2022年09月27日

自費出版で伝えたい、生きるヒント。

旅人・エッセイストの たかのてるこ さんは、
2018年にシリーズ本『生きるって、なに?』の自費出版を始めました。

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500円で販売したい、という一心で始められたそうで
現在は全国の書店や、オンライン通販なので購入が可能です。
詳細はこちらから

この書籍を書き始めたきっかけは、授業を担当していた大学生から
”生きてる意味が分からない" と質問されたこと。

たかのさん自身も、人生に悩み、生きるのがツラいと感じた経験があったそうで、
そんな自分でも前向きになれる文章を!と本を書き、
相談してきてくれた生徒にプレゼントしたのだとか。

小黒「この『生きるって、なに?』は、その子を救ったんですか?」

たかの「この本の中に”迷惑をかけても良いんだよ”っていう
    フレーズが出てくるんです。
    日本って、人様に迷惑をかけたらアカンって言われるじゃないですか。
    だからその子も、悩みがあっても人に話せなかったんですよね。
    私の文章を読んで、自分が困った時
    人に助けを求めようと思いますって言ってくれて
    無事に大学も卒業して、楽しく北海道で生きてますよ。」

小黒「僕もこれ読ませて頂いて...文章が素晴らしいね。詩人のよう。」

たかの「ホンマですか?!!!? あら〜〜〜詩人になりたかったんです!!」

小黒「もう詩人でしょ」

そんな前向きになれる『生きるって、なに?』を2018年に出版された後、
全国各地から、学校や自治体からの公演依頼が殺到。
生きることに悩んでいる人の話を聞いてきた中で、
シリーズ2冊目の『逃げろ 生きろ 生きのびろ!』が完成しました。

たかの「一番言いたいことをタイトルにしました。
    今、日本に人間が住んでいるのって、アフリカから逃げてきたからですよね?
    嫌なことがあったり、寒いのが苦手とか、美味しいもの食べたいとか、
    色々な理由があって、世界中に人が逃げたんですよね!
    7000万年分、1回も途切れずにアフリカから、勇気を持って逃げた
    先祖が繋がっていると思ったら!逃げるのは、人間のお家芸ですから!
    心がへし折られたら、命最優先で逃げて欲しいんです。」

3冊目は死をテーマにした『笑って、バイバイ!』。
インドネシア・バリ島で出会った男性が表紙。
思わず手が伸びるほどの、素晴らしい笑顔です。

死をタブー視し、懸命に生きた命に対して
”身内の不幸"や"可哀想" と表現している日本で
もう少し、死をポジティブに感じて欲しい、と書かれました。

今夜の選曲:LIVIN' IN SIN / DAN AUERBACH

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2022年09月26日

旅で知る、直感の大切さ。

旅人・エッセイストの たかのてるこ さんをお迎えしています。

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たかのさんは、1971年大阪生まれ。
日本大学芸術学部を卒業後、映画会社に入社され、
テレビプロデューサーとして数々の番組を制作し、2011年に独立。
これまで、7大陸70カ国を旅し、紀行エッセイを数多く執筆されています。

この番組には、10年ぶりのご出演!
当時は、40カ国を旅された...とお話されていたので、
10年で訪れた国が30カ国増えている計算になります。

小黒「世界を放浪する人って色々いるけど、
   てるちゃんは、訪問する国を決める、決定的なものは何?」

たかの「映画とかの影響を受けることが多いですね。
    例えば、セブン・イヤーズ・イン・チベット見て
    ダライ・ラマに会いたい〜!とか、キューバの映画見たらキューバに!」

小黒「聞いてると...反射能力だな(笑)」

たかの「やっぱり直感が正しいな、といつも思うんです。
    気重い飲み会は、やっぱりツマラナイじゃないですか〜
    旅に出ると、直感が研ぎ澄まされて、本当は自分は何がしたかったのか
    って気が付けるのが良いなと思ってます。」

たかのさんは、基本旅では何も決めずに行動されています。
その日の泊まる宿も行き当たりばったり!
危ない目にも会いながらも、たかのさんらしい明るさで
全て笑い話になっています。

小黒「旅にネガティヴな思いが全くないんだね」

たかの「日本の方が、よっぽど傷つけられましたね。
    上司の小言とかね...(笑)」

前回ご出演いただいた時に話されていたのが、
”担当している大学の授業で、学生には実際に旅に出てレポートを書いてもらう”
という独特の授業内容。

実際に行われ、思い切って海外に行く学生や、
旅をきっかけに就職先を変えチャレンジする精神を持ち始めた学生など、
たかのさんとの出会いで、人生が変わった子達が多かったそう。

ご自身が唯一信頼できたという、中学時代の先生から受けた愛を
新しい世代に繋ぐことができた、と振り返りました。

今夜の選曲:WAITING ON A SONG / DAN AUERBACH

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2022年09月22日

睡眠の重要性と次回作の構想について伺います。

執筆家・森の生活者 ・Greenpeace Japan & 環境省アンバサダーの四角大輔さんをお迎えしています。

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四角さんは自給自足の生活をしながら、世界中65カ国を
旅されてきました。家族3人で今後旅をするなら、
船旅をしたいとか。

