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当番組のPodcastは・・・
毎週日曜日の午後8時に最新版を
アップしています。
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『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。
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--- お便りナイト in JUNE Vol.2 ---
リスナーの皆さんから寄せられた“お便り”から
訓市が独断でセレクト
旅のエピソードから進路、人間関係、恋愛、趣味など
オールジャンルのテーマについて語る
曲のリクエストや選曲オーダーにもお応えします
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「旅」と「音楽」に関するエピソードや
思い出の“お便り”をお待ちしています。
「旅先で聴きたい曲」のリクエストも大歓迎!
番組サイトの「MESSAGE TO STUDIO」から
“お便り”を送信してください。
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MUSIC STREAM
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
Someone That Loves You / Honne & Izzy Bizu
Viva La Vida / Weezer
Malibu Nights / Lany
Tegami / Mei Semones
スピカ / 椎名林檎
I'll Never Grow Old (As Long As I've Got You) / The Charmels
Silly, Wasn't I? / Sharon Forrester
Childhood / Daniel.mp3 & Zamaro
Wind Or Vertigo / Okonski
ON AIR NOTES
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。
KUNICHI was talking
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★From RN:ばやし さん
初めてお便りを書きます29歳男です。いま入院中で病床から書いています。18歳でミャンマーをひとり旅して以来、少し変わった場所に惹かれて旅を続けてきました。辺境で目にする景色、初めての味、そして何より旅先で出会った人たちとの対話を通じてときどき訪れる「心が繋がった」瞬間は自分の人生でかけがえのない思い出です。ただ最近、旅の感動や高揚感が薄れてきました。初めての場所に行っても「ああ、これは昔見た○○に似ているな」とか「○○のほうが良かったな」と考えてしまいます。同じような思いをした友人と話し、その理由として旅を重ねたことによる「既視感」なのではと結論づけました。他方で訓市さんは旅の頻度も経験値も桁違いなのにいつも楽しんでいる印象があります。訓市さんが旅を楽しみ続けるために意識していることやコツはありますか?
☆KUN:
まさに僕もバックパッカーをやってる時、後半は惰性というか止まれないから旅を続けてるみたいな感覚もありましたし、どこに行ってもまごまごするっていうよりか勝手を覚えてきちゃうんですよね。こういうとこに来たらこういうの探して、安宿はこの辺にあってっていう。最初は日常から離れて違う世界を見たいっていうのが目的だったんですけども、だんだん日本を離れる=現実から逃げるっていうのが目的になってたのかなとも思います。けれども今度じゃあ日本に帰って仕事をし始めて必死に毎日働くわけじゃないですか。そういう時に出張とか自分の日常から離れるっていった時に初めてその旅の喜びっていうのをまた取り戻したっていうか、何ですかね、悲しいことがないと喜びって分からないってよく言うじゃないですか。人間って比較の動物だと思うんですよ。なので、ばやしさんがまた元気になって仕事をしたりバリバリ始めた時に、また旅に行った時この1週間とか4日しかない時間を精一杯楽しんで現実に戻ろうと思ったらきっとまた喜びが返ってくると思います。
★From RN:レタス さん
僕は90年代後半から2000年代にチャートを賑わせていたポップロック系の曲が好きで、そういうジャンルで最近流行っている曲を聴きたいと思いChatGPTにおすすめを聞いてみました。「電子音を使ってない、あまりハード過ぎないバンド」などの条件で聞いてみたら、いくつか良いバンドを紹介してくれて、さらに最近は「90s/2000sオルタナ回帰」や「ギター回帰」が起こっていて、でも音は今風のバンドになってるよと教えてくれました。訓市さんは人づてで良い音楽に出会うタイプだと思いますが、Chappyに音楽について質問したことありますか?普段、どんな質問をしていますか?
