今日は、俳優・浜中 文一さんのPLAY IT LOUD

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おはようございます、浜中文一です。僕がいまリスナーの皆さんとシェアしたい曲はCarpentersの「Yesterday Once More」です。僕が、小学生くらいの時にラジオで流れてたっていう思い出はありますね。舞台の本番前とか、たぎってしまうのでどうしても、そういう時にこのメロディーとか声を聞いて落ち着かせる時に聞くんですけど、非常に落ち着かせてくれるというか、いろいろ落胆する時とか、そういう時に、でもまぁもうひと頑張りしようっていう時にね、歌的にもね、まだまだ頑張ろうよ、昔もっと輝いていたじゃない、みたいなね。まだまだ行きますよみたいな、そういう時にやっぱり聞きたいですよね。

それで聞いてください、Carpentersの「Yesterday Once More」。

俳優・浜中 文一さんに選んでいただいたナンバーは、 Carpenters 「 Yesterday Once More」。1973年発表のシングルです。浜中さん、感情が高ぶってしまった時に落ち着かせるために聞く、とおっしゃっていましたが、まさに「心を癒してくれる」曲ですよね。カレン・カーペンターの包み込んでくれるような優しい歌声、 唯一無二です。この「Yesterday Once More」が誕生した経緯ですが、リリース前年、1972年のコンサートツアーからCarpentersはオールディーズメドレーを演奏していたそうで、それをアルバムに収録する際、メドレーを象徴するようなテーマ曲があったほうがいいんじゃないか?ということで制作された楽曲なんだとか。それを踏まえて、サビの前の歌詞を見てみましょう。

 How I wondered where they's gone

 あの歌はどこへ?と どんなに心配したことか

 But they're back again

 でもここに あの歌の数々は舞い戻ってきた

 Just like a long lost friend  All the songs I Loved so well

 久しく会わなかった友だちのように、私はどの曲も大好きだ

 ※「Carpenters 40/40 The Best Selection」のライナーノーツから引用

オールディーズへの愛やリスペクトが詰まっていますね。素敵な選曲ありがとうございます。では、浜中 文一さん、近況も教えてください。

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さて、僕、浜中文一ですが、817日からIMMシアターで上演の舞台「ブラックコメディ」に出演いたします。主人公ブリンズリーは無名の若い彫刻家。ある晩、彼は、留守中の隣人ハロルド宅から数々の調度品を無断で借用。フィアンセであるキャロルの父親と、大富豪の美術コレクターゲオルグを自宅に招き、これらの品々が自らの作品であるかのように仕立て、一挙に富と愛する女性を手に入れようと企てます。

しかし突然停電が起きて・・・次から次へと訪れる来客たちと繰り広げられる受難の数々、ブリンズリーはこの危機を乗り越えられるのか?というあらすじでございます。僕が演じるブリンズリーは芸術家ではあるんですけど、自分に自信がない。まぁまぁだらしない男みたいな感じなんですよね。観てる時に、私だったこうするな、みたいな見方もしながら楽しんでもらえるといいと思います。

舞台「ブラックコメディ」は8月17日からIMMシアターで上演です。ぜひ会場に足を運んでください。以上、浜中文一でした。

『アマデウス』や『フォロー・ミー』など、映画化もされた作品で知られるイギリスの著名な劇作家、ピーター・シェーファーによる戯曲「ブラックコメディ」。ピーターは劇中、室内の電灯がついている設定の時は舞台上を暗く、停電の設定のときは舞台上を明るくするという、明暗が逆転したユニークな手法で表現することで停電中のパニックを視覚的に際立たせるとともに、登場人物たちの隠された本音や嘘を表出させることに成功したんだとか。

さて、今回はどんな演出でコメディを彩ってくれるんでしょうか?舞台「ブラックコメディ」は、8月17日 (土)から、「東京ドームシティ」内にある「IMM THEATER」で上演です。ぜ