今朝は西アフリカの小さな国ガンビアから、オクラ中心のヘルシーな野菜スープ「スパカンジャ」についてご紹介します。

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今朝は西アフリカ、ガンビア共和国です。アフリカ大陸で最も小さな国で、面積は日本のおよそ35分の1。西側は大西洋に、それ以外の三方をセネガルに囲まれていて細長い国土の真ん中に大きなガンビア川が流れています。

15世紀の中ごろに、ポルトガルの商人がこの土地を発見、首都バンジュールを中心とした河口付近を交易拠点としました。アフリカ大陸の内陸部まで続くガンビア川では超大型船も行き交い、輸入自動車を中心に、今でも盛んに貿易が行われています。川にはマングローブが生い茂り、野生のサルも多く、数百種類の鳥を探すバードウォッチングも人気です。

ガンビア料理のスープは「スパカンジャ」

ガンビアでは煮込み料理をごはんの上にかけてワンプレートで食べるというのが最もポピュラーな食事スタイルです。また、ガンビアはかつてポルトガルの植民地だったため、ポルトガル料理の影響を受けています。そのうち、最も特徴的なのが野菜スープの「スパカンジャ」です。使われている主な食材はオクラで、スパイス、ブイヨン、パーム油などで煮込みます。オクラの粘り気が強く出るまで、クタクタに煮込むのが美味しさの決め手。ハイビスカスを煮出したジュースと一緒にどうぞ...。

 今朝はアフリカ大陸で最も小さな国ガンビアの野菜スープ「スパカンジャ」をご紹介しました。お味噌に似た発酵調味料の「ネテトゥ」で味を整えるのがポイントです。