今週は、「インターナショナル」をキーワードに架空の雑誌を臨時増刊!スペシャル・バージョンでお届けしていますが、このコーナーでは、海外から見た東京の魅力について、今朝も二つの国と地域にコネクトします。
アルゼンチン ブエノスアイレス 竹内佐知子さん
Q 東京自体に人気があるのですか。
A 新聞売りのスタンドを何気なく見たら、人気の旅行月刊誌の特集が東京!アルゼンチン国内、本当に日本の人気は高いのです。それなのに、これといったガイドブックがないというのは、全く考えられないことです!最近ブエノスアイレスにもちらほら「居酒屋」ができ始め、話題になっているのですが、日本の居酒屋とは、ということが書かれてあります。6時を過ぎると賑わい始め(こちらは夕食が早くて8時半なので、この時間からというのは驚きなのだと思います)。日本の居酒屋の目的は、1日の仕事を終わった人のストレスを取り除くことで、大きな酒の瓶が大量に並んでいると書いてあります。友人知人、そのまた知人に、東京のどんな所に行きたいか聞いた所、その中で「居酒屋」があり、一種のあこがれがあるようです。新宿西口の「思い出横町」は、居酒屋が並んでいるそうで、そこにぜひ行きたい!という人がいます。
Q それ以外に人気の場所はどこでしょうか
A アルゼンチンにもスペイン語に翻訳された村上春樹の本が売られていて、これが大人気!作品の中に出てくるようで、実在しないようなんですが、「村上春樹のバー」に行きたいという人。
Q え?アルゼンチンでは村上春樹さんが人気なんですか?!
A それと合わせて、三鷹のジブリ美術館に行きたいという人も沢山いました。また神楽坂にある和菓子の店、両国の国技館、神田神保町の古本屋、飯田橋の東京ドームシティー、中野ブロードウェイ、合羽橋、と逆に私がアルゼンチン人から教えてもらうことが多く、どうして知っているのかビックリばかりでした。年配の方で、おばあさんの原宿といわれている巣鴨に行きたい!という方もいました。なんでも、おばさんのファッションが沢山売ってるとかもいます。
台湾 台北 片倉佳史さん
Q 例えばどんなところが人気なのでしょうか
A 1)「都電荒川線」
いわゆる個人旅行者に人気。小さくてかわいらしい電車が一生懸命に走っている感じが印象的。大都会の東京も魅力的だが、人々の暮らしぶりが感じられるところがグッドなのだとか。一日乗車券を買って、気ままにのんびりと途中下車を楽しむ。知らない駅で降りて周辺の散策を楽しむという女性一人旅は少なくない。たとえば、知り合いは鬼子母神前がお気に入り。観光客もいないし、日本の風情に触れられると感激していた。
Q 他にはあるでしょうか
A 2)「浅草駅地下街」
東京メトロ銀座線の浅草駅にある地下街はレトロな雰囲気と値段の安さで人気がある。上級者に限られるが、友人は東京を旅行する時は必ず寄ると言っていた。ガイドブックには載っていないが、東京旅行体験記のような書籍では何度か紹介されているのを見た。ある本には「食事などをしなくても訪れる価値はある」と書いてあった。
3)「JR品川駅の駅ナカ」
店舗の充実ぶりが注目されており、ガイドブックや旅行書でよく取り上げられている。お総菜系が人気だが、レストラン街も手頃な値段で美味しい食事ができると、特に女性に人気がある。