今回は、沖縄県の古宇利島で営業している【海洋プラスチックアートFACTORY&SHOP TRUE BLUE】の活動に注目します。

お店に並んでいるのは、店名にもあるように 海を漂っていたゴミを使ったランプシェードやキーホルダーに、アクセサリー。...そう、お店は元々あるものに さらに価値を加えて生まれ変わらせる、アップサイクルを体験できるショップ、兼工房です。

さらにここでは ワークショップを通してこれらのアイテムを実際に作ることもできます。そして今回、TRUE BLUEが新たに製作を始めたアイテムがスタジオに届いているんですが、、、なんと、レコード盤です。TRUE BLUEの共同代表、玉村めぐみさんに詳しいお話をうかがいました!

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環境問題とかってちょっと難しかったり、関わりづらかったりするんですけど、それをより多くの人に広めていくためには、やっぱ可愛いとか楽しいっていうのが大事なので、この海洋プラスチックごみをアップサイクルしようっていう取り組みをやろうと思いました。で、「ちょっとこの海洋プラスチックからレコード作れるんじゃないか」っていう案が出たんですね。いきなりはちょっとなかなか難しかったんですけど、今すごい研究に研究を重ねて、ようやくちょっと形になってきたかなっていうところまできました。「海洋プラスチックごみからレコード作れるの!?」ってやっぱりすごい食いついていただく方が非常に多くて。「それかっこいいね!」っていう感じで海洋プラスチック問題にちょっと興味持ってくれたりとかもしてるので、海は世界を繋いでいるように、音楽っていうのも世界共通というか、国境はないと思ってるので、海のゴミをレコードにすることによって、もっと世界中の人がそういう環境問題に関心を寄せるきっかけになってくれたらいいなと思っています。

スタジオに届いたレコード盤...たくさんの海ごみの中から 使える素材だけを選別して今のこのカタチを形成できている、そうですが団体では この素材の特定を進めている最中だそう。実際に音楽を刻むことも できるようになってきたそうで将来的には アーティストとのコラボレーションやショップを訪れたお客さんの声を吹き込んだレコードを作ることができるかも!?と、日々研究を重ねているといいます。素敵なアイテムを通して海のゴミ問題を発信するTRUE BLUE。「アップサイクルが当たり前になる社会」をめざしてこれからも活動を続けていきたい!と玉村さんが意気込んでいます!

私がそもそも環境問題というものに元々興味が持てなかったタイプなんですね。実際に自分がこの活動をしてみて思うのが、ビーチクリーン1つとっても、ただのごみ拾いではなくて、「じゃあこの色を使ってこのアクセサリー作ろう」とか「この色を使ってこの素敵なランプシェード作ろう」ってなれば、もう素材の一部なんですよね。落ちてるゴミもゴミではなくて、素材集めみたいな感じでやったら宝探し感覚でものすごい楽しいですし、ゴミだったものが唯一無二の自分だけの作品になるって、体験に来ていただくお客様もすごい喜んでくれるし、 出来上がりがめちゃめちゃ可愛いので、これをきっかけに「こういう感じだったら、ちょっと海綺麗にすることに対して興味持ってみようかな」とか、帰り1つだけもうゴミ拾って帰ろうかなって思う人が増えたら、私はもっとこの世界って変わるんじゃないかなって思ってるので、あえて楽しいとかかわいいっていうのを全面に出してます。なんだったら、もう海で邪魔もの扱いというか、もうみんなから汚いって思われてるようなものが、そんな素敵な存在に生まれ変わるっていうのが、多分ゴミたちもびっくりしてると思います(笑)

沖縄県古宇利島で活動しているTRUE BLUE沖縄の思い出づくりに、訪ねてみてはいかがでしょう?

海洋プラスチックアートFACTORY&SHOP TRUE BLUE