★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
訓市が antenna* からセレクトした記事は・・・
自転車&キャンプの祭典で専門家にバイクパッキングについて聞きました!「PAAGOWORKS」のメーカートップによるおすすめギアも
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
『TRAVELLING WITHOUT MOVING』・・・
「動かない旅」をキーワードに旅の話と、
旅の記憶からあふれだす音楽をお届けします。
ナヴィゲーターは世界約50ヶ国を旅した野村訓市。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
#439 --- “お便り”ナイト ---
皆さんからお寄せいただいた“お便り”をまとめてご紹介
曲のリクエスト、選曲のオーダーにもお答えします。
番組サイトからメッセージを送ってください。
お待ちしてます〜!
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
「旅」と「音楽」に関するエピソードや思い出の
“お便り”をお待ちしています。
「旅先で聴きたい曲」のリクエストも大歓迎!
手紙、ハガキ、メールで番組宛てにお願いします。
番組サイトの「Message」から送信してください。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
宛先は・・・
〒106-6188
株式会社 J-WAVE
TUDOR TRAVELLING WITHOUT MOVING 宛
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
MUSIC STREAM
動かなくても旅はできる。
ミュージック・ストリームに
身をゆだねてください。
Welcome To The Working Week / Elvis Costello
I'm Coming Out (Original Chic Mix) / Diana Ross
I Won't Share You / The Smiths
Light As A Feather / Azymuth
風をあつめて / Tahiti 80
Dead Knot / Cehryl
Obvious Bicycle / Vampire Weekend
If I Believe You / The 1975
Quiet, The Winter Harbor / Mazzy Star
ON AIR NOTES
どんな会話を交わしたのか。
何を見たのか、何を聞いたのか。
その音の向こうに何があったのか。
KUNICHI was talking
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
★From RN:たいつ さん
振り返れば聴き始めてから5年の月日が流れ、その間に結婚、子どもの誕生、育児、新築、引越しと生活環境ががらっと変わる出来事が続きました。そして、今年の夏に2人目の子どもが誕生予定です。共に変化を乗り越え楽しんでくれる妻に感謝しています。訓市さんは子どもにこれだけは守ってほしい野村家の家訓などはございますか? 2人目の出産に備える妻へ訓市さんからメッセージをいただけると幸いです。
☆KUN:
2人目、子供は多ければ多いほど楽しいと思いますよ!と無責任じゃなく言いますけども、家訓なんていうものは、まず親がそれほどしっかりと生活してるわけではないので無いんですけど、でも本当に挨拶とお礼はちゃんと相手の目を見ていうことがとにかく大事だっていうのは必ず言っているんですけども。良いじゃないですか、そういうのって。家族でも「おはよう」とか「ありがとう」っていうのは当たり前に思わない方が良いのかなと思っています。そして出産を控えた奥さん、夏の出産っていうのは多分すごく大変だと思うんですよ。暑いですし、みんなが楽しくしている時に外にも出られないじゃないですか。最初の1ヶ月とかって。だから気持ちがそわそわしたりすることがあるかもしれませんが、大丈夫です。秋の頃にはですね、産まれたお子さんと一緒に公園に行ったり散歩したり、楽しいことがたくさん待ってますから。とにかく身体に気をつけて元気な赤ちゃんを産んでください。
★From RN:まめまめしいコメ さん
地方の雪国で大学生をしています。先日成人式があり、そこで再会した女友達がいました。再会してしばらくSNSでメッセージのやり取りをしているも、その女の子から彼氏ができたと報告されました。その時になぜかなんとも言えない喪失感がありました。何か特別な感情があるわけでもなく、なんなら僕には恋人がいます。とにかく自分の感清が分からなくなっていますが喪失感だけ感じています。
☆KUN:
読んでいて、また笑みがこぼれてしまいました。おやおや、お手つきってやつですかね。どこか自分の望んだ通りの方向に行くっていう予想が外れたというところじゃないでしょうか。逃したので急に昔のことを思い出したり、もしあの時…みたいな、頭の中に”もし”がたくさん浮かんで、続けて言うと「もしもーし」みたいな感じになっているんじゃないんでしょうか。まあ、しょうがないですけども、それが本当の喪失感なのかなってなんとなく頷くところもありますが、そういう時はごめんなさいと思って自分の恋人に優しく優しくしてあげてください。
★From RN:ミッキー さん
声の良さに惹かれて何度も聴いています。昔は今と違い、田舎に住んでいた私は「ラジオが友達」と言うと歳バレてしまいますが、今でも大好きな番組『クロスオーバーイレブン』。津嘉山正種さんの声が訓市さんと似ているから訓市さんも好きなんだと初めて気が付きました。
