今朝は群馬県の伊香保温泉から。お寺にお参りする人々によって知られるようになった「水沢うどん」についてご紹介します。
今朝は群馬県のほぼ中央に位置する渋川市です。榛名山の中腹、標高およそ700メートルにあるのが「伊香保温泉」。鎌倉時代以前の書物にも記されている歴史ある温泉です。
石段の両側に旅館や土産物屋などが並ぶ「石段街」とも呼ばれる佇まいの温泉街。その温泉街の手前にあるのが「水澤寺」です。ここは坂東三十三カ所の札所で、十一面千手観音が祀られ、多くの参詣客が訪れます。
●「水澤寺」の名物料理は「水沢うどん」です
お寺に参拝する人々に向けて、「うどん」を出す店ができたのが「水沢うどん」の始まり。お寺に向かう坂道は、老舗の名店をはじめとして、たくさんの専門店が軒を連ねていて、「水沢うどん街道」と呼ばれています。
小麦粉と塩、そして「榛名山」の湧き水を使い、じっくりとこねて伸ばしてから寝かせた麺は、光が透き通って見えるほどの透明感で、つるりとした食感ながら、コシもあります。
そんな「水沢うどん」は、醤油やごまなどのつけ汁で食する、冷やしうどんが定番です。「水沢うどん街道」の店ではそれぞれ異なるレシピのうどんや、つけ汁が食べ比べられます。「榛名山」の名水と一緒にどうぞ。
今朝は群馬県渋川市の「水沢うどん」をご紹介しました。渋川市では ふるさと納税の返礼品にもなっているようです。