今日10月2日は「豆腐の日」。日本の日常には欠かせない食材ですが、日本食は今や世界で脚光を浴びています。あの国での「豆腐事情」はどうなっているのでしょうか。今朝も2つの国のお二人にコネクトしてお送りします。
「お豆腐はポピュラーですか」という質問です。
ノルウェー ロングイェールビーン 「SUSHI KITA」のシェフ、 木下明子さん
「スーパーで売っています」
ギリシャ アテネ アナグノストゥ直子さん
「認知度はあまり高くなさそうです」
ノルウェー ロングイェールビーン 「SUSHI KITA」のシェフ、 木下明子さん
Q まずロングイェールビーンという場所とお仕事について教えてください。
A お豆腐、ありますよ。牛乳のような紙パックに入ったもので、日本の大手メーカーのものが町のスーパーにも売っていますし、うちは日本食店なのでイギリスの貿易会社から生物以外の食材一式、船で輸入しています。麻婆豆腐はよく作ります。ここのスーパーに売っている日本食は、ヨーロッパのメーカーが出している家庭でお寿司が作れるお米や寿司酢、ガリなどがあります。しかし、他のヨーロッパの都市のようには種類も数もありません。自分たちが食べたい物などは、夏と冬のバケーションで旅行したときにアジア食材店で買い揃えてきます。お店の賄いでも和食を食べますし、不自由を感じる事はあまりないです。
Q そんな場所でも日本食は人気ですか?
A 現地の方や数多く来られる観光客の方たちも日本食が好きな人が多いです。特にお寿司は大好きです。週に何度もいらっしゃるお得意さんもいます。やはりノルウェー人はサーモンが好きなので、サーモン握りやサーモン炙りが人気です。自分で作ってみたいと思っいてる人も多く、ワークショップをやってくれとずっと頼まれています。とはいえノルウェー人は保守的なところがあるので、日本食に関しては、大好きか、全く興味がないかのどちらかですね。
ギリシャ アテネ アナグノストゥ直子さん
Q あまり街では見かけないのでしょうか。
A ベジタリアンや健康オタク、アジア料理に興味を持っている人なら、知っているでしょうが売っているところも限られていて、アジア食品店、健康食品店ぐらい。「植物性のチーズ」という認識です。食べ方はベジタリアンの人が肉やチーズの代用品のような感じで使ったり、 アジア風の炒め物に 入れたりが多いようです。
Q 一般的ではなく限られた用途として使うのですね?
A ギリシャ正教では動物性食品を摂らない断食期間があるのですが、その時には豆乳や豆腐を含む大豆製品を取り入れて工夫する人もいます。豆腐だと味はかなり淡白ですが、チーズのようにサンドイッチやサラダに入れるレシピも見かけました。ギリシャでは野菜などを材料にして、揚げミートボールに見立てた料理がいっぱいあるのですが、豆腐コロッケも同じ系統なので受けそうです。