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訓市が antenna* からセレクトした記事は・・・
あの映画のヒロインになりたい!『リアリティ・バイツ』
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#338 --- リクエスト曲増しで! ---
『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。
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リスナーの皆さんからお寄せいただいた旅のエピソードと、
その旅に紐付いたリクエスト曲をオンエア!
旅限定ではなく恋愛、進路、日々の悩み相談や
選曲のオーダーにもお答えします。
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「旅」と「音楽」に関するエピソードや思い出の
メッセージをお待ちしています。
「旅先で聴きたい曲」のリクエストも大歓迎!
手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
番組サイトの「Message」から送信してください。
皆さんからのメッセージ&リクエストをお待ちしています!!
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宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
TUDOR TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛
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MUSIC STREAM
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
Luka / Lemonheads
It'S Over / Lisa Loeb & Nine Stories
Closer / Travis
Faraway / The Japanese House
「祭りばやしが聞こえる」のテーマ / 柳ジョージ
Let's Go Out Tonight (Vocal 2) / The Blue Nile
Onde Andaras / Adriana Calcanhotto
I Never Thought I'd See The Day / Sade
Whenever You Will Go / Charlene Soraia
ON AIR NOTES
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。
Kunichi was talking …
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★From RN:ポッキー さん
先日、訓市さんがオススメしていた『リアリティ・バイツ』という映画を観てみました。まさに青春映画、モラトリアムという感じで、何者かになりたいともがきながらも、最後には自分の気持ちに素直になる清々しい映画でした。そして訓市さんの言っていた通り、ウィノナ・ライダーの透明感と美しさが素晴らしかったです。この映画で初めて観た女優さんでしたが、透き通る肌がキラキラと眩しく瑞々しく、見惚れてしまいました。またタバコのシーンがすごく多く、今の時代と比べると驚きましたが、タバコのシーンも嫌な感じはなく、自然でなんだか清々しかったです。
☆Kun:
『リアリティ・バイツ』を知らない、しかもウィノナ・ライダーを初めて見た。自分は随分遠いとこに来てしまったんだな〜と思う次第なんですけど、そうですね、90年代の青春映画ってもうみんなやたらめったら、ばかすか咥えタバコでタバコを吸ってますよね。それが自分にとってはすごく自然だったんですけど、今の人が見たらどう見るんでしょうね。この『リアリティ・バイツ』はサントラも良いですし、洋服とかもすごく親近感が湧くっていうか、90年代ってこんなだったよなってすごく思います。ウィノナ・ライダー、とっても綺麗でしたけど、最近ですとNetflixの『ストレンジャー・シングス』の行方不明になる子のお母さん役で、やっぱりカリカリしながらタバコを吸いまくってましたけど、すごいタバコが1番似合う女優さんなのかもしれません。
★From RN:ナナキタ 712号室のケツメイシ さん
あの前代未聞の春からもう少しで1年ですね。今年もお花見が期待できそうもないので、思い切ってバイクを購入しました。といっても可愛い50ccのスクーターです。本当は『イージー・ライダー』のようなハーレーダビッドソンが欲しかったのですが、それでも風を切って走るのはとても心地よく、まだひんやりと冷たい空気を受け止めながら走っていると、冬の終わりが少し寂しくも感じます。去年は何も出来なかったので、桜が咲き始めたらお花見ドライブをしようと、今から満開スポットを探して新しい季節の訪れを楽しみに待っています。訓市さんは21年の春をどう過ごされますか?
