今回はJ-WAVE初登場!!AdoさんのHidden Story。

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去年10月、『うっせぇわ』でメジャーデビュー、

いきなり大ヒットとなったAdoさん!!まずは、音楽との最初の出会いについて、教えていただきました。

「3~4歳くらいの時から父のレコードだったり、あとはディズニー作品を好んで見ていたので、ディズニーのCDやDVDに触れていた記憶があります。父が音楽好きなのでそれに影響された部分もあるのかなと思っています。ディズニー作品は特にプリンセスのものが好きで、プリンセスの作品ってだいたいみんな劇中で歌い出すんですよ。それが今見ても素敵だなと思っていて印象に残っています。昔のクラシカルな雰囲気だったりオーケストラが使われていたりだとか、音楽にあわせてアニメーションが動いている感じがすごく魅力的だなと感じています。」

そんなAdoさん、自分で歌ってみよう、と思ったのは、いつごろ、どんな理由からだったのでしょうか?

「たしか小学5~6年の時に自分でも歌いたいと思い始めて、そのきっかけが、もともと小学1~2年の頃からボーカロイド、ボカロPさんの曲を好んで動画配信サイトなどで見ていたんですけど、そのボカロの曲をカバーする『歌い手』というものに出会ってから、自分も歌ってみたいなと興味が出てきました。」

Adoさんは、ニコニコ動画に『歌ってみた』の動画を投稿。音楽活動をスタートします。ちなみに、この『歌ってみた』の録音は、最初は自分の部屋で、その後は、クローゼットでおこなっていたそうです。

「たしか中学3年生か高校1年生にかけての間にクローゼット録音に切り替えた記憶があります。なんででしょうね、全く覚えてないんですけど、自分の部屋で録音した時に部屋の反響音が気になったのかな。昔みていた、歌ってみたの本、という雑誌で、歌い手さんのどなたかが言っていた『クローゼットで録っています』という記事を思い出して、『あ、私もクローゼットで録ってみよう、防音にもいいかもしれない』という理由でクローゼット録音に切り替えたんだと思います。最初は、服に囲まれながら歌っていたんですが、高校3年生の春くらいに防音材を買って、それをクローゼットにペタペタ貼って、それで服はそのまま大量にかけておいて録音していました。なんか、反響を止めてくれるんじゃないかという浅はかな理由なんですけど、イメージ的にいいかなと思って。(笑)」

さあ、そんな日々の中、メジャーデビューするきっかけはどのように訪れたのでしょうか?

「活動をしていた時に、レコード会社の方からtwitterのDMに連絡がありまして。ちょっと失礼なんですけど、詐欺かな?と思って、なんで??と思いましたね。」

そして、メジャーデビューシングルは、syudouさん作詞作曲編曲の『うっせぇわ』!syudouさんから曲を受け取った時、どう感じたのか?そして、クローゼット、ではなく、スタジオでのレコーディングはどんな風に進んだのでしょうか?

「もうタイトルも『うっせえわ』というのと、パンチのきいた歌詞だったり、激しいメロディだったり、もともとsyudouさんのファンだったのでものすごく嬉しかったのですが、それ以前にすごいインパクトの曲だなと思いました。メジャーデビューの楽曲に『うっせえわ』というタイトルはすごいなと思いました。メジャーデビューしてから出したAdo名義の楽曲は全てスタジオでレコーディングされているのですが、一般的というか、みなさんが想像されるスタジオって、スタジオに入って、マイクがセットされていて、エンジニアさんやいろんな人に見守られながら、あとはエンジニアさんの指示を受けながら歌うというのが想像されると思います。でも、私はスタジオに入って、自分が持ってきたパソコンとスタジオの機材をセットして、扉を閉めて一人の空間で歌うスタイルで基本録っています。」

『うっせぇわ』は、現在、ストリーミングとミュージックビデオの再生数を合わせて3億回を突破。『歌ってみた』『踊ってみた』の動画も多数投稿され、大きな話題となりました。

『うっせぇわ』のあとも、『レディメイド』、『ギラギラ』、さらに『踊(おど)』。

ヒットが続くAdoさん。今週リリースされた最新の楽曲は、bizさん作詞作曲・編曲の『夜のピエロ』。 

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「初めて聞いた時、はじめの、『街灯は消えてく 孤独な夜が誘う』というフレーズから始まった後の盛り上がるところに鳥肌がたった印象がありまして、歌うの楽しみだなと思いました。

今回の『夜のピエロ』はオケは明るい印象、キラキラ輝いている印象だなと思ったのですが、ただ歌詞は孤独だったり、喪失感が感じられる歌詞だと思ったので、そこがまた面白いと思いました。」

『夜のピエロ』で描かれている、孤独や喪失感に共感する、と語るAdoさん。最後にこんなことをうかがいました。Adoさんは、これから、どんな音楽を届けたいと考えていますか?

「ボーカロイドやボカロPさんの文化、ジャンルが昔からずっと大好きですし、自分には欠かせない存在だなと思っているので、その文化やジャンルを音楽を通して広めていけたらいいなと思っています。」

Adoウェブサイト