今朝はヨーロッパ「アンドラ公国」です。

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スペインとフランスの国境にあるピレネー山脈、その盆地にある小さな国です。日本の横浜市より少し広いくらいの面積に、およそ8万人の人々が暮らします。13世紀後半からキリスト教司祭やフランス大統領によって統治されてきましたが、1993年に独立国家となり、国際社会から承認されました。アンドラ公国の首都「アンドラ・ラ・ベリャ」の近郊には世界遺産に登録された「マドリウ・ペラフィタ・クラロ渓谷」があります。氷河や美しい湖、石造りの集落や牧草地などが点在し、長い間営まれてきた、大自然の中での暮らしを垣間見ることができます。トレッキングやスキーのリゾート、またスペイン・バルセロナからの日帰り観光の場所として、ポピュラーな観光地です。

●アンドラの料理はスペインの影響を受けています

アンドラ公国の公用語は「カタルーニャ語」。住民もフランスよりスペイン系の人々が多いため、食文化もスペイン・カタルーニャ地方のものに近いようです。ハムやジビエなど、山間部ならではの保存食、また、キノコや ちぢみキャベツなどがよく食卓に並びます。

朝の定番といえば「ボカデイーヨ」。

フランスパンのバケットに具材をはさんだサンドイッチです。バゲットを縦半分に切って内側を焼き、軽くこがしてから具材をはさんでいただきます。トマトをパンにこすりつけて、その上にオリーブオイルをたらします。現地では、バターやマーガリンなどをあまり使わず、オリーブオイルをたくさん使うところが、フランスの「バケットのサンドイッチ」とは違うポイントです。濃いめのコーヒーと一緒にどうぞ。