2023.11.05 ON AIR
日本の本物とその作り手の声ご紹介するTDK VOICES FROM NIHONMONO。
中田英寿さん山梨県の旅の模様をお届け。
今回は『富士桜高原麦酒』をご紹介しました。
こちらの母体となっているのは、ゴルフ場やリゾート施設、別荘地などを手掛けてきた「富士観光開発 株式会社」。
そんな会社が 90年代後半に立ち上げたのが「富士桜高原麦酒」です。
ブルワリー開設の時からビール造りに携わる、ヘッドブルワーの宮下天通さんにお話をうかがいました。
「富士桜高原麦酒」が作っているのは、ドイツスタイルのビール。
代表的なものは「ヴァイツェン」、「ピルス」、「ラオホ」といったもの。
モルトというビールの原料となる麦芽も、ドイツの会社から輸入しています。
富士山からの贈り物である「水」を使ったビールの仕込み。
モルトを細かく砕きお湯に入れ、麦芽の中の「でんぷん」を「糖」に変える、「糖化」という工程があります。
「富士桜高原麦酒」では、その「糖化」の工程に力を入れていて、麦芽を入れる「お湯」の温度を徐々に上げていくステップを、丁寧に回数を重ねて行なっています。
宮下さんの目標、お聞きしました。
「ドイツビールの素晴らしさを 日本の方に伝えること、ドイツビールを極めたいっていう、まだドイツスタイルのビールも作ってないものもありますんで。それと、せっかく富士山の近くで作ってるからこそ、富士桜の新しいスタイルを世界に発信していきたいかなっていう。」