ARCHIVE
ARCHIVE LIST俳優の中沢元紀さんに、
生活・未来のために取り組んでいることを伺いました。
私たちの生活、未来のために、明日からすぐ行動できる
身近なアクションのきっかけを作る
「J-WAVE SELECTION ITOCHU DEAR LIFE,DEAR FUTURE」
今回のゲストは俳優の中沢元紀さん。
2022年にデビューし、話題作に出演。
特に鈴木亮平さん主演のドラマ「下剋上球児」では野球部のエースを熱演し、
注目を集めました。
ちなみに今回ラジオ出演自体が初めてのこと!!
そんな中沢元紀さんと、
私たちの生活・未来のために出来る身近なアクション、
誰かの笑顔のために出来ること、一緒に考えていきました。
中沢元紀さんがSDGsの17の目標の中で関心のあること、
好きな作品を通じて身近に感じるようになった社会のこととは。
料理が好きな中沢さん。
日常からできるSDGsの活動としては、食べられるギリギリのところまで使い、
フードロスが増えないようにしたり、
洗い物でも水を多く使いすぎないようにこまめに止めたりということを意識しているそうです。
ラジオ初出演の中沢さんのミュージックシェアは、米津玄師「海の幽霊」。
音楽以外にもSDGsについて考えるきっかけになった映画を教えてくれました。
それは、2011年に公開されたフランス映画「最強のふたり」です。
不慮の事故で首から下が動かなくなってしまい新しい介護者を探す大富豪と、
生活保護の申請に必要な不採用通知だけが目的で面接に来た
スラム出身の黒人青年との友情物語。
友情物語の映画ではありますが、スラム出身のドリスやその周りにいる人たちと
大富豪フィリップとの生活の格差が著しくあり、考えさせられる作品だったそうです。
貧困問題だけではなく、障害者に対する偏見や差別など
SDGsの目標8「働きがいも経済成長も」や目標10「人や国の不平等を無くそう」
などにも関係のあることが背景として描かれている作品です。
身近に障害を持っている人と接する機会が少ないという人もいるかもしれません。
主人公のように、差別や偏見の目を持たず、ひとりの人として接することの大切さを
考えると同時に、障害を持っている人でも誰でも平等に生活をしていける社会というのを
しっかり考えていく必要があります。
「ココナッツレザー」を通じてSDGsの目標に取り組む
【エシカリージャパン】中川 雅里名さんにお話を伺いました。
中沢さんがSDGsの17の目標の中で中沢さんが興味・関心のあるもののひとつは、
目標12「つくる責任、つかう責任」。
今回「ココナッツレザー」を通じて「つくる責任、つかう責任」に取り組んでいる
「エシカリージャパン」の中川 雅里名さんに、ココナッツレザーがどんなもので、
どうやってSDGsに貢献しているのか、教えてもらいました。
ココナッツレザーというのは、もともと廃棄予定だったココナッツウォーターからできていて、
実は外側のファイバーの部分ではなくて、中の水の部分をアップサイクルした
新素材になるそうです。
インドの南の方はココナッツの木がたくさん自生していて、
人々はスポーツドリンクやお茶のように、ココナッツウォーターを日常で飲んでいますが、
1日におよそ数千リットル廃棄されていると言われています。
ココナッツウォーターが大量に廃棄されてしまうと土壌が酸性化したり、
排水のシステムがまだそんなに整ってないことにより、
そのまま水質汚染につながってしまっていたりという現状があります。
まずは作る責任というところで、南インドの小規模の工場で、
10名ぐらいの現地の職人さんが手作りで1枚1枚作っており、
現地での環境負荷の軽減、雇用の促進に直接つながる製品であると
中川さんは考えています。
他にも、「貧困をなくそう。」「働きがいも成長、経済成長も」、
フェアトレードをなくすための動きとしての「人や国の不平等をなくそう」
などにも取り組んでいます。
そして、この製品を作ることによって「海の豊かさを守ろう」「陸の豊かさも守ろう」
にも貢献していて、とてもSDGsなアイテムを作っています。
4月には 新商品のレザートレイとブックカバーも発売されるそうです!
中沢元紀さんが10年後なっていたい自分、なっていてほしい社会
まずは俳優という仕事を続けて、10年でたくさんのことを経験し、
第一線を走っている俳優の一人になれていたらと考えているそうです。
10年後の社会は、一人一人のSDGsへの関心が増えて、
環境問題に対する取り組みがもっと大々的にされている社会になっていたらと話してくれました。
普段から周りの人のために何ができるか考えている中沢さんが感じていることや行動は、
少しずつ私たちの生活・社会につながっていくはずです。
次回の放送は4月28日です。お楽しみに!