This Week's Number is・・・53.2 

「53.2%」この数字は、首都圏の家賃10万円未満の不動産物件のうち敷金がいらない賃貸物件の割合です。

これは不動産情報サイトを運営する会社が、首都圏の1都3県の物件で「敷金ゼロ」の割合を調べたもので2018年は35.6%でしたが、去年は53.2%。大幅に伸びています。また10万円以上の物件についても「敷金ゼロ」は増加傾向にあります。10年以上前は「敷金が2カ月分、礼金2カ月分」が当たり前でしたが、敷金と礼金の額は、年々減少しています。調査した会社によると、初期コストを抑えることで、入居者にとって借りやすくしているのでは、と分析しています。

ただし、敷金をゼロにする代わりに、退去のときのクリーニング費を求める、というケースが増えているようです。こうした費用は、これまで、最初の敷金から清算していました。専門業者によるクリーニング費は、本来 貸主の負担だったんですが、最近の賃貸契約で、その費用を入居者負担とする例が多くなっている、ということ。予想外のコストが発生しないかどうか、契約時に確認する必要がありそうです。