突然ですが、みなさん、字、綺麗ですか?

最近は、手書きすることも少なくなったかと思いますが、芳名帳など、人前で自分の名前を書かなきゃならなかったり、ふとした手書きのメモに感動したり・・・直筆の文字って、人柄や性格、色々なものが表れる気がしませんか?

そんな中、最近、SNSで話題となっていたのが、「ギャル文字後遺症」という言葉。平成初期に女子高生の間で流行した「ギャル文字」・・・「丸文字」とも言われるそうなんですが、現在放送中の朝の連続テレビ小説でも登場して、話題となっています。

当時は、こぞってこの特徴的な文字を練習した方々も今や30代・・・社会人として、もっと綺麗な字を書きたい、と考える人が増えているそうなんです。

今日は、そんなギャル文字後遺症に悩む方のためにピッタリというノートを販売されているコクヨ株式会社のグローバルステイショナリー事業本部広報担当、佐藤祐子さんにお話を伺います。

*文房具メーカー大手のコクヨでは、かなりの数のノートを販売されているそうですが、現在、どれくらいの種類があるのでしょうか?現在は、600種類ほどです。その中で、「ギャル文字後遺症」の方におすすめのノートがあるそうですが、どんなノートなんでしょう?

このノートは書道家の大江静芳先生とご一緒させてもらって監修していただいた、大人の方が美文字を目指して使えるペン字練習帳というノートっていうものになります。

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*そもそも「ギャル文字後遺症」とは?やはりなかなか癖が抜けない?

「ギャル文字後遺症」というのは、そもそも「平成ギャル」と言って、1990年代後半ぐらいから「アムラー」などに代表されるような当時流行った女子高生文化があり、その女の子たちが、使っていたのが「ギャル文字」。結構憧れて練習した世代がいて、地域によっても文化がいろいろ違うところもあるようですが、そのギャル文字を大人になった今でもついつい使ってしまっていると。そのことをですね一部の方が「後遺症」と呼んで悩んでいるというような声が散見されたので、そちらを「ギャル文字後遺症」というふうに呼ばせてもらってます。

*この大江静芳先生の「ペン字練習帳」、実際にこちらにもあるんですが、どういった経緯から開発されたものなのでしょうか?

人生百年時代と呼ばれる中で、生涯教育やリカレント教育など、大人の学びに注目をしていました。その中で通信教育などで人気講座のランキングを見ても、まずペン習字が挙がっていて、綺麗に字が書きたいというと要望があるんだなというところが分かっていました。で、さらにインスタグラムですとかYouTubeできれいな字の方が、自分の字を撮影して紹介する動画も非常に人気が高かったので、私たちとしても大人の学びの入り口として「ペン字」に注目をしていました。

そんな中、実際にペン字を練習してる人を調査したところ実は使っているノートが小学生とか中学生とかが文字を練習する学習帳を使っているということが見えてきまして、大江先生との出会いもあって開発がスタートしたんです。

*このノートの使い方、ギャル文字後遺症に悩む方へのおすすめの使い方がありましたら教えてください。

このノートのマスが2個ドットが置かれていて、1マスを3分割されたドットになっています。これによって、へんとつくりを1対1、とか2対2などの比率で書くことができるので、自然と文字のバランスをうまく整えてきれいな字が書きやすくなっています。

20241122f04.jpg*ちなみに、ギャル文字として特徴的な字というと?他にも、ギャル文字後遺症を治すためのアイデア、ありましたら教えてください。

大人の方はやる気を維持することがすごく難しいと思うので、例えば文具からちょっとこだわってみてはいかがでしょう?カラフルなボールペンがあったり、ぶれたりしないっていうところが一つ特徴のものとかあとはコクヨWPというちょっと高級なラインの筆記具などを使うことで、トメやはらいを意識して、美しい文字が書けると思います。

書き心地がスムースなのも美文字への秘訣となっているようです。何歳からでも遅くないリカレント教育としても美文字の練習、おすすめです。