☆KUN:
もう世の中そうなってしまいましたよね。ひたすらみんな「Chappyと話してるよ。なんか仕事の相談からプライベートの相談までChappyとしてる」。Chappyが間違えてたらどうするんだって考えてしまいがちなんですけども、音楽は聞かないですね。Chappyに何を聞いている… まぁなんか調べ物とかをする時に使うぐらいで、なるべくChappyに頼らない毎日を過ごそうと思っています。知り合いだけど友達じゃないってやつですね。
★From RN:ウイスキー大学ハイボール学科 さん
2月に母が脳出血で倒れて3ヶ月ほど入院しました。今は私が介護しながら、自宅で療養しています。高血圧なのに、いくら言っても病院に行かず、喧嘩になっていた矢先の事でした。入院中に部屋を掃除していると母が学生時代に住んでいた池袋のアパートや音楽教師時代の千葉のアパートの住所が書かれたハガキが出てきました。父と出会う前の、まだ母が若者であった頃の話は全く知りません。きっと色々な夢を抱いて挑戦し青春を謳歌していたのでしょう。もし今の自分と同じ歳の頃の両親と会えたら、どんな会話をするのだろうかと考えてしまいました。おそらく友達になれそうもありません(笑)。訓市さんはご両親の青春時代についてお話しされたことはありますか?
☆KUN:
あんまりないですけど、母親は英語を少し話すので・・・ あとニューヨークに行きたい行きたいって言っていたので、それを聞いたことがあるんですけども。ワールドフェア、万博ですよね、がニューヨークであったっていうから多分60年代の頭だと思うんですけど、「日本館のコンパニオンで半年働いたんだ」「えー」ってなって。その時の話は聞いたことがありますけど、1ドル360円の時代なので僕の祖父母、親のお父さんが知り合いからありったけのドルをかき集めてもらったんだけどあっという間に使ってしまったみたいな、そんな話でしたけどね。パンナムに乗って行ったって。僕もいつかパンナムに乗ってみたかったんですが復活しないですかね、パンナム。リスナーの皆さん知ってますか?かつてあったアメリカ最大の航空会社で、僕が小さい時はまだかろうじて残ってたのかな。どんどんどんどんちっちゃくなって無くなっしまいましたけど。
★From RN:T.K さん
熊本在住、30代男です。今、崎陽軒のシウマイをアテにビールを流し込みながらこのお便りを書いております。何故、崎陽軒のシウマイかと申しますと昨日、ウータンクランのツアー「ファイナル・チャンバー」に参戦したからです。ライブの方は言わずもがな最高で、次々と繰り出される90年代の名曲の数々を地響きがするような轟音とウータンクランの世界観丸出しの映像で“大迫力!ウータンクランを浴びる!”そのような内容でした。ライブ終わり余韻に浸りながら野毛にてひとりハシゴ酒。ついつい夜更かししてしまい終電を逃してしまいました。そこで訓市さんおすすめの“夜の散歩をしながら宿まで帰ることに。道中、偶然にも映画版『濱マイク』のロケでも使われていた「野毛都橋商店街ビル」を発見したりと終電逃して良かったと思える充実した時間が過ごせました。しかしバンズのオーセンティックで歩きまくったせいか翌日は足がパンパンになりました。野村さんは旅先などで徒歩移動されることが多いとのことですが、その際にオススメの靴や休足方法があれば教えて頂きたいです。
☆KUN:
僕も行きましたよ、ウータン。ニューヨークから帰ってカバンを置いてシャワー浴びて、そのまんまKアリーナへ。しかもですね、ライブの後にRZAと一緒に飲んだんですよ。すっごい面白くて、10人ぐらいいたんですけど、僕は遅れて行ったらたまたま隣が彼のソファーの隣で。まあそのまんま普通に話し出したらすごいノリが良いんですよ、もっとインテリで怖いのかと思ってたら。そこにいた人たちが「前から知り合いなの?」って言うぐらいベラベラベラベラ喋って、なんかくだらないこと話してるけど、これウータンのボスだよなみたいな。2時間ぐらいいた後にRZAがお店の人に「マイクをよこせ」って言ったんで、まさか1人ラップでも披露してくれるのかと思ったら、「夜の最後にお前らにコメディをしようと思う」。まさかのスタンドアップコメディですよ。しかもラッパーですからね、めちゃくちゃ話が上手いんですけど話の内容がはっきり言ってオチが下ネタで、もう本当に。でも面白いんですよ。本当は今この後のお便りを全部却下して、丸暗記したので皆さんにその下ネタを話したいんですけども、お時間がね、まだ夜の8時ですから。いつか深夜放送をする時にRZAの下ネタジョークを皆さんに披露したいと思います。