☆KUN:
以前も他の方からこのラジオ番組の話をされたことがあります。似てるでしょうかね? どうなんでしょうか。僕は声が似てるって言われるのは喪黒福造とかになってしまいますけどね。
★From RN:soma さん
近々、約3年振りの海外出張で香港へ行ってきます。もうかれこれ20年近く通っているのですがコロナ禍で沢山のお店が閉まり、政権も随分と変わったこともあり少し不安ではありますが、どのように香港が変化しているのか体感してきます。随分と昔の話ですが20代の頃、出展していたイべント会場の休憩所で一服をしていたら「タバコ1本ちょうだい」と女優MINAMOさん似の中国系の女性から声を掛けられました。一服しながら話をしているとロスから香港大学に留学で来ているそうで、バイトで他のブースを手伝っているのだとか。連絡先を交換して食事に行ったりビクトリアハーバーで夜景を観たりと数回デートをしたのですが、結局何事もなく彼女は半年後に帰国してしまい音信不通になってしまいました。もう少し頑張っていたらまた違った関係だったのかな、あぁチキン野郎だったなと思い出してしまいました。一定期間行くことが出来ず、ふと浮かんだ記憶がこれというのもどうかとは思うのですが。
☆KUN:
何かあったようで何もなかった時のことって、妙に覚えていたりするものですけども、これも小さな失恋話なのか、良い思い出なのか、分かりませんけども、若い頃っていうか20代の頃はそういうちょっとした出来事とかふとした時に思い出すこんなことがたくさんあった気がします。それが女性だけじゃなくて、すごく仲良くなったけどいつの間にか音信が途絶えてしまった男友達とか。旅先ってそういうことが多いのかなーなんて読んでいて思いました。香港は僕もまた随分行ってないんですけど、バンコクのお店のようにリモートで作っているカフェがありまして、いま多分セミオープンしてるんですけど、ちゃんと開いたらここも現場に1回も行かずに作ってますので、香港に見に行ってこようかなと思っています。
★From RN:タデクイ さん
50歳の男性です。「蓼食う虫も好き好き」と言う諺がありますが、好きが高じて、この春長らく勤めた大手アパレルを辞め?バイクパッキング”という、 自転車で旅をする為のバッグを手仕事で製作するという極めてマニアックなメーカーを起業します。メーカーと言っても、たった1人で資材調達からデザイン、パターンメイク、裁断、縫製までを自宅の一角で行う、いわゆる家内制手工業です。果たしてそんなニッチな事業で妻と育ち盛りの娘達を養っていけるのか? それは大した問題です。ワクワクしますが、ヒリヒリもします。この自分でも無謀と思える挑戦を許し、半歩踏み出す機会を与えてくれた妻や家族に、この場を借りて感謝を伝えたいです。
☆KUN:
似たような年齢でフリーランスみたいなものじゃないですか。だからワクワクもするしヒリヒリもするっていうのはすごくよく分かるんですけど、ヒリヒリするっていうのが麻痺してきちゃいましたけどもね。ずーっとヒリヒリしてるんで、それがデフォルトになってしまいました。50歳といえど、その気になれば出来ますし、もし思ったより自転車旅行のバッグを使う人が少ないなと思ったらいくらでも違うバッグも作れると思いますし、やる以上思いの丈というかアイデアを全てぶち込んで素敵なバッグを作ってください。
★From RN:冬はつとめて さん
訓市さんは雨の日が好きですか? 私はあまり好きではありません。でも、好きだなと思う時もあります。雨の降る景色を窓から眺めている時。落ち込んでいる日に雨が降ると、外に出たらだめだと閉じ込められている気がして、それはそれで好きだと思う事もあります。世界1雨が多い島、カウアイ島に行ったことがあります。1年で雨でない日は数日しかないそうです。そこはただただ自然を満喫する島です。日本では見たことがない広葉樹がどこまでも続いています。そして優しい雨が降っています。濡れてもいいと思ってしまうほど優しい雨です。悲しいことを全部洗い流してくれるような雨です。もしかしたら私はあの時、カウアイ島でそれまでの悲しいことを全部雨と一緒に置いてきたかもしれないとさえ思っています。訓市さんの雨の思い出がございましたら、お聞かせください。
☆KUN:
詩のようなお手紙をありがとうございます。雨は嫌いじゃないですけども、僕が嫌いなのは傘をさすことで、ちょっとした雨だったら傘をささないで歩くのが好きです。結構気持ちが良いものですし、場所によりますけども例えばロンドンの人ってあまり傘ささないですけど、霧雨みたいなのが降るのでずぶ濡れになるってことがそんなにないんですよね。ああいう時にレインコートみたいなのを着て公園の横を歩いたりするのすごく好きだったなーと今思い出しましたけども、日本の土砂降りが1番嫌かもしれませんね。僕はキャンバスでできたペラペラのスニーカーが基本的に好きで、常にそれを履いてるんですが、土砂降りの時ってもうスニーカーが死ぬじゃないですか。靴下も濡れるしそれをそのまま放置していると匂ってきますし、話してみたら自分の中で結論が出ました。雨は嫌いです。
野村訓市
1973年東京生まれ。幼稚園から高校まで学習院、大学は慶応大学総合政策学部進学。
世界のフェスティバルを追ってのアメリカ、アジア、ヨーロッパへの旅をしたトラベラーズ時代を経て、99年に辻堂海岸に海の家「SPUTNIK」をプロデュース。世界86人の生き方をたったひとりで取材した「sputnik:whole life catalogue 」は伝説のインタビュー集となっている。
同名で「IDEE」よりインテリア家具や雑誌なども制作。現在は「TRIPSTER」の名で幅広くプロデュース業をする傍ら、ブルータス等の雑誌などで執筆業も行う。