四角「飛行機って温室効果ガスの排出量が多いので、
元から船旅を軸にしていました。なので、船で地球を
一周して戻ってくるような旅がしたいなと思います。」

コロナ禍で働き方が変わった日本で、働く人たちの
コミュニケーションも軟化したと四角さんはいいます。
しかし、溢れている情報量は変わらないまま。
そんな日本人に対して著書「超ミニマル主義」の中でも
語られているのは、睡眠の大事さです。

四角「睡眠が整えば間違いなく仕事のパフォーマンスは
上がっていきます。国ごとにみても長期バケーションの
取得や、定時過ぎたら労働はしないという国の方が
生産性が高いです。」

今後は英語圏での活動も視野に入れている四角さん。
100歳まで生きるという今後の野望も語っていただきました。

今夜の選曲…Two Hands / King Crimson

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2022年09月21日

新著「超ミニマル主義」について詳しく深掘りしていきます。

執筆家・森の生活者 ・Greenpeace Japan & 環境省アンバサダーの四角大輔さんをお迎えしています。
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9月14日に発売された新著『超ミニマル主義』について
今夜も伺いました。
四角さんはこの本で、ミニマル主義という考え方を
インストールして欲しいといいます。

四角「まずやって欲しいのは、今日、または明日、
手ぶらで出かけてみてほしい。最終的なゴールとしては
超ミニマル主義者になって、超身軽に、自由になって
アイデア力が増して、生産性が上がってクリエイティブに
なるというところです。」

四角さんがこうした考えを提唱する背景には、
レコード会社時代に、周囲の人が過労死や自殺で
亡くなったことがあるといいます。
仕事を充実するために日本のビジネスパーソンが
楽に働けるようにしたい!日本という国の
幸福度も上がるのではないか……という考えが
ありました。

今夜の選曲… Heartbeat / King Crimson

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2022年09月20日

ニュージーランド生活と新著「超ミニマル主義」について、たっぷりと伺います。

執筆家・森の生活者 ・Greenpeace Japan & 環境省アンバサダーの四角大輔さんをお迎えしています。

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四角さんは、1970年大阪府生まれ。
1995年よりレコード会社でアーティスト
プロデューサーとして、絢香、Superfly
平井堅などを手がけ、
2010年にニュージーランドへ移住。
著書に『自由でありつづけるために 20代で捨てるべき50のこと』や
『人生やらなくていいことリスト』
『バックパッキング登山入門』などがあります。

移住したニュージーランドには、国の制度として
公立の学校に通わせれば、妊娠・出産の医療費や
その後の子供の医療費や学費も無料!

そして、9月14日に新しい著書『超ミニマル主義』
が発売になりました。

四角「コロナ禍前の2017年から実は書き始めて
いました。日本ってモノや情報に溢れてやること
だらけ……そんな日本人がミニマル主義になるためには
どうしたらいいか書いていたら1000ページを超えてしまって!
担当者にも常軌を逸してると言われてしまい、
400ページにまとめて読みやすく整えましたが、
残りの500ページ近くも今後出す予定でいます。」

今夜の選曲…Waiting Man / King Crimson

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2022年09月15日

【Podcasting 第787回】仲本千津さん

今回のポッドキャスティングは、
9月12日〜9月15日放送分、RICCI EVERYDAY 代表取締役COOの仲本千津さんです。

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2022年09月15日

新商品「Gift from TRASH」とは?

RICCI EVERYDAY 代表取締役COOの仲本千津さんをお迎えしています。
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9月2日に、新しいコレクション「Gift fromTRASH」
が発表になりました。ハギレや古着などを使って制作された
作品ですが、どういったきっかけでこうした試みを
しようと思ったのでしょうか?

仲本「ウガンダで驚いたのが世界中色々なところから
古着が流れ着いていたことでした。日本のマーケットで
流れた新品の洋服や古着が、着なくなった途端、
アフリカなど開発途上国へと流れていくんです。
そうなると、ウガンダなど国内でファッション業界で
働いている人たちの仕事を圧迫して行くんです。
そうした現実を見たときに、その問題を日本の人に
伝えられないかと思い、自分のプロダクトを通じて
そうした問題を伝えたいと思いました。」

捨てられてしまう古着や、生産過程で出たハギレの
布で作られた作品たち。今回は、古着のデニムと
ハギレを使ったバッグを出品する予定とのことです。

↓Gift from Trashについてもっと詳しく知りたい方はコチラをチェック!
https://www.riccieveryday.com/blogs/letter-from-the-hill/new-collection-gift-from-trash

▶︎RICCI EVERYDAY ショールーム
〒162-0856 東京都新宿区市谷甲良町2-17 市谷甲良町ビルA
(都営大江戸線牛込柳町駅より徒歩3分、牛込神楽坂駅より徒歩8分)
電話番号:03-3266-7066
営業時間:11:00〜17:00(営業日:土日祝日)
*予約された方優先でショールームのご案内もされています。
詳しくは公式HPをご確認ください。
https://www.riccieveryday.com