☆Kun:
24歳の女性の方ですけども、スクーター。動くものに乗って風を感じるっていうのは本当に気持ちが良いものですよね。お花見ドライブ、花に見とれて運転するのはすごく危なくて、周りを走っている車も桜に見とれてしまっていると思うので本当に気をつけてほしいんですけど、僕がもしスクーターで花見に行くとしたら鎌倉に行って、ちょうど朝比奈から鶴岡八幡宮の方に降りて行く途中に墓地もありますし、鎌倉山の方に行くと桜の並木道があるんですけど、本当に綺麗です。特に散り際とかですかね、桜のトンネルなんですよ。昔16ミリのカメラを持ってスケートボードの友達たちと夜明けぐらいかな?そこで撮影したことがあるんですけど、風が吹く度に桜がバーって舞う桜のトンネルを坂道でバーっとスケートで降りて行くのは本当に綺麗で。またその画が見たくなりました。
★From RN:春ウキウキ さん
私は東京生まれ東京育ちのまま25年どっぷり都会しか知らずに生きてきたのですが、去年の秋から北関東に転勤になりました。しかし25年間、都会で便利な暮らしを享受していた私は地方の生活スタイルに全く馴染めず、体調を崩し、思い切って転職活動をしたところ、先日内定をいただきました。明日、短い期間でしたがとてもお世話になった上司に退職届を出そうと思います。今回の件で、すごく狭い東京こそが世界の中心で自分のことはmajorityと思っていましたが、そんなことは全くなく、むしろminorityで視野の狭い人間だと思い知りました。今回は体調を崩してしまったので一旦、生まれ故郷東京に退避しますが、いつか東京以外の暮らしも選択できる人になりたいと思います。
☆Kun:
僕も東京生まれ東京育ちで自分たちの環境っていうのが生まれた時からあったので、それが当たり前だと思っていましたし、日本=東京だって思いあがったっていうか勘違いをしていたので、外に行った時にいかに自分たちの環境っていうのが特殊で恵まれていることもたくさんあるし、逆に自然が少ないとか恵まれてないこともあるんですけど、とにかく東京が全ての基準じゃないっていうのに気づいた時は自分もびっくりしました。旅行に行くとそういうことの連続ですよね。アメリカ行った時も映画とかでしか知らなかったんでニューヨークとかカリフォルニアみたいなのが全部アメリカだと思っていたら、実は本当にアメリカの一部というか。前回トランプさんが大統領になった時とかに日本の人もみんな気づいたと思うんですけど、トランプさんたちを支持しているのがアメリカの真ん中にはたくさんいて、僕らが知っているいわゆるリベラルっていうイメージのアメリカ人っていうのは海沿いにへばり付くようにしかいないっていう。だからこそ色んなところに行って自分の目で見て耳で聞いて確かめていきたいって思うんですが、今年の春になったら海外とか行けるのかなって去年の今頃考えていましたけど、まだまだ春は来なさそうですね。
★From RN:レオナルド富士朗 さん
訓市さんのことは存じ上げなかったのですが、妻が流しているのをなんとなく聞いているうちに独特の低音ボイスと選曲が好きになり毎週楽しみに番組を聴くようになりました。番組をいつも流している妻が40歳になり、年齢のことなど気にしだしています。「男は年齢を重ねるごとに色っぽくなるからいいよねー」とか。僕は男女問わずそうなるのが理想だし、妻もそうなると思っています。惚気ついでに妻の大好きな ブルー・ナイルの「Let's Go Out Tonight (Vocal 2)」をリクエストさせてください。
☆Kun:
ブルー・ナイルが好きな40歳っていうだけで相当に素晴らしい奥さんなんじゃないのかと思うんですけど、ブルー・ナイルは音響にものすごいこだわっていて、よくスタジオの人たちが音のレベルが良いか視聴に使ったりするっていうんですが、やたらアーバンなんですよ。その80年代とかバブルの頃の男と女の哀愁みたいな感じで、当然この番組でもかけているんですが、この「Let's Go Out Tonight (Vocal 2)」っていうのは別テイクのもので、確かデラックス盤だかベスト盤に入っていたものなんですけど素晴らしいですよ。これはもうこの時期ですね、トレンチコートを着て襟でも立ててウイスキーを飲んで渋く駅からの帰り道でも歩いてみてください。
★From RN:のらえもん さん
コロナ前に家族で最後に海外旅行をしたのは、当時の駐在先から近い冬のワルシャワでしたが、人気の日本人が営むうどん屋では、それこそ密になって地元民と肩寄せ合って暖かい麺をすすり、ワルシャワ蜂起博物館では第二次世界大戦下のポーランド市民の厳しい状況でも希望を捨てない意志の強さに心打たれ、戦火で破壊され再建された美しい街を自分の足で歩き、自身の目で見る事の大切さと喜びを再確認した旅でした。訓市さんは、旅先で博物館には行かれますか?
