今週4日に、山梨県の勝沼で今年最高の39.7℃を観測。全国的に真夏日、猛暑日が続いています。
熱中症対策をしっかりお願いします。海外では40℃を超える灼熱の都市がたくさんありますが、そういった国々ではどのような暑さ対策をしているのでしょうか?この時間は日本よりも高い気温を記録している、2つの国に回線をつないで、暑さ対策をチェックします。
●アラブ首長国連邦・ドバイ / 金子 家暢さん
国内最高気温が52.1℃!
Q1 まずは、ドバイの新型コロナの状況、いかがですか?
A1 最近は新規感染者数が1500件/日程度で推移→死亡者数少ない。理由は2つ:ワクチンの摂取率が高いのと医療崩壊していません。ワクチンは70%以上の在住者が摂取を終えてる状況でこの率は世界トップクラス去年7月以降目立った制限はない
Q2 きょうのテーマ「暑さ対策事情」ですが、今年の夏のドバイの気温はどうでしょうか?
A2 今年も例年通り暑く、毎日40度を超えています。海が湿気が高い時が多いため、実際もっと暑く感じます。文字通り車のボンネットで目玉焼きが作れる。
Q3 屋内、屋外ではそれぞれどのような暑さ対策をしているのでしょうか?
A3 夏(5-10月)は基本的に外には出歩かない。夏の方が肌が白い人が多い。ドアツードアが基本。エアコンがよく効く日本車は人気。夜も40度近くになることがあるため、エアコンは基本的に夏が終わるまでずっとつけっぱなし
Q4 そちらではオリンピックは盛り上がっていますか?
A4 自国民の間だけで見れば、正直そこまで盛り上がってる様子ではない。ここではオリンピックよりもサッカー関係の大会(W杯等)が盛り上がります。
●カナダ・バンクーバー / 窪田 誠さん
Q1 まずはカナダ(バンクーバー周辺)の新型コロナの状況を教えてください。
A1 バンクーバー周辺では2回ワクチン接種率が67%と高い率ですが、7月上旬にブリティッシュコロンビア州の規制が段階的に解除された後、少しずつ感染がまた増えてきている状況です。更なるワクチン接種を増やすため、今週から毎週水曜日をワクチンウェンズデイとして、予約なしでワクチンを受けられるようになりました。
Q2 今回のテーマ「暑さ対策事情」ですが、6月末、熱波の影響でバンクーバーより内陸の村・リットンが49.6度まで上昇して大変な事態になっているようですね・・・
A2 私もカナダで28年住んでおりますがここまでの気温上昇は初めての経験です。カナダの中でも高温を記録するリットンもバンクーバーから300kmほど内陸ですが、アメリカのラスベガス郊外のような乾燥した地帯です。残念ながら街のほとんどが熱波中に起きた山火事で街も90%消失する悲惨な状況でした。今回の熱波はラスベガスの気象条件のヒートドームが北に移動した感じで1000年に一度の熱波と報道されていました。
Q3 その時、バンクーバーはどのくらいまで気温が上がったのでしょうか?
A3 バンクーバーでも38℃でした、少し内陸ですと43℃まで気温が上がり、ちょうど夏のラスベガスと同じ程度の気温となりました。湿度も30%前後と乾燥しているので、まるでラスベガスにいるようでした。
Q4 ここ数字の気温は東京よりは低いようですが、暑さ対策としてはどのような対策が取られていますか?
A4 カナダでは多くの家庭にはエアコンがないのでこの暑さは命取りとなり、400人以上の方が暑さが原因でお亡くなりになられたそうです。電気店やホームセンターの扇風機やエアコンなども一斉に売れてどこもソールドアウトでした。我が家は扇風機しかないので扇風機の前にミストの加湿器を置いてその前で涼をとっていた感じです。あとコロナで時短営業していたショッピングセンターが営業時間を伸ばして、冷房の効くショッピングセンターで涼みにくる光景も見られました。