This Week's Number is・・・ 31.4

31.4%」

この数字は、2022年度の、全国の新築戸建て住宅における太陽光発電用パネルの設置率です。なぜこの数字をピックアップしたのかというと、今月から、東京都は、都内で新しく建てられる一戸建て住宅に太陽光パネルの設置を義務づける条例を、全国で初めて、スタートしました。

東京都は電力の再生可能エネルギーの比率を2030年度に50%まで高める目標を掲げていて、(ちなみに2022年度は22%でした)この実現のために、一般の住宅に着目。条例がスタートしました。

今回、設置が義務化されたのは、大手メーカーが施工する住宅が対象、つまり、家を作る側に義務が課されています。なお、中小の工務店は対象外です。

一方、消費者側としては、住宅の価格がさらに上昇してしまう心配もあると思います。ただ、パネルを設置すれば、太陽光によって発電された電力を使用できますし、余った電力を売ることもできるので、都の試算では、6年~8年ほどで設置費用を回収できるのでは?とのこと。また、災害時には、太陽光で発電できることもメリットです。

ちなみに、2021年の数字ですが、都内の建物全体で、太陽光パネルが設置されているのは、4%程度。