☆Kun:
ワルシャワ、もう随分前に行ってあんまり覚えてないですけどね。ウォッカがすごいあるなー、しかも安いと思ってたくさん飲んでそこからの記憶がほぼ無いっていうのがポーランドの記憶ですけども。博物館、最近はあんまり行かなくなってしまいましたけど、それこそ最初にアメリカに行った時とか「スミソニアン博物館」にどうしても行きたくて、そこの「航空宇宙博物館」とかで本物の飛行機とか昔のジェット機、ロケットなんかを見て。そうです僕も小さい時はそういうのにハマった可愛い時代がありまして。もう釘付けのようになって見てましたけどね。最近、最後に行ったのはどこでしょう?シアトルにある「EMP」っていう、ポール・アレンというビル・ゲイツと一緒にマイクロソフトを作った人が自分の私財を投げ打ってロックのミュージアムを作ったんですよね。ジミ・ヘンドリックスとかそういうのが大好きだったみたいで。一昨年くらいに亡くなってしまいましたが、そのポール・アレンさんというのは金持ちの鏡だなと思ったのは、唸るほど持っていたお金を自分の趣味に全部使っちゃったんですよね。その博物館を作ったり、亡くなる前は世界中の沈没した戦艦を見つけるっていうのに熱中してまして、日本の戦艦「武蔵」とかも発見したのはポールさんなんですけど、そういうお金持ちって日本には出てこないんでしょうか。僕は待ち望んでいます。
★From RN:川越支部長 さん
外出自粛の折、最近ちょっと自分の「記憶を旅してみる」ことに興味を惹かれたりしています。私はつい最近まで、4歳の時の記憶が自分の1番古い記憶だと思っていました。それは、妹が生まれた時の記憶です。産婦人科の病室で、母の寝ている脇の小さなベッドに赤ちゃんがいて「今日からお前は、お兄ちゃんだよ」と母から言われた時の風景が今も鮮烈に記憶に残っています。私と妹は4つ違いですので、逆算してこれは4歳の時の記憶だと自分で認識してきたわけです。ところが先日、ひょんなことから私の別の記憶話を両親に確かめる機会がありました。それは夜のお祭りの時の記憶で、祖父から夜店で落下傘のおもちゃを買ってもらい、それが嬉しくて早く投げ上げたくて、つい握っていた祖父の手を離してしまい迷子になってしまったという記憶です。両親の結婚後、初めて私を連れて帰省した時の話だそうで、私が2歳の時のことだったそうです。1番古い記憶の記録が更新されたようで、ちょっと嬉しくなってしまいました。s訓市さんは、ご自身の1番古い記憶は何歳の時のものでしょうか?
☆Kun:
すごいですね、2歳の時の記憶。僕はなんか小さい頃のことを色々覚えてますけど、自分の親にそれがいくつの頃だっていうのを確認したことが多分無いので。何ですかね、なんかよく言われるのはちっちゃい時に絵本読めないのに絵本を外に持ってちっちゃい犬の首を抑えて無理矢理読んで聞かせてたっていう。なんとなくそれが言われて覚えてるんですけどね。まあえらい迷惑だったと犬は思うんですけども。今は親にもなかなか会えないんですけど、今度会ったらどの記憶がいくつの時か聞いてみようかなと思います。
野村訓市
1973年東京生まれ。幼稚園から高校まで学習院、大学は慶応大学総合政策学部進学。
世界のフェスティバルを追ってのアメリカ、アジア、ヨーロッパへの旅をしたトラベラーズ時代を経て、99年に辻堂海岸に海の家「SPUTNIK」をプロデュース。世界86人の生き方をたったひとりで取材した「sputnik:whole life catalogue 」は伝説のインタビュー集となっている。
同名で「IDEE」よりインテリア家具や雑誌なども制作。現在は「TRIPSTER」の名で幅広くプロデュース業をする傍ら、ブルータス等の雑誌などで執筆業も行う。