【代々木公園わんわんカーニバル】

ワンちゃん大好きなあなた!愛犬と一緒に楽しめるドッグイベントが、明日から2日間、代々木公園で開催されます。
全国からワンちゃんに特化した商品を扱うお店が120店舗以上集結。洋服やリード、キャリーなどワンちゃん用グッズや手作りおやつ などなどここでしか買えない品々が盛りだくさん!そして、参加制のイベントもぜひ楽しんじゃってください。
ワンちゃんにまつわる◯×クイズ大会や、「早食い王選手権」も良いのですが、「災害救助犬デモンストレーション」はいかが?また、リードを繋いだまま飼い主が離れて、1番ながくお座りして待っていられた子が勝利。という「マテ王選手権」など一緒に楽しめるイベントも盛りだくさん!
13日・日曜日には、スケボー犬・コーダ君のぱふぉーまんすも。
ワンちゃんがスケボー?!会場ステージでスケボーのパフォーマンスを披露してくれます。「代々木公園わんわんカーニバル」は、明日・明後日の2日間、代々木公園で開催。入場は無料です。
【映画「シンシン / SING SING」】

先月、授賞式が行われた第97回アカデミー賞で主演男優賞、脚色賞、歌曲賞にノミネート。注目の作品が公開となります。この作品、舞台がアメリカの刑務所なのですが、出演者の85%以上が、実際の元収監者の方。そして、この作品で描かれている物語は実話です。
主人公のディバインGを演じ、主演男優賞にノミネートされたコールマン・ドミンゴは俳優ですが、実際のジョン・ディヴァイン G・ウイットフィールドもこの作品にカメオ出演しています。2024年のSXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)映画祭でも観客賞を受賞した映画『シンシン / SING SING』。 どんなストーリーなのでしょうか。
舞台はニューヨークにあるシンシン刑務所です。警備の厳しい刑務所として知られるこの場所に無実の罪で収監されている男・ディバインG。彼は、刑務所内の収監者更生プログラムである、舞台演劇グループに参加しています。
自分でも小説や脚本を書くディバインG。自分の作品も 演劇活動の中で みんなで演じています。彼は日々、演劇の仲間と練習に取り組むことで、生きる希望を見出しています。
そんなある日、刑務所内で恐れられている男、クラレンス・マクリンがこの演劇グループに参加することになります。(このクラレンス・マクリンは本人が演じています。)
これまでも演劇だけでなく、さまざまな動きで仲間に手を差し伸べてきたディバインGは、クラレンスにも同じように接しようとしますがなかなかうまくいきません。そんな中、次の演目に向けての準備が始まりますが...この先はぜひ、劇場で。
映画『シンシン / SING SING』。
本人役で演じている主要キャスト含めなんと85%のキャストが 収監されていた人。主人公、ドミンゴ演じるGと対峙する、クラレンス・マクリンもその一人。彼は刑務所内の舞台プロジェクトがつなげたこの映画出演でブレイク、なんと、次の出演作品も決定しています。罪を償う重荷と罪悪感、刑期が終わる先を想像もできない圧倒的な閉塞感。その中で舞台を作り上げ、別人格を演じることで己を見つめ直し、芸術の重要な価値、癒しと悟りを得る。極めて貴重な人間性の一面が描かれます。しかし、「刑務所に収監されたひと、本人を起用するとは!?」「犯罪の被害者のことを考えろ!」との声も聞こえてきそうです。しかし、償いを終えた人に、社会復帰のチャンスを演ずるというアートを通して掴んでもらうことは当然本人、そして社会全体のためになるのでは?という思いもあるのではないでしょうか。
映画が描く、舞台演劇のリハビリ経験者の再犯率はそうでない人の20分の1というデータもあります。オスカー候補者と 収監されていた人がスクリーンで対峙する、未知の領域を 愛を持って描く作品、ぜひ劇場で。