今朝は、渋谷区本庁舎の15階、「スペース428(しぶや)」で開催中の【「見る・出会う・体験する はじめてのデフリンピック in 渋谷」】に注目します。

デフリンピック...。知っていますか?これは「デフスポーツ」と呼ばれるスポーツ分野の世界大会で、来年 東京で開催が決まっているんですが、両方とも、なかなか聞き慣れませんよね。

詳しい解説を、渋谷区 学びとスポーツ課鈴木友音さんに詳しくお聞きしました。

デフスポーツは耳の聞こえにくい、聞こえないアスリートのスポーツになります。まず特徴としては「音のない世界でスポーツができるように」ということで、目に見えるような情報保証があるのが特徴です。例えば陸上とか水泳ではスタートランプといって発射音のピストル音の代わりに足元にライトを置いて『赤、黄色、緑』、緑になるとスタートしますよっていうような形で選手に伝えるようなものを導入しています。デフリンピックは耳が聞こえにくい・聞こえないアスリートの世界大会ということで、1番大きな大会になります。実は来年のデフリンピックの会場に渋谷区内の会場が選ばれています。東京体育館で開会式、閉会式、あとデフ卓球が行われます。なので、デフリンピックを盛り上げていこうということで今回事業を開始しました。

このデフスポーツの周知イベントとして開催されているのが、「はじめてのデフリンピック in 渋谷」!なんですね!会場ではデフリンピック 100年の歴史から競技の紹介のほか聞こえる/聞こえないに関わらない、スムーズなコミュニケーションを手助けしてくれるデジタルデバイスの体験コーナーが設置されています。

音のない世界で生きているデフアスリートって、そんなに音のある世界の人たちと関わりがあんまりないっていうことをおっしゃっていただきました。確かに私も耳の聞こえない人・聞こえにくい人とあんまり喋った経験がなくて。お互いの世界を知るところから始めるんだなっていうところで、普段の生活だったりとか、スポーツをやるところだったりとか、その注目するポイントも全く違ったので、本当に1から手探りで展示の内容を決めていくっていうような形でした。

常設展は12月9日までの平日、会場でいつでも体験できます。そして12月7日(土曜日)には、僕も登壇します、「デフリンピック、手話で応援! 初めての手話に触れてみよう」というステージイベントを展開。

デフサッカー選手の河野翔さんとデフビーチバレーボール選手大塚一乃さんをお迎えしてお話をうかがっていきます。

お越しいただくお2人の選手が例えば世界大会とかに行かれた時に、手話とかは各国で違う言語として、アメリカ手話、韓国手話っていうような形でいろんな手話があるんですけれども「そもそも自分たちはコミュニケーションを頑張って取ろうと普段からしているから外国に行ってもハードルを高く感じない」っていうことをおっしゃっていました。手話だけじゃなくてコミュニケーションを取ろうとする力だったり、どうやってその人に伝えようっていうことが改めて分かるようなトークイベントになっているので、すごく勉強になるかなと思っています。本当にアスリートとお話していると、これができないんじゃなくて、こうやって工夫すればやっているっていうような形のプラスプラスの前向きなコミュニケーションの取り方を教えていただくことがすごく多くて。本当に触れていて私自身も気づきになることが多くて、今回のトークショーをすごく楽しみにしています。

「~デフリンピック、手話で応援!~初めての手話に触れてみよう」。12月7日(土曜日)の開催です。どなたでも参加可能ですが、事前登録が必要になります。関心をお持ちの方、ぜひエントリーを。そして、はじめてのデフリンピック in 渋谷への来場も、ぜひ!