今回は、これまでリリースした楽曲の累計再生回数が100億回を突破!ファーストアルバム『凡才』をリリースしたばかりの、imaseさんのHidden Story前編。

岐阜県出身のimaseさん、子どもの頃はサッカー選手を志していたそうです。

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小学5年生ぐらいの時からサッカーをずっとやってまして、中学校の時にプロサッカー選手を本気で目指したんです。ただ、クラブチームでやってたんですけど、かなり強いクラブチームで、戦う相手がJリーグの下部組織、例えばFC東京の下部組織ですとか、フロンターレの下部組織ですとか。やっぱりそういったチームと戦っていく中で、俺って才能ないのかなってことを思うようになってしまって、中学3年生の時には諦めて。高校でも一応サッカーをやっていたんですけども、高校はあんまり強くない1番下のリーグで、そのクラブチームの経験を生かして余裕を持って調子に乗ってサッカーをしていました。本当に田舎のお山の大将になってました(笑)」

サッカーに明け暮れた少年時代を経て、imaseさんは その後、家業をされていたそうです。では、音楽を作り始めるきっかけは どんなことだったのでしょうか?

「昔からすごく歌うのは好きだったんです。ただ、地元の近くがすごく田舎で山に囲まれていたので、なかなか近くにカラオケとかもなくてですね。そういった中、本当に山だったので、小さい頃は夏、山にカブトムシを探しに行きながら大声でGReeeeNさんを歌ったりとか。あとは割と車社会で、車を両親が運転している後ろで大きい声で歌ったりとか、そんな感じで。普通に歌うのが好きだったんですけども、きっかけが2020年に地元の友達がギターを購入していて、それを弾いてるのを見て、自分もちょっと弾き語りしてみたいなっていうことを思って購入したのが、1番最初の音楽を作り始めたきっかけになりまして。そこから、昔から歌うのが好きってのもあったので、何かちょっとオリジナルの曲を作ってみたいななんてことを思うようになったんですけども、SNSなどでショート尺で3015秒程度で投稿されている方がいらっしゃいまして。それを見て、自分ももしかしたら短い尺だったらつくれるのかもってことを思い始めて。そこから色んなインターネットだったり、色んなところでどんな機材が必要かとか、曲作りってどうやって始めるんだみたいなところをまず調べてですね。そこから結構自分は楽曲を作るようになりました。」

マイクとパソコン、パソコンに楽器の音を打ち込むためのMIDIキーボード。ごくわずかな機材で 20211月ごろから音楽制作をスタート。そしてその年の5月、TikTokに音源を初投稿。そこから7ヶ月後、【Have a nice day】という曲でメジャーデビューを果たします。

10月に弾き語りオーディション企画のようなものがございまして。それまでは自分の歌声がすごく苦手で、裏声と地声を混ぜたような、あんまり芯の部分が分からないような楽曲の制作をしてたんですけど、その弾き語り企画のようなものがあった時に、自分だったらどうやってやるべきだろうって考えて、裏声一本だったらちょっと面白いんじゃないかなってことを考えて。裏声一本の方が他の方達とも被らないし、かつ、何か自分としても許せる曲になるのかなってことは思ったのと、あと海外のR&Bアーティストの方とかモータウンとか色んなアーティストの方を聞いてみると、裏声1本で歌ったりするアーティストの方もいたので。なんかそれはポップスであってもすごい面白いんじゃないかなってことを自分的に思って裏声1本で作ったら、そちらがすごくありがたいことに、たくさんの方々に反響をいただきまして、その楽曲でなんとメジャーデビューさせていただきました。本当にありがたいですね。」

ギターを始めたのが2020年の10月で、音楽制作は2021年の1月から。そして、その年の12月にメジャーデビュー!そんなにすぐに 素敵な音楽を作ることができたのはそれまでいろんな音楽を聞いてきたからなのでは?と想像しますが...その辺り、いかがでしょう?

「ただ、なんかインプットの量的にはそんなに多くないのかなってことはすごく思っていて。中高生の時は、GReeeeNさんとか、湘南乃風さん。高校生で米津玄師さん、星野源さんなど。あとは、高校時代は結構EDMも流行っていたんで、AviciiさんとかChainsmokersさん、Zeddさんとかを聞いたりがあって。ただ、自分の1番なんかルーツ的に生きている部分は、幼少期に聴いていた歌謡曲がすごく生きているのではないかなってことは思ってます。それこそユーミンさんですとか、松田聖子さんとかっていうのは両親の影響で聞いていて、今でも自分のメロディーに生きていたり。初めてリリースした楽曲の【Have a nice day】という曲もあまりメロディーの譜割りが細かすぎない。割とみんなが鼻歌で口ずさみたくなるメロディーってのがすごく好きで、自分はそういった部分がなんかそういった歌謡曲の影響をすごく受けてるなと思いますし、やっぱり逆に高校時代に聴いていたEDMでしたり、音楽を始めてからかなり洋楽を聴くようになったので、そのタイミングで聞いてきた音楽の洋楽的なサウンド、音楽面、ドラムの雰囲気とかループの感じとかっていうのは、わりとそういった自分の中でのルーツのハイブリッドなのかな、ということは思ったりしてますね。」

そして、まさに口ずさめる曲。大ヒットとなったナンバー、Night Dancer】のHidden Storyもお聞きしました。

Night Dancer】という楽曲は、当時ダンサブルな楽曲を作りたいなってことをすごく思っていた中で誕生した楽曲で。この時は確か僕、ドライビングしながら、なんかドライビングってめっちゃかっこいい言い方しちゃったな。ドライビングしながら田舎の何にもない道を、田舎の何にもない道にドライビングってなんなんだみたいな(笑)。

でもこう、田舎の何にもない道をドライビングしながら鼻唄で制作した楽曲でして。割とこの当時はなんか運転しながら鼻歌で考えるのがすごく自分の制作スタイルだったんで、その中で、しかも夜の道で生まれた楽曲になっているので。なんかそういったところでちょっと夜の雰囲気のあるような楽曲、メロディーになってるのかなってことは思っていたりします。最初はやっぱメロディーですかね。メロディーが浮かんで、ただメロディーと同時になんか《どうでもいいような夜だけど》っていうフレーズは一緒になんとなく思いついていたので、そこから割と自分自身は歌詞をマジカルバナナ的な感じで作ることが多くてですね。 というのも、《どうでもいいような夜だけど》から、じゃあどうでもいいような夜って一体なんなんだということで、そこから広げていくことが多くて。"じゃあなんだろう。どうでもいい夜といえば何気ない日常の夜か。じゃ日常の何気ない夜を過ごしているということはどんな日々なんだ?"っていうことを、いろいろ連想しながら歌詞を作っていった楽曲になっていますね。」

(後編に続く)

imase

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