2022年09月08日

気持ちよく働いてもらう企業になるには?

株式会社メンタルヘルステクノロジーズ 代表取締役、刀禰真之介さんをお迎えしています。
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刀禰さんの会社では、大企業における産業医の
実態調査をされています。

刀禰「休職されている人数はどのくらい
ですか?ってダイレクトに聞いてしまいます。
100人以上の会社で1%くらいであれば、
起こり得るのですが、この数値を超えていると
適正に運用されているとは言いがたいです。
その場合は現状がどのようになっているか
聞いています。
たまに、数千人規模の従業員がいる会社で
3%とか5%という会社があって
そこに関してはもう少しちゃんと
対策しないとずっとそのままの状況に
なってしまう、と言っています。」

小黒「世の中でよく言うブラック企業…
これって本当にブラックなんですか?」

刀禰「ブラックという定義は時代に
よって変わっていくと思います。
僕は今後、ホワイト化していく
会社でないと若い人材が採用できなく
なってくると間違いなく思っています。
社員をしっかり考えている会社だと
発信できないと、若い人が取れなくなるので、
対策が必要になってくると思います。」

今夜の選曲… 'round Midnight/ Jane Hall

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2022年09月07日

今夜は、起業のきっかけとサービスの中身について伺います。

株式会社メンタルヘルステクノロジーズ 代表取締役、刀禰真之介さんをお迎えしています。
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刀禰さんが医療分野で起業したきっかけとは?

刀禰「僕の祖父が亡くなるタイミング
前後で、当時東京大学に通っていた弟が
突然『医学部に行く』と言い出したんです。
彼は数ヶ月の勉強で本当に医学部に
入ってしまったんですが、その理由が、
家族の中に1人くらい医者がいた方が
いいというのが彼の考え方でした。
当時の僕はコンサルティングの会社に
行くことが決まっていたので、
将来何かのタイミングで一緒に
仕事をしようと、漠然とした
約束を弟としたんです。
その約束を忘れて働いていたのですが、
2010年くらいに僕が体を壊した
んです。地域の病院で診てもらった
のを弟に知らせたら、即入院と
言われました。ICUの一歩手前の
HCUで入院をして……
悪化すれば透析が必要になるという
状況だったんです。」

そうした経験から、弟さんとの
約束を思い出した刀禰さんは、
医療・ヘルスケアの分野で
起業するに思い立ったと言います。

その後立ち上げた事業は、
メンタルヘルスやカウンセリングに
強い産業医を案内する『産業医クラウド』
他にも、会社以外の産業医に相談の
できるチャネルの作成。
ストレスマネジメントや予防医学の
コンテンツ提供……など、多岐に
渡っています。

今夜の選曲… My Foolish Heart / Jane Hall

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2022年09月06日

著書「部下の心が折れる前に読む本」について伺います。

株式会社メンタルヘルステクノロジーズ 代表取締役、刀禰真之介さんをお迎えしています。
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刀禰さんの著書『部下の心が折れる前に読む本〜
「社員がやめない会社」をつくる5つのステップ〜』
が幻冬舎より発売されています。

刀禰「この本の内容は、厚労省も推奨している
ストレスマネジメントをしっかり覚える、
環境整備をする…ということを解説している
本になります。」

刀禰さん曰く現代におけるストレスの原因は、
期待値ギャップ。暗示的に物事に期待して
しまい、結果とのギャップにストレスを
感じているのだといいます。

小黒「ストレスを感じる人間の臓器は脳?」

刀禰「先生方の言葉を借りると脳なんだと
思います。現代社会においてメンタルが
やられるのは脳の疾患で、
過去20年間で、情報量が増えてしまい
脳がフリーズしてしまうことがあると
ある精神科の先生が言っていて、
すごく腑に落ちました。」

ストレスを感じた時に一番大事なのは、
自分のストレスがどこに現れるかを
把握すること、そして、相談相手を
しっかり作っておくことの2つが
重要です。

今夜の選曲… Do It Again/ Jane Hall

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2022年09月05日

産業医と健康経営とは?

株式会社メンタルヘルステクノロジーズ 代表取締役、刀禰真之介さんをお迎えしています。
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刀禰さんは、1979 年、神奈川県生まれ。
明治大学政治経済学部を卒業後、
デロイトトーマツコンサルティング、
UFJつばさ証券、環境エネルギー投資会社
などを経て、2011年に、メンタルヘルス
テクノロジーズを設立。
そして2016年に、株式会社Avenirを設立し、
メンタルヘルスケアに関するさまざまな
サービスを提供していらっしゃいます。

刀禰「企業向けのメンタルヘルスケアの
サービスを提供しております。
中核となるのは産業医クラウドという、
オンライン型の産業医・保健師の
サービス。健康管理に関する
情報整理を効率化するサービスを
行っています。」

あまり馴染みのない産業医……具体的に
どんな仕事をされる方なのでしょうか?