今夜の選曲… Kupambana / Ugandan Finest Artists

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2022年09月14日

商品を第1に考えたブランドの確立、というお話伺います。

RICCI EVERYDAY 代表取締役COOの仲本千津さんをお迎えしています。
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RICCI EVERYDAYは、今年8月にブランド創業
7周年を迎えたのを機に、代官山にあった直営店舗を
神楽坂に移転されました。
オンラインストアの商品の在庫まで展示できなかった
以前のお店よりも広い空間で、いろんな柄から
お客さんに選んで欲しいという意図もあり、
移転を決めたそうです。

小黒「普通だったらウガンダの女性たちの生活支援
というのを前面に押し出すと思うけど、それを
していませんよね?」

仲本「ブランドとしては第一に商品を愛して欲しいと
思っているんです。女性を支援しているので
ぜひ買ってください……みたいな言い方だと
支援のためと言って1個しか商品を買ってくれない。
まずは、ブランドとして商品を気に入ってもらい、
継続して買ってもらえるように訴求していきたいと
思います。」

▶︎RICCI EVERYDAY ショールーム
〒162-0856 東京都新宿区市谷甲良町2-17 市谷甲良町ビルA
(都営大江戸線牛込柳町駅より徒歩3分、牛込神楽坂駅より徒歩8分)
電話番号:03-3266-7066
営業時間:11:00〜17:00(営業日:土日祝日)
*予約された方優先でショールームのご案内もされています。
詳しくは公式HPをご確認ください。
https://www.riccieveryday.com

今夜の選曲… Queen / Ugandan Finest Artists

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2022年09月13日

現地の労働環境整備とクオリティアップ、というお話伺います。

RICCI EVERYDAY 代表取締役COOの仲本千津さんをお迎えしています。
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仲本さんのブランドRICCI EVERYDAYでは、
アフリカンプリントという生地の商品を
取り扱っています。このアフリカンプリントは
カラフルで大胆な柄になっているそう!
他にも、バッグや小物などを扱うライフスタイル
ブランドです。

直営工房は、ウガンダにあります。
作業をおこなっているのは、ウガンダの
女性たち20名ほど。
丁寧に一つ一つ手作りしたものを日本で
販売されています。

仲本「ほとんどが女性のチームなんですが、
みんな自分の子供たちにちゃんとした教育
を受けさせたい!ちゃんとした医療を受け
させたい!という強い覚悟で働いている
という印象を受けます。」


▶︎RICCI EVERYDAY ショールーム
〒162-0856 東京都新宿区市谷甲良町2-17 市谷甲良町ビルA
(都営大江戸線牛込柳町駅より徒歩3分、牛込神楽坂駅より徒歩8分)
電話番号:03-3266-7066
営業時間:11:00〜17:00(営業日:土日祝日)
*予約された方優先でショールームのご案内もされています。
詳しくは公式HPをご確認ください。
https://www.riccieveryday.com

今夜の選曲… Akawowo / Ugandan Finest Artists

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2022年09月12日

アフリカ・ウガンダ発のブランドの立ち上げと運営のお話……たっぷりと伺います。

RICCI EVERYDAY 代表取締役COOの仲本千津さんをお迎えしています。
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1984年静岡県生まれ。早稲田大学法学部卒業、
一橋大学大学院を修了後、大手銀行で法人営業を
担当され退職後は、国際農業NGOに参加し、
ウガンダに駐在。2015年にアフリカンプリントの
商品を取扱うブランド「RICCI EVERYDAY」を
創業され、翌年にはウガンダ法人と、
直営店舗を設立していらっしゃいます。

仲本「大学では主にサブサハラアフリカで
頻発した紛争について研究しました。
この土地でなぜ内戦が起こるのか、
新しい国づくりに向かうのか、とか
を考えながら、自分にはまだ知識も経験も
ないと思って、一度社会に出たんです。
お金の回りかたを勉強するために銀行員
として働いた後、アフリカの道に戻りました。」

小黒「アフリカの中で、なんで
ルワンダを選んだんですか?」

仲本「NGOとして働く中で、
13、4カ国回ったのですが、
中でもルワンダがダントツでいいなと
思ったんです。湿気が少なくカラッとした
暑さが一年中安定していたのと、
現地の人が穏やかでオープンマインドの
人が多かったです。」

▶︎RICCI EVERYDAY ショールーム
〒162-0856 東京都新宿区市谷甲良町2-17 市谷甲良町ビルA
(都営大江戸線牛込柳町駅より徒歩3分、牛込神楽坂駅より徒歩8分)
電話番号:03-3266-7066
営業時間:11:00〜17:00(営業日:土日祝日)
*予約された方優先でショールームのご案内もされています。
詳しくは公式HPをご確認ください。
https://www.riccieveryday.com

今夜の選曲… Muziki Muzumi / Ugandan Finest Artists

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