日曜日は東京マラソン2016です。今年が10回目になりますが、あなたは参加なさいますか、それともボランティア、もしくは出場するランナーの応援でしょうか。さてあの国、あの街での「マラソン大会事情」はどうでしょうか。今朝も2つの国のお二人にコネクトしてお送りします。

「マラソン大会は盛り上がりますか」という質問です。

アメリカ ハワイ ホノルル アン鈴川さん

「12月のホノルル・マラソンは3万人あまりが参加しとても盛り上がります」

中国 上海 松田奈月さん

「秋の上海国際マラソンは最近盛り上がり、およそ2万人が参加しました」

アメリカ ハワイ ホノルル アン鈴川さん

Q ホノルル・マラソンは日本人が多いという印象がありますが...。

A  気候が良い時期に開催されるということもあって日本人に人気です。去年は全参加者のうちおよそ4割にあたる1万2000人あまりが参加しました。制限時間がないために、初心者でも挑戦できるとあって、記録をめざすアスリートというよりも、比較的イベントを楽しむ形で参加するという人が、日本人以外でも多いように感じます。日本から来るのは、もちろんランナーとして出場する、という人が多いのですが、ボランティアとして参加する人も結構います。

Q ズバリ、ホノルル・マラソンの魅力はどんなものでしょうか。

A  完走すると、カピオラニ公園で首に貝殻のレイをかけてもらえます。また「FINISHER」とプリントされた完走記念Tシャツが渡されます。これは毎年デザインが変わるので、コレクションするために、リピーターになる人もいます。前夜祭のパーティもにぎやかですし、マッサージのエイドステーションなども充実しています。なんといっても日本語での応援が多いというのは、ハワイならでは、な気がします。

中国 上海 松田奈月さん

Q 「上海国際マラソン大会」はどんな大会ですか。

A  上海一の観光スポット・バンドを早朝にスタートし、上海市内を走り抜けるコースで、1996年から始まって、去年が18回目でした。開始当初は、参加者がなかなか集まらなかったようですが、去年の大会では参加者枠1万8千人のところ230万人の応募があったとのこと。抽選で参加者が絞りこまれるという熱狂ぶりでした。フルマラソンの他、ハーフマラソン、4.5kmの健康マラソンも実施され、すべて一般市民の参加が可能です。外国人の参加も多く、上海在住の日本人も多く出場しています参加費は中国人100元(約2000円)、外国人300元(約6000円)。

Q やはりPM2.5の影響など気になるのですが

A  外を走るマラソンは、大気汚染の問題も心配です。PM2.5の影響が深刻だった2014年上海国際マラソンではマスクをしているランナーも見かけましたが、去年の大会では、上海ではマスクランナーはあまりいなかったようです。健康ブームのせいか、上海では年間を通して様々な市民ランナー向けのフル/ハーフマラソン大会が開催されています。例えば、上海郊外の大学キャンパスエリアを回ったり、湖の周りを走ったり(滴水湖マラソン)、さらには上海一高い高層ビル(環球金融中心ビル)の100階2726段の階段を駆け上がるスカイマラソンなどです。