★From RN:花婿太郎 さん
先日、ハネムーンでシチリアに行ってきました。パレルモからバスで30分、海の綺麗な田舎町モンデッロに宿を取りました。強い日差しに照らされながら重たいスーツケースを坂の上まで運び込み、ようやく宿に着いてチャイムを鳴らすものの誰も出ず。仕方なくしばらく待っていると車がゆっくり現れて、中から宿のおばあちゃんがペロっと舌を出して現れました。チャーミングでおしゃべりなおばあちゃんのことが私たちはすぐに好きになり、宿の話に留まらず世間話をたくさんしました。楽しく笑って話すことが多かったですが、私たちが日本人であることを話した時に「戦争、怖いよね」と深く息をつくように言っていたことがとても心に残りました。最終日、おばあちゃんと別れのハグをして、いくつもの青が重なる光る海と街全体を見守るようにそびえ立つ巨大な岩を目に焼き付け、この場所とおばあちゃんに元気に再会出来ることを願いました。また会える時にはもっと世界が平和になっていることを祈ります。
☆KUN:
シチリア1回しか行ったことないですけど、昔、何かでミラノに行った時に「えい、このまま南に行こうぜ!」ってなって友達と行ったのが最初で最後ですけども。確かに日差しもすごく良いしご飯も美味しかったですし、あと安かったんですよね。こんなに素敵なとこなのにマフィアの発祥地かって思うと壁に寄っ掛かってるおじさんたちが急にマフィアに見えてきたりとか、光と影って言うんですか。でもすごく魅力的な街で、いつかもっと長く行きたいなってずっと思っている島です。
★From RN:コラーゲン さん
訓市さん、ありがとうございます。ニューヨークの「スケバン」イベントでメイクで参加させていただいた者です。リハの時に眺めているだけで幸せだったのに最後お話できて本当に嬉しかったです。こんなガキンチョに丁寧な対応をして下さり改めて好きになりました。ニューヨークで頑張っていて良かったです。本当は聞きたかった事があったのですが緊張しすぎて忘れてしまいました。訓市さんの「仕事のモチベーション」は何かお聞きしたいです。これからも応援しています。大好きです!
☆KUN:
覚えてますよ。すごく若いメイクさんで、昔はロンドンとかパリとかニューヨークとかに行くとカメラマンになりたいとかスタイリストを目指してるとか、たくさん日本人の若い子がいて、みんな必死にビザを取ったりしながら頑張ってたんですけど、最近めっきりそういう人たちの姿を見ることが減りました。まあ、ビザを取るのも大変ですし飛行機代やら生活費やら昔に比べてかなりハードルが高くなってますけど、数は少なくなってもまだそういう若い人がいるのを見てとても嬉しく思いました。仕事のモチベーションは何か?仕事は僕はすごいバラバラしたことをやっているので、これを突き詰めて凄いアカデミー賞をとるようなヘアメイクとか、なんか映画で行きたいとか、そういう夢もないんですけど、受けた仕事はできるだけ楽しくやって、終わったら飲むっていう。その美味しいお酒を飲むためにはですね、ピシッと終わらせなきゃいけないわけですよ。なんかめんどくさいとか、やだなやだなって言ってると基本的にやっぱモチベーションっていうか、やる気ってなくなるじゃないですか。だからチームワークが必要な仕事もどうやったら楽しくやるかっていう。冗談ばっかりやったりソフトクリームを見つけてみんなでソフトクリーム食べに行っちゃったり。そういう2、3分って大事じゃないですか。さあ仕事戻るぞみたいな。そうやって積み重ねていって死ぬまで働けたらいいな。それがモチベーションかもしれません。
野村訓市
1973年東京生まれ。幼稚園から高校まで学習院、大学は慶応大学総合政策学部進学。
世界のフェスティバルを追ってのアメリカ、アジア、ヨーロッパへの旅をしたトラベラーズ時代を経て、99年に辻堂海岸に海の家「SPUTNIK」をプロデュース。世界86人の生き方をたったひとりで取材した「sputnik:whole life catalogue 」は伝説のインタビュー集となっている。
同名で「IDEE」よりインテリア家具や雑誌なども制作。現在は「TRIPSTER」の名で幅広くプロデュース業をする傍ら、ブルータス等の雑誌などで執筆業も行う。


