さあ、今日からスタートした「防災週間」に合わせて、防災キャンペーン「STAY READY WITH J-WAVE~安全な未来のために」と題したキャンペーンを展開中のJ-WAVE。

そこで、この時間は、ペット避難にまつわる取り組みにフォーカスします。これまでにも問題となってきた被災時のペットのケア。多くの避難所で、ペットの居場所がなく、車内避難や、自宅での生活を送る方が多く見られてきました。今日は、そんなペットの避難にまつわる活動を行っている歌手の伍代夏子さんにお話を伺いました。

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伍代夏子さん、今日はありがとうございます! 伍代さんが発足させた「りく・なつ同室避難推進プロジェクト」こちらはどんな活動なのでしょうか?

これは「りく」というのは私の愛犬の名前、で、「なつ」は私の名前から付けさせていただいたんですが、有事に備えて人とペットが安心して一緒に、特に「同じ部屋」ということにすごく重きを置いてるんですけども、同じ部屋に避難できる社会を作ろうというプロジェクトです。

*伍代さんが立ち上げられたきっかけは?

復興支援にも力を入れてまして、いろんなお話を見たり聞いたりするんですけれども、やっぱり避難所に入れなくて自宅に戻って被災された話を聞いたり、東日本大震災の時にも避難所に入れないから自分だけ避難したくないっていう飼い主さんが多くて、危険な目に遭われたり、病気になってしまったりというのを目にして、そういうことでいいんだろうかと思ったのがまあきっかけですね。

*実際に1月の能登半島地震後のペット避難の状況も視察されたそうですが、どんな状況でしたか?

まだ発足から一年足らずなんですけど、あまり取り合ってはいただけない中で、今回の能登の避難所においては自治会が協力しあってこちらはペットと一緒でいいんじゃないっていうようなところをあの作っていたりとか、やっていらっしゃいました。

本来、そのシステムを自治体の方で作れないものかと思って運動してるわけなんですが、能登では、ワンちゃんたちを支援する団体も入ってたりしたので結構うまくいってたんですけど、やっぱりそういう決まりがあるととても私たちは飼い主としては嬉しいかなと思って力入れて行きたいですねで。

*ペットとの避難にも、色々種類があると言うことで、教えてください。(同行避難、同伴避難、同室避難)

はい、同室避難が本当に理想なんですけれども、それに至らなくても、同行避難は、現在も、してもいいですよってガイドラインがあって、ただその人が入るお部屋とは別々ですよっていう決まりなんですね。だからペットはペットだけでペットホテルのようにケージが並べられてて・・・でも隣の子もなかよしとは限らないじゃないですか、それでもまあありがたいんですがそれをまた一歩進んで同室、飼い主さんと同じあのテントの中とかこう区切られたダンボールでも、おうちにいるまんま一緒にいられるようにできませんかと言う訴えなんです。

*現在までの活動の手応えは?

この一年弱ぐらいのところで結構協力的なお声を頂いたりはありますし、社会問題にも段々なってきていますし、皆さんが考えなきゃいけないんじゃないかって思ってくださっているのも嬉しいんですが、まあ、なかなかポンポンポンとは進まないですね。

やはりそのアレルギーの人もいるしペットが嫌いな人もいるし、匂いが嫌だっていう人もいるだろうし、そういう人たちの方が多数ではないのかということで進まないんでしょうけど、その分けてもらえれば済む話なんですね。

ただ場所の問題もあるので、簡単にはいえないのかもしれないですけど・・・まず前提にこういうニーズがあるんだっていうことでデザインしてほしいです。

*このプロジェクトが目指すところは?

目指すところはやはりですねもう全世界の人がその家族と一緒に避難するのは当たり前のことと思っていただきたいです。その家族というのはあのペットも含むいうことですねやっぱりあのお子さんやおじいちゃんやおばあちゃんやみんな一家で非難してでおじいちゃんはあっちの部屋ねじゃあこの子は鳴くからこっちの部屋ねってされたら嫌じゃないですか、それと同じようにそこにペットも考えてほしいなあと思いますそれが当たり前になるそんな社会をちょっと夢見てます。

今朝は、「りく・なつ同室避難推進プロジェクト」のアンバサダーを務める伍代夏子さんとお電話を繋ぎました。有事の際にペットが人と同室に避難できる社会を目指して、啓蒙活動や自治体への働きかけなどを行っている「りく・なつ同室避難推進プロジェクト」ペット大国と言われる日本、昨年の犬猫の飼育頭数は、およそ1590万頭。5世帯に1世帯近くがペットを飼育している計算になりますが、いざという時にも、ペットフレンドリーな社会が求められるところ・・・