This Week's Number is・・・ 12.43

12.43%」

この数字は、今年8月末時点での、健康保険証の登録をしたマイナンバーカード=いわゆる「マイナ保険証」の利用率です。政府は12月2日に、従来の健康保険証の新規発行を終了し、マイナ保険証を基本とする仕組みへの移行を進めています。

ちなみに、8月末の時点で、マイナンバーカードを持っている人は、およそ9300万人。そのうち81%、およそ7500万人がマイナ保険証に登録済みです。しかし実際の利用率は12.43%。

利用率が低い背景には、こんな背景もあるようです。全国保険医団体連合会が、5月~8月に医療機関で起きたマイナ保険証についてのトラブルの調査結果を発表。1万242件の回答のうち、69.7%の医療機関が「トラブルがあった」としています。

5月から8月の調査で、69.7%の医療機関で、「マイナ保険証についてトラブルがあった」とお伝えしました。このトラブルがあった医療機関のうち78.3%が、代わりに、現行の保険証で保険資格を確認していたそう。こうした状況もあるので今後も「従来の保険証を残すべき」と答えている医療機関が76.9%。 かなり高い数字となっています。

もちろん、医療情報の共有がしやすくなる、というマイナ保険証のメリットもあります。それと、運用の利便性のバランスをどう考えるか??

今回の衆議院選挙でも、各党の方針が分かれています。ぜひ それぞれの政党の政策をチェックしてください。