This Week's Number is・・・ 20.9%
「20.9%」。 この数字は、住宅ローンを35年以上の期間で借りている人の割合です。
独立行政法人「住宅金融支援機構」が住宅ローンを借り入れた人を対象に半年ごとに行っている調査で、最新の去年10月の時点での調査結果、「35年以上の返済期間で借りている」と答えている人が20.9%でした。これは半年前の4月の調査から4.9ポイント増加しています。
住宅価格の上昇を受けて、一回の返済額を減らしたい、ということ。また、企業の定年延長で 働く年数が増えた事などがその理由と考えられています。
一方、これまで一般的だった、30年から35年以内の返済期間の割合は48.6%と、2021年以降初めて5割を下回りました。
長期の住宅ローンは、顧客と長く付き合いを持ちたい地方銀行から拡がりましたが、ネットバンクでも取り入れ始めています。
しかし、今後は、金利の上昇傾向が予測されるという状況になっており、現在主流である「変動金利の住宅ローン」の場合は、返済額の負担が増える、ということも考えておかなければなりません。