今朝はボルネオ島にあるブルネイ・ダルサラーム国です。

20200403morning.jpg

世界で3番目の大きさの島「ボルネオ島」、その中にある小さな国です。日本の三重県と同じくらいの国土に、およそ42万人が暮らしています。そんなブルネイの首都「バンダル・スリ・ブガワン」には、「カンポン・アイール」という水上集落があります。ブルネイ川の上に建物が建てられており、人々は家と家の間に延びた橋やボートで移動します。電気や水道などインフラももちろん来ていて、学校や消防署なども水上集落にあります。この水上集落は数百年以上前から続いており、3万人以上が日常生活を送る「住宅街」です。

●ブルネイの地方料理は「バンブーチキン」です。

ブルネイのとある地方に住む民族の間では、 竹筒を調理道具として料理を作ります。その中で代表的なものが「バンブーチキン」。塩や調味料、トロピカルフルーツの「タマリンド」などで味付けした鶏肉とタマネギを竹筒の中に詰め、丸めた葉っぱで蓋をします。その食材が入った竹筒を火の中にくべ、時々ぐるぐると転がして、30分以上蒸し焼きにして調理したらできあがり。蓋を取ってお皿にそのまま鶏肉を盛りつけます。つけあわせにするごはんは、長いタイ米のようなもち米を、水とココナッツパウダーを入れ、炊き上げます。それを「バンブーチキン」と一緒によそいます。ピリ辛のソースの「サンバル」で味を調整するのが一般的。

朝はローズシロップを牛乳にとかした「バンダンジュース」といっしょにいただきましょう。