今朝は東アフリカのケニアから。朝ごはんの定番の揚げパン「マンダジ」についてご紹介します。
今朝ケニア共和国です。
アフリカ大陸の東側に位置し、日本の1.5倍ほどの国土に、5000万人ほどが暮らす、赤道直下の国です。暑いイメージがありますが、インド洋に面した地域以外は、標高1500m以上という高地に都市があるため、気温は日本の夏ほど高くなく、朝晩は夏服では寒いほどです。
そんなケニアで近年世界トップレベルの強さを誇るのが、マラソンです。世界記録を持つ、エリウド・キプチョゲ選手の活躍などで知られます。マラソンの聖地として有名なのが、首都・ナイロビから飛行機で1時間、そこからさらに車で1時間ほどの場所にあるイテンという町。多くのヨーロッパの選手が訪れ、ケニア式のトレーニングを実践します。
「キャンプ」と呼ばれる練習拠点があちこちにあって、起伏の激しい丘や林の中、舗装されていない道路を、大人数のランナーが 競い合うようにして走るのがケニア式。日差しがきつくなる前、朝早くから練習がくりひろげられます。
●ケニアの朝ごはんは「マンダジ」という「揚げパン」です
ケニアが発祥といわれ、今では東アフリカの朝食やおやつに欠かせないのが、「マンダジ」という「揚げパン」。小麦粉とドライイーストをココナッツミルクでこねて生地を作り、カルダモンや少量の砂糖を加えて油で揚げます。ティータイムには甘くした「マンダジ」をお菓子として、晩ごはんにはパン替わりにいただきます。
外側はカリッときつね色で、中身はもちもちとしているのが特徴。その味はいくらでも食べられるほど後をひく美味しさです。砂糖がたっぷりとはいったお茶のチャイとともにどうぞ...。
今朝はケニア共和国の「マンダジ」をご紹介しました。
中が空洞になっているのですが、地元の人々は両手でパン!と潰して、平らにして食べるのだそうです。