今朝は、【認定NPO法人子ども支援センターつなっぐ】の活動に注目していきます。
団体が支援するのは...、虐待・性暴力...さまざまな事情で心に傷を負った子どもたちです。
法的支援、教育、そして心のケア。
被害を受けた子どもを支援するワンストップセンターとして再び子どもたちが 自分自身らしく生活が送れるように、日々 活動を続けています。
「つなっぐ」には 子どもたちを支えるプロフェッショナルが各地から集まっていますが、その中には、、、ワンちゃんも居るんですね。
アメリカの「コートハウス・ファシリティドッグ」=子どもたちに寄り添う犬 の取り組みを参考にした付添犬、と呼ばれるワンちゃんです。
彼らが子どもたちに与える影響について。【子ども支援センターつなっぐ】の理事、山本真理子さんに伺いました。
付添犬は、虐待などの被害を受けた子どもが、自分が受けた出来事について司法関係者や医療従事者といった大人にお話をする際に、安心してお話ができるようにサポートする犬なんですね。事情聴取や裁判などで話をすることというのは子どもにとって被害の再体験にもなるということで、2次被害を受けないように精神的な負担軽減をするということも付き添い系の大切な役割になっています。(付添犬については)アメリカの方でいくつかの研究が行われています。実際にファシリティドックが導入された場合の方が、いなかった場合よりもより血圧が低いといった子どもへの負担が軽減されている。また高年齢であったり、より重い被害を証言しなければいけないお子さんに対しての効果がより強いということが報告されています。
被害を語ることが「負の記憶」にならないようにする。。。
お話があった効果のほか、面識のない大人と話すことへの不安を軽減させてくれる効果も期待できる、という付添犬。ですが、日本では まだ関東と東海地方。合計12頭しか活躍できていない、というのが現状です。
というのも、心に傷を負った子どもたちをワンストップで支援する、、、こうした施設は日本では【つなっぐ】を含め、2件しかない、そうなんですね。
「求められる支え」、ではありますが、導入できる場所が ごく限られてしまっている、といいます。
「子どもたちの支援に意識を向けること。」
それが、付添犬が より活躍できる未来、そして、子どもたちの笑顔につながると 山本さんは続けます。
まずは付添犬やその子どもの置かれた現状を知っていただくというところからスタートしていただくと良いのかもしれないですね。例えば、つなっぐではボランティアさんであったりとか、あと寄付を募らせていただいているということもありますので、是非この付添犬の取り組みやつなっぐの様々な支援の事業に共感をいただけましたら、そういった支援をしていただくということも大変ありがたいですし、あとは、付添犬という犬が様々な場所で活躍するにあたって犬を受け入れてくださるっていう社会の理解というのも必要になってきます。付添犬が活躍する場面・場所ですね。児童相談所や警察や検察というところではなかなか立ち入らない方も多いと思うんですけれども、そういった働く犬を社会で受け入れるっていうような意識も持っていただけると、付添犬が社会で活躍しやすくなるのかなという風に思います。
ゆくゆくは虐待や、性暴力などで傷つく子どもがいなくなる未来を見つめて活動する【子ども支援センターつなっぐ】。
オフィシャルサイトには、私たちができる支援のヒントが詰まっています。ぜひチェックを。