今朝は、福岡県の久留米市を拠点に活動する【認定NPO法人 わたしと僕の夢】に注目していきます。
団体が取り組むのは、子どもたちの貧困問題について。*食事、教育、そして体験の機会の損失に繋がる 貧困の課題に対して無料の学習塾、こども食堂の運営を通し未来を諦めない、支え合いの社会の在り方を 発信し続けています。
そんな「わたしと僕の夢」は この卒業シーズンにとある クラウドファンディングを毎年立ち上げています。そのプロジェクトとは、、、「安心して高校生活を送ってほしい!新しい制服を準備する支援プロジェクト」。
詳しいお話を「わたしと僕の夢」代表理事、佐藤有里子さんに伺いました。
学習支援をする中で、貧困が故に制服が買えない=進学を諦めている子どもたちがいたということに私たちも気が付きまして、毎年制服をどうしても買えない子どもたちにプレゼントしています。これは(子どもたちから)相談はありました。でも制服って今とても高いですし、私たちの団体の中でも制服をどうしても買えない子に買って差し上げるっていうのは、とても手が届かない支援っていうことで、なかなかできていませんでした。ですけれども、クラウドファンディングっていう手法を使って子どもたちに届けたところ本当にもう喜んで勉強して、感謝して学校に行っている状況ですので、今年も頑張ってやっています。今まで50名ほど支援していると思います。それでも去年は夏、暑い時に冬服で高校に行っている子がいるっていうのがわかりまして、途中でまたサポートした事例もございますので、支援が全てこれで行き届いてるとは思わないんですけれども、、、できるだけのことはサポートしていきたいと思っています。
団体の調査では、カバンや体操服などを含む制服代の総額は13万6000円...。大きな負担です。このお金の問題がクリアできず、どれだけ学習意欲が高くても高校入学が叶わないケースが見受けられた‥...悔しい想いを子どもたちも、団体のみなさんもしてきたわけですね。そんな子どもたちの助けになればと 4年前からスタートしたクラウドファンディング。毎年、全国から温かい支援が集まるといいます。