This Week's Number is・・・28.3  

「28.3%」

この数字は、日本の1975年生まれの女性のうち、「生涯子どもがいない」という人の割合です。これはOECD(経済協力開発機構)が発表した報告によるものです。生涯子どもがいない1975年生まれの女性の割合で、日本はOECD加盟国の中で 最も高い28.3%でした。これは比較が可能な26カ国の平均、16.2%を大きく上回ります。

OECDの報告書では、出生率の維持に必要なこととして次のことを挙げています。それは、ジェンダー平等。そして、仕事と育児の公平な分担を進めること。

子育てに関する予算についても調査が行われていて、子ども・子育て関連予算の国内総生産に占める割合を見ると、日本は1.93%で、OECDの平均2.31%を下回っています。支援のうち、特に日本で少ないのは、児童手当などの「現金給付」。

OECDの報告書では、「若者が経済的に自立をすることが難しくなっている現状」も子どもを産まない選択の 原因の一つと指摘しています。