刀禰「日本で30万人ほどいる医師免許を
取得した人の中で、10万人が持っている
資格です。
診断はしないで、健康に関するアドバイスを
行います。個人や組織に対して、改善や判断の
アドバイスを行っています。」

現在では専門性と社会性を求められる産業医。
刀禰さんの会社には毎月100件以上、産業医に
関する相談が届くといいます。

今夜の選曲… With A Song In My Heart / Jane Hall

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2022年09月01日

クリエイター集団「bo:ta」が挑戦するリノベーション事業

音楽プロデューサー、KOHKIさんをお迎えしています。
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KOHKIさんが仲間と結成した│田(bo:ta)
リノベーション事業に挑戦されます。

KOHKI「音楽をやりながら、伝統建築の
回収工事を進めていく形になります。
森家の建築・・・敷地内に土蔵が
3棟建っているのですが、それらを
改修するのには僕らの力だけでは、
どうにもというところがあります。
僕らの活動を知っていただく上でも
クラウドファンディングを立ち上げて、
アルバムの発売日でもある、
10月16日まで募集しています。」
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目標額は100万円。
初期費用として、雨漏りや床下の
修繕など大事な箇所への費用に
使用されるとのことです。
クラウドファンディングのページはこちらから!
https://cf-shinshu.jp/project/detail/978

小黒「│田(bo:ta)には音楽的な核となる
テーマのようなものはありますか?」

KOHKI「僕らは、洋楽をずっと聞いて
きたわけなんですが、突き詰めていくと、
日本人としてどんな音楽を作っていくのか
という点に問題を感じてしまうんです。
明治維新を機に輸入されてきた
西洋音楽と日本の伝統音楽が
フェアな形で融合できていない国だと
思ってます。
この問題意識を抱えながら、音楽を
作っていきたいなと思っています。」

KOHKIさん、4日間ありがとうございました!

▶︎10月16日にはbo:taの1stアルバムが発売されます。
現在bo:taのホームページでは「ものはためし」「灯籠」の
ショートミックス版を試聴することが出来ます。
bo:ta HP

今夜の選曲…灯籠 / bo:ta

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2022年08月31日

信州新町のナッシュビル化

音楽プロデューサー、KOHKIさんをお迎えしています。
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※リモートでの収録です。

KOHKIさんは15歳の時に制作した楽曲を
インディーズ盤として出され、その後、
Sony Musicからメジャーデビューされます。
それまでの音楽遍歴を伺いました。

KOHKI「最初は、おもちゃのドラムを
叩いていたようですが、その後にピアノ教室に
通っていました。自分で真剣に音楽を始めたのは、
小学校4、5年くらいで、ギターを本格的に
始めましたね。」

小黒「bo:taでは和楽器も使われていると
思いますが、それはいつ頃から?」

KOHKI「小学生の頃から和楽器というか、
民俗音楽に興味がありました。BEATLESも
インド音楽を取り入れたりしていましたけど、
その流れでワールドミュージックっていう
独特の流れも気になっていたんです。
和楽器を探求していく中で、ここ10年ほど
プロデュース業の方で、篠笛や尺八の
アーティストのプロデュースもすることも
増えてきて、自分のルーツに戻ってきた
という感じもありますね。」

そして、KOHKIさんが信州新町で進めているのが
「信州新町のナッシュビル化」です。

KOHKI「アメリカでの音楽シーンの中心は、
NYやLAですが、対してナッシュビルは
独特の磁場を持っている場所なんです。
音楽の作家がたくさん集い、レコーディング
スタジオが発達している町・・・ということで、
日本に置き換えた時に、信州新町を
そういう地域に出来ないかなと思って、
この流れをより強いものにしていこうと
しています。
ま、100年後くらいの話になると思います
けどね・・・100年後くらいにそれを計画した
変な若者がいると思ってもらえれば」

https://cf-shinshu.jp/project/detail/978
▲KOHKIさんが所属するbo:taではクラウドファンディングも
行っています。こちらもぜひご覧ください。

今夜の選曲…アマカケル / 佐藤和哉

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2022年08月30日

クリエイター集団│田(bo:ta)と信州新町

音楽プロデューサー、KOHKIさんをお迎えしています。
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※リモートでの収録です。

KOHKIさんは音楽を中心としたクリエイター集団
│田(bo:ta)を結成されました。
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▲│田(bo:ta)のメンバー

KOHKI「元々音楽が好きで出会った4人組で、
核としては音楽集団…アーティスト活動を
行うんですが、一緒にやっている森くんの家に
森家という荘厳な伝統建築がありまして、
そこをリノベーションして、新たな信州新町の
プラットフォームにしていこうと思っています。」

信州新町は、江戸時代、松代藩に属し、
松本から犀川という川を通って物資の流通を
行い商業の町として栄えたといいます。
bo:taのメンバーである森さんの家には、
当時の物資や文書が残っており、
リノベーションした後は、歴史資料館としての
活用も視野に入れられているといいます。
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▶︎10月16日にはbo:taの1stアルバムが発売されます。
現在bo:taのホームページでは「ものはためし」「灯籠」の
ショートミックス版を試聴することが出来ます。
bo:ta HP

https://cf-shinshu.jp/project/detail/978
▶︎│田(bo:ta)ではクラウドファンディングも
行っています。こちらもぜひご覧ください。

