今朝は西アフリカ・ベナン共和国です。

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アフリカ大陸の西側にあって、国土は日本のおよそ1/3の広さ。南北に長く4つの国と国境を接し、南部はギニア湾に面しています。17世紀には海岸沿いに都市国家が栄えましたが、そのうちの一つが港町のウィダーです。
原始的な民間信仰であるブードゥー教の聖地で、アフリカの奴隷貿易の拠点としての史跡も残っています。ブードゥーの神々がまつられているとされる森や、神聖な生き物としてあがめられるニシキヘビがいる寺院が観光名所。ここでは、長くて大きなヘビをからだに巻き付けて写真をとることができます。

そして毎年1月には、亡くなった人の魂が現世に帰ってくるというお祭りが行われ、海岸では朝早くから太鼓の音が響きます。色鮮やかな衣装を頭からすっぽりとかぶった「先祖の霊」が、踊りながら登場するのがクライマックスだそうです。

●軽食の露店では「ドーナッツ」をいただきます。

ベナンでは「ドーナツ」は一般的な朝ごはんです。素材や味のバリエーションはさまざまですが、いずれも小麦粉ではなく、インゲン豆やヤム芋などをすりつぶした粉で作るのが一般的なようです。

鍋を炭火にかけ、油をいっぱい使って揚げます。
ベナン国内のどの地域でも、屋台の定番メニューとして売られています。中でも最もポピュラーなのが、丸くてほんのり甘い「ドコ」というドーナツ。表面はカリッとしていて、中がふんわりしているのが特徴です。他にも、生地にパイナップル・ジュースをこね合わせて揚げたものや、魚がはいった、平べったい総菜パンのようなものもあります。好きなドーナツを選んで、砕いたトウモロコシの粉から作ったスープと一緒にどうぞ。

今朝は西アフリカ、ベナンの「ドーナッツ」でした。
「アタ」と呼ばれる、沖縄のサーターアンタギーのような形で、トウガラシのきいた辛味のソースをつけて食べるドーナツもあるということです。