリースクールと、1人親向けの食料配布。あとは、全中学生対象の高校相談会だったり、あと親と子の就労支援と、かなり結構幅広く、子ども食堂っていうにはくくれないところがすごいいっぱいあっていて、なんかうまいキャッチコピーないかなっていうので、なんか、"パワースポット"とか言って、私は模索しているんですけど(笑)
子どもたちにまつわる あらゆる支援をおこなっている!すごい!
お話に出た子ども食堂「365日子ども食堂・ぬくもりスペース『NUKUNUKU』」はその名前の通り、1年中子どもたちが立ち寄れる空間になっています。子ども食堂、というより、パワースポット!というお話が出ましたが、元々、佐藤さんもこの団体にサポートを受けたお一人。利用者の視点から、子ども食堂の必要性/重要性を実感されたことで運営に関わり始めたといいます。
シングルなんですよ、私が。産前産後うつで結構病んでる時期があって、仕事ももう「これはできないな」と思って、元々バリバリやっていたんですけども、そこが全然できなくなっちゃったことで自信も失ってまして、1年半ぐらいやばい時期があったんですけども。子ども食堂に来ることで、子どもが子どものお世話をしてくれて、すごく気も楽になったっていうところから、ここに週1で通い出したんですよね。そこで利用していて、すごくここの重要性っていうのも利用者だったので当事者としてもわかりますし、っていうところからスタッフになったっていう経緯があります。
私の場合は、ワンオペですごい辛かったので、子どもたちが赤ちゃんのお世話をするってことで、すごく気持ちが楽になって、育児って誰か頼っていいんだなって思ったんですよね。あと、他のお母さんからも、自分の子育てが100%正解ではないので、子育ての悩みを共有することで、自分の価値観、子どもの価値観も広がったっておっしゃっていただいたりですとか、あとは、家にいるだけではできない体験をいっぱいさせてもらえるので、「子どもたちにとっては第二のお家みたいに安心できる場所になりました。」ですとか、そういったお声をいただいています。
子ども食堂は、いろんな世帯、年齢の人々が集まるからこそ支え合うことができる場所、なんですね。さぁ、【らいおんはーと】ですが、今年はさらに活動を広げていく予定だとか。
まず3月に、特別支援学級といって障がい者だったり発達障がいを持っている子ども向けの進路と就労相談会を実施します。で、今後、子ども主体でお菓子会社との製品開発から、自分たちで作って販売までやるっていう、結構壮大なプロジェクトをやったりですとか、あとは、365日24時間の子ども食堂兼シェルターを設立したいっていうところを取り組んでいきたいなと思っています。
やっぱり、世の中的にもまだまだ『子ども食堂=貧困』っていうイメージがあるので、そこをライオンハートが、そのイメージっていうのを払拭していきたいなと思っています。今やっぱり核家族化とか、地域交流もすごく少なくなっている中で、みんなで子どもを育てるっていう意識と環境を作っていくっていうことをやっていきたいなと思っています。
地域で子どもを育てる、その拠点としての子ども食堂。子どもたちが享受できる体験の あらゆる格差をなくすため、今日も活動は続きます。【NPO法人らいおんはーと】、より詳しい取り組みは団体のウェブサイトをご覧ください。助けが必要なあなたも、ぜひ。お話は【NPO法人らいおんはーと】の運営メンバー、佐藤すずみさんでした。ありがとうございました!