突然ですが、皆さん、ご自宅では、どんなメディアで、エンターテイメント楽しんでいますか?Netflix、Amazon Prime Video、U-NEXTなどの動画配信サービスから、ABEMA、そしてBS、CS放送、地上波テレビとありますが、このほど、 日本初上陸を果たしたのが、「FASTチャンネル」。北米で大人気というこの「FAST」、Free Ad-supported Streaming Television、略してFAST。

今日は、この新たなサービスについてBBM株式会社 サービス企画部ディレクターの當麻さんにお話を事前に伺います。

JK: 日本初上陸の新サービス「FASTチャンネル」ですが、まずは、このFAST Free Ad-supported Streaming Television(無料広告型ストリーミングテレビ)とはどんなものか、教えてください。

當麻さん:こちらは番組のコンテンツを探す手間を極力なくし、ジャンル特化型の番組編成で自分の好きなジャンルの番組を楽しめる、従来の総合放送のような広告付き無料の配信サービスのことになります。

いわゆるスマートTVのような形で、デバイスをテレビに差し込んでいただいて、従来のスマートTVの画面が現れている中のオプションとしてFASTというものが新たに作られるようなイメージになります。ジャンルとして今現状で10チャンネル10ジャンルがあるんですけれども、そのジャンルにカーソル合わせていただくとそのチャンネルの動画が延々と流れ続けるような視聴体験となっております。

JK:これまでの視聴体験とはどう違うのでしょうか?

當麻さん:視聴体験の特徴として、いわゆるネットフリックスなどの有料のコンテンツは目当てのコンテンツを選んで視聴するものでしたが、FASTは例えば本を読みながら動画を流しておくとか、ご飯の時にとりあえずテレビをつけておく、といったBGMならぬBGV的にながら視聴を前提とした視聴形態となります。

JK:となります普通のテレビとは違う? ABEMAのような形態ということでしょうか?北米では大人気のようですね! この4、5年で急成長!Roku Channnelの利用者数は、1億2000万人以上! その人気の秘密は?

當麻さん:無料で多種多様なコンテンツが視聴できる点ももちろんですが、視聴者は既存のデバイスで簡単にアクセスできて、ケーブルテレビからの代替手段を求める傾向も影響しているかなと思います。さらに高速インターネットとストリーミング技術の高品質な視聴体験が組み合わさることで急成長の要因となってるのかなというふうに考えております。

JK:数多くある配信サービスではコンテンツを抱え込むこと、ここでしか見れないことが売りになっていますが、このFASTは対極にあるわけですよね?

當麻さん:はい、すでにYouTubeなどで配信されているものかつそのコンテンツの権利を持ってる方々がこちらで二次利用という形で配信しているようなモデルとなってます。我々は、あくまでもその仕組みを提供している立場で、チャンネルキュレーターと言われるチャンネルを運営される会社がコンテンツを提供していく形となります。

JK:チャンネルは、今後、その数もどんどん増えていくわけですよね?

當麻さん:2024年度中に追加で20チャンネルを増やしていきたいと思っています。韓国ジャンルなどを検討していますが、趣味の数だけチャンネルがあり得ると思っています。

今朝は、日本初上陸を果たした新サービス、ストリーミングテレビ「FAST」についてBBM株式会社 サービス企画部ディレクターの當麻たかゆきさんにお話を伺いました。

*BGMならぬBGV、という視聴形態。タイパ時代と言われますが、番組、コンテンツを「選択する」という手間がないことから人気というFAST。ながら視聴の時代、日本にも浸透するのでしょうか。日本でのサービススタートは 8月20日の 予定です