1月24日は「郵便制度施行記念日」です。1871年=明治4年のきょう、「郵便規則」が制定されたことにちなんで制定された記念日です。同じ年の3月には、東京~京都~大阪間で郵便業務が開始されたそうです。2007年に民営化された日本の郵便ですが、郵便事業のみならず、金融、保険、さらには文具や事務用品の販売など、事業内容は多岐にわたっています。さて、海外の郵便局でも、このようにさまざまなサービスが行われているのでしょうか?

そこで、この時間は、「世界の郵便局事情」と題して、2つの国の番組通信員の方にお話を伺います。

⚫︎アメリカ・フロリダ州の都市・オーランド在住の安蒜 祐太さん

20250124c01.jpg

Q1 アメリカの郵便事業は民営化しておらず、「アメリカ合衆国郵便公社」が担っていますが、まず、郵便のシステムで日本と違う部分はありますか?

A1 ①一軒家の郵便受けに赤い印を立てて郵便物を入れておくと局員が回収してくれるので郵便ポストまで投函しに行かなくてもよい集合住宅のポストにも同様に投函ポストが設置されています。

②アメリカの車は左ハンドルですが郵便配達車だけは日本と同じ右ハンドルで局員は車に乗ったまま郵便物を郵便受けに入れられるので配達効率が良いです。

③私書箱を利用される方も多いです(我が家は利用していません)

Q2 郵便のサービス、市民感覚として便利に感じていますか?

A2 ①不便です。我が家最寄りの郵便局はいつも長蛇の列。対応する職員もやる気なさそうにガムを噛みながら、同僚やお客さんと雑談しながら仕事するので列が進むのも遅く、毎回イライラします。

②不在票を入れて再配達の案内をしているのに、ネットから再配達の手続きをしても一向に配達されず、結局最寄りの郵便局に放置されていて不在で受け取りそびれると自分で取りに行かないといけない。

③我が家では遭遇したことないですが、知人の話でたまに紛失されたという話もききます。

Q3 さて、郵便以外のサービスですが、アメリカの郵便局では、実はパスポートの申請ができるんですよね?どういった手順で申請できるんでしょうか?

A3 申請予約→申請書類集め→予約当日に郵便局へ(証明写真もその場で撮影できる)ただ、どの郵便局でも申請できるわけではなく対応してるのが自宅から遠い所のみだったりするので、結局郵便局以外で申請したほうが便利な場合もあります。(結局我が家は郵便局以外で申請しました)また、予約枠が早く埋まってしまう、(希望申請日の一ヶ月前くらいから予約を入れる)対応してる曜日が月曜のみといった制約がある場合も必ずしも郵便局での申請が便利という訳ではありません。

Q4 アメリカの郵便に対する印象、改めて教えてください。

A4 あくまで、このエリア、そして私個人の感想になりますが、アメリカの郵便局には良い印象がなく、個人的にはできるだけ利用したくないです。少し高くなってしまっても、より安心で気持ちの良いやり取りができる民間のUPSやFedexを利用するようにしています。その点、日本の郵便局は迅速・丁寧な仕事、再配達や時間指定対応などアメリカよりも優れていると感じます。

⚫︎スウェーデン・ストックホルム在住 / 矢作 智恵子さん

20250124c02.jpg

Q1 スウェーデンの郵便は民営化されているとのことですが、日本と違う部分はありますか?

A1 スウェーデンの郵便システムは2009年にデンマークの郵便事業体と合併後、町の郵便局というものは少なくなっています。代わりにスーパーマーケットやローカルショップの一部が郵便サービスの窓口を兼ねています。

Q2 ある記事によると、身近な小売店での営業に変わってから、満足度が上がったというデータもあるそうですが、お住いのみなさん、郵便のサービス、便利に感じているのでしょうか?

A2 スウェーデンの郵便サービスは、スーパーやローカルショップの営業時間内(10時から20時ごろまで)に利用できるので、買い物のついでに行く事ができ便利です。但し、特定の地域は配達頻度が少ないこともあり、一部の人には不便と感じられることもあるかもしれません。

Q3 さて、郵便以外のサービスですが、スウェーデンでは郵便局で選挙の投票ができるとか・・・?!

A3 はい、これは選挙当日に投票所に行けない住民にとっては便利です。選挙の18日前から投票ができ、郵便局でも一部の人が利用しています。ただ、全てのスーパーにある郵便窓口で期日前投票ができるということではありません。

Q4 そのほか、スウェーデンの郵便局に関して矢作さんが気になることはりますか?

A4 スウェーデンの郵便サービスのデジタル化が進んでおり、スマホ向けのアプリを利用し、郵便物の追跡、配達の再スケジュール、受け取りの通知などもリアルタイムで確認できます。また、小型の郵便物の受けとりに関しても、無人の受け取り施設が数多く設置されており、これによって、利用者はいつでも自分の都合に合わせて荷物を受け取ることができます。