今日、1月17日は世界的なアーティストであり、J-WAVEナビゲーターでもあった坂本龍一さんの生誕日です。今朝は、その坂本龍一さんが東日本大震災発生後に立ち上げた団体【東北ユースオーケストラ】の活動に注目します。

東北ユースオーケストラは、これまでは心の復興だったり、震災の記憶と教訓を伝える、そして世界に通用する音楽家の育成、輩出を支援するっていう目的のもと活動していて、坂本監督が亡くなられた後からは音楽を通して3.11の今を伝え、未だ深い傷跡が残る現実を風化させないとか、坂本龍一監督の創造性を後世に伝承するとか、被災地の子どもとつながり、音楽を通じた支援を行うっていう目的のもと毎年1回の定期演奏会とか団員が中心となって開催する有志演奏活動っていうのを行っている団体になります。基本的にはその年の3月に演奏会が行われていて、その年の集大成を皆様にお出しするっていう形になるんですかね...被災地になったけど、そこで若者が生き抜いてきたみたいなストーリーみたいなものも後世につないでいけたらな、なんて思っています。

お話は、東北ユースオーケストラのキャプテン、海津洸太さんです。音楽を通し、東北を支援したいと考えた坂本さん。被災して壊れた楽器を修復するプロジェクトを立ち上げ、およそ2000の楽器を修理しました。このプロジェクトをきっかけに2015年に団員を公募・スタートしたのが、「東北ユースオーケストラ」。

東北、、、被災地の子どもたちに家でも、学校でもない居場所を 音楽を通し、生み出してきました。2023年。坂本龍一さんが亡くなったあともその居場所には、多くの仲間が集っています。被災地へ、音楽を通して寄り添う...。その「想い」を次世代に繋げていくために、海津さんは団体の新たな指標を掲げました。その言葉が、「支えられるから、支えるへ。」

去年、その団員が中心になってやる有志演奏会っていうのを宮城県の気仙沼っていうところでやったんですよ。その時、去年の2月だったんで能登半島地震が起きていたんですよ。それで、その演奏会で募金を募ろうっていう話になって、募金箱を置いて募金をしていたわけなんですけど、当時、東日本大震災で支援されていた側の気仙沼の人たちが募金してくれたわけなんですよね。それを見て、なんか東北ユースオーケストラもこれまで坂本さんが、多分、東北の子どもたちを支援するためにみたいな感じで活動が始まったと思うんですけど、このままで東北ユースオーケストラっていいのかなみたいなこと考えた時にコンセプトというか、標語を掲げて活動をまた始めたっていう感じで。結構、音楽を軸として、地域とか世代を超えた繋がりっていうのを広げて、例えば被災地に希望を与えるとか、音楽を純粋に楽しめる世の中っていうのを作るために、東北ユースオーケストラの活動が繋がればななんては思っています。...ちょっと坂本さん的には音楽の力っていうのはちょっとご法度なんですけど(笑)僕は音楽だったら可能なんじゃないかなっては思っています。

被災地に寄り添い、それぞれの居場所を生み出す東北ユースオーケストラ。今年、東京で定期演奏会を実施します。3月21日(金曜日)、サントリーホール 大ホールでコンサートです。詳しい情報は、東北ユースオーケストラのウェブサイトをご覧ください。

東北ユースオーケストラ

そして、坂本さんの想いをつなぐ音楽イベント...J-WAVEでも企画しています。「RADIO SAKAMOTO Uday」。

2月10日(月曜日)、渋谷のSpotify O-EAST、DUO MUSIC EXCHANGE、東間屋で開催です。こちらも合わせて、チェックお願いします。