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3月14日はホワイトデーをはじめ、さまざまな記念日でもありますが、「国際結婚の日」でもあります。1873=明治6年のきょう、政府が国際結婚を認めるという布告を出したことにちなんで制定されました。

厚生労働省の人口動態統計によると、「夫妻の一方が外国人」の婚姻件数は1985年以降に増加。ピークの2006年にはおよそ4万4700件で、全婚姻件数に占める割合が6.1%まで上昇しました。

その後はコロナ禍もあり、1万5000件ほどまで減っていましたが現在は少しずつですが増加傾向にあるようです。そんな「国際結婚」ですが、海外で暮らす場合、どんなハードルやご苦労があるのでしょうか?「世界の国際結婚事情」と題して、国際結婚された、2人の番組通信員の方に、お話を伺います。

⚫︎アメリカ・フロリダ州の都市・在住の安蒜 祐太さん

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きょうは少しプライベートなお話も伺います。よろしくお願い致します。

Q1  安蒜さんはアメリカ人の奥様とご結婚されていますが、手続きのハードルはいかがでしたか?

A1 我が家の場合、実際は日本の区役所で婚姻届を提出したのでハードルは低かったです。フロリダの役所には特に届出をする必要がありませんでした。日本の役所に届出をするにあたり、妻が東京のアメリカ大使館で婚姻要件具備証明書(宣誓供述書)というのを取得したのち、日本で婚姻届を提出しました。

Q2 アメリカの国際結婚における、外国人の永住権(グリーンカード)の取得について、どんな条件があるのでしょうか?

A2

  1. アメリカ国籍者との合法的な婚姻関係を証明する(日本の役所で発行された証明書を英訳しました。)
  2. アメリカ入国後も生活に困らないくらいの貯蓄がある証明
  3. 6ヶ月以上アメリカ国外へ出る場合は、グリーンカードを放棄したとみなされる場合もある。
  4. 申請料・必要書類準備費用(2017年当時で約50万円掛かりました。)これら

が主な条件です。

Q3 安蒜さんご自身、手続きなどで驚いたことはありましたか?

A3 承認されるまでの時間が長いということです。申請をしてから承認されるまでおよそ1年掛かりました。当時は第一次トランプ政権の時で今までとは違うプロセスが始まったタイミングでもあり、参考にしていたブログの情報なども参考にならなくなり、前例がない中を進んでいくしかなく、これで本当に合ってるのか正解がわからず余計に不安でした。アメリカ入国後も通常数ヶ月ほどで送付されてくるはずのグリーンカードがなかなか送付されてこず、移民局とのやり取りをしたのち、8ヶ月後にようやく送付されてきたり、2年から10年間有効なグリーンカードへの更新申請でも一悶着あったり、移民局とのストレスの溜まるやり取りが大変でした。

Q4 アメリカでの国際結婚について、実体験を経て感じていることはありますか?

A4 イベントにかける熱量の凄さでしょうか。クリスマス・サンクスギビング・ハロウィン・イースターなどイベントに妻の家族や親戚をも巻き込んで120%の熱量で取り組みます。そうやって違う文化に触れて家族と楽しむことで自分の視野も広がり新たな学びとなります。

⚫︎インドネシア・ジャカルタ在住で、ミュージシャン・タレント・俳優・MC・翻訳・通訳と幅広く活動されている、加藤 ひろあきさん

プライベートなお話も含めて伺います、よろしくお願いします。

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Q1 インドネシアで国際結婚する際の手続きのハードルは高いのでしょうか?

A1 日本人との結婚を例に出すとまずイスラム教徒と結婚するのであれば相手方の家族の要望もあり、イスラム教徒に改宗しなければならない場合が多いです。非イスラム教の場合でも宗教を持たないことが多い日本人が相手方の宗教に改宗して結婚することがほとんどです。

そこからイスラム教徒であればイスラム宗教事務所で、非イスラム教徒であれば民事登録事務所にて婚姻手続きを行い、その後結婚式(儀式)を行い婚姻登録後、婚姻証明書を取得し、日本語訳を作成して日本の役所に提出するという流れがあります。

ただ、これに関しては実はアメリカと同じで日本で婚姻届を出してからインドネシアに出すほうがはるかに楽で、僕もそうしました。

その場合は日本の市役所でもらった婚姻届をインドネシア大使館に提出して、結婚証明をもらい、インドネシアの移民局と在インドネシア日本大使館に届け出るというプロセスになります。ちなみに、海外婚してから届出までのタイミングは特に明記されていませんが、結婚手続きに必要な書類の有効期限が3ヶ月に設定されていたりするので、なるべく早く届け出る必要があるかと思います。

Q2 インドネシアでは外国人の永住権の取得は可能なのでしょうか?

A2 永住権という意味ではITASというものが存在し、配偶者がインドネシア人の場合、取得難易度が下がるというものがありますが、これを取得しても5年毎に更新の必要があります。

このITASは「滞在を許可する証明書」であり、労働する場合には別途ビザが必要になり、これはインドネシア人配偶者がいても支給されることはなく、どこかの会社に勤める形で労働許可をもらう必要があります。インドネシアの場合は個人で労働ビザの身元保証人になることができないので、基本的には企業に勤める形でしかビザを取得できません。

Q3 加藤さんご自身はインドネシア人の奥様と結婚されていますが、ご結婚の際、大変だったことや、驚いたことはありましたか?

A3 はい、僕の妻はインドネシア人なんですが、その中でもバタック民族というインドネシアのスマトラ島北部にある世界最大のカルデラ湖である「トバ湖」のほとりに住む民族の血筋でクリスチャンなんです。

結婚の際にバタック民族の伝統でウロスという手織りの布を妻の両親から僕ら二人の首に掛けてもらい、続いて僕の両親や弟夫妻にも掛けてもらい、みんなで輪になって踊るという儀式を体感できたことがありがたい経験になりました。

Q4 インドネシアでの国際結婚について、実体験を経て、感じていることはありますか?

A4 ことジャカルタにおいては、周りにインドネシア人と結婚されている諸先輩も多いので手続きのことやその後の生活、国際結婚とくに日本人・インドネシア人夫婦円満の秘訣など色々と話を聞きながら過ごせています。秘訣ですが・・・「違いを認識し、それを受け入れながら生活すること」自分の当たり前は相手の当たり前ではないことをしっかりと理解する必要があります。国際結婚だと多くの場合互いの母語が違って、うちの場合は日常会話がインドネシア語なので僕が妻の言語を話す形になるのですが、どんなに流暢に話せるようになっても100%伝えられないこともあるので、言い方やコミュニケーションの取り方には気をつけていて、少しでも伝わってないかもと思ったら丁寧に説明したりするようにしています。

あとは親族との関わり合いも大切です。日本の一昔前のように相手方の親族との関わり合いが深くなる場合が多いので、相手の慣習にも注意しながら溶け込もうとする姿勢が大事かと思います。先日、大きな喧嘩もなく幸せな結婚6周年を迎えたので、このまま仲良くやった行けたらと思います!

JK 結婚6周年、おめでとうございます!