今夜の選曲…ものはためし / bo:ta

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2022年08月29日

長野・信州新町を拠点に、音楽制作とリノベーションを手掛ける

音楽プロデューサー、KOHKIさんをお迎えしています。
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※リモートでの収録です。

KOHKI(コーキ)さんは、1985年長野県生まれ。
作曲・演奏・録音をこなすソロ・アーティストとして
15歳でアルバムをリリースし、その後Sony Music
からメジャー・デビュー。
2004年に、地元である長野市・信州新町に拠点を移し、
音楽プロデューサーとして活動されていらっしゃいます。

KOHKI「東京で活動していた時も長野県から通って
いるスタイルを取っていたのですが、その後で
自分の家にある築200年の土蔵を音楽スタジオに
したらいいんじゃないかなと思い、活動の本拠地を
構えました。
やはり、自分が生まれた場所で何かできないか……
そういった考えに変わっていきましたね。」

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▲古民家を改築した母家の一室からリモート収録しました。

KOHKI「土蔵は、土壁が厚くて防音がなされて
いるのと、湿度の調整が割と出来るのでスタジオに
向いてます。
あとは、田舎特有ですが、ご近所さんが非常に
遠いので少し暗いドラムの音が漏れても
受け入れてもらえるんです。」

小黒「都会だと隣近所気にしないと
そういうことできないもんね。
土蔵と古民家のリノベーションには
誰か専門家についてもらったんですか?」

KOHKI「土蔵の時には全くノウハウを
持っていなかったので、地元の業者さんに
入っていただきました。今いる、古民家の
方は基本的に全て自分でやりました。
仲間と一緒にやっている│田(ボータ)という
プロジェクトでは、4人で去年の暮れから
着手している物件があって、今片付けが
終わったところで、これから本格的な
リノベーションに入る形ですね。」
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https://www.youtube.com/watch?v=deIDRckpdps
▲古民家のリノベーションの様子は、
こちらのYoutubeチャンネルで
ご覧いただけます。

https://cf-shinshu.jp/project/detail/978
▲KOHKIさんが所属するbo:taではクラウドファンディングも
行っています。こちらもぜひご覧ください。

今夜の選曲… Rhapsody in Innovation / KOHKI

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2022年08月25日

チェンジメーカー・フェスとは?

今週のゲストは、NPO法人 フリー・ザ・チルドレン・ジャパンの伊藤菜々美さんをお迎えしています。
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※リモートでのご出演です。

国内でのイベント「チェンジメーカー・フェス」に
ついて伺いました。

伊藤「このイベントは、25歳以下の若者で、
社会問題に対しての何らかのアクションを
起こした人たちが活動報告を行うと
無料で参加できるライブイベントです。
元々は、カナダで生まれたイベントに
インスパイアを受けて、日本版は
2021年から開催になりました。」
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▲2021年に行われたイベントの様子

今年の3月に行われたイベントでは、
オンライン上での交流会スタイルで
自分達の活動について子どもたちが
発表を行いました。
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そして、来年は3月28日に
東京ドームシティホールで
リアル開催が予定されています。
25歳以下の子供たち、1000人を
招待する予定です。

https://changemakersfes.ftcj.org
チェンジメーカー・フェスHPはこちら。

今夜の選曲… Ob-La-Di, Ob-La-Da /Youssou N'dour

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2022年08月24日

インドで行われた学校建築の活動について、伺います。

今週のゲストは、NPO法人 フリー・ザ・チルドレン・ジャパンの伊藤菜々美さんをお迎えしています。
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伊藤さんは法政大学を卒業後に、大手IT企業へ
勤務されていますが、その会社を辞めて、
フリー・ザ・チルドレン・ジャパンへ転職した
理由とは?

伊藤「私は小学生の時に、トンガに留学しました。
そこで見た日本と比べ物にならないような
文化に驚いて世界への興味が湧いたんです。
ただ、同じ年にニューヨークの
同時多発テロが起きてしまって、
世界への恐怖も生まれてしまったんです。
そこからは、子供の自分にそんな怖い
世界は変えられないと思っていたんですが、
高校2年生の時にフリー・ザ・チルドレン
の創始者でもあるクレイグの話を
教科書で読んで、子供でも世界を
変えることが出来るんだ、と驚いたんです。
世界をより良くしていくために出来ることが
あるんだよ、と伝えたい思いがあり、
仕事もやめて活動を始めました。」

11年前に紹介した際には、インドで
学校を建築するという話も伺いました。
こちらのプロジェクトのその後とは?

伊藤「実は私もその学校を建てる際に
現地に行って建てるボランティアにも
参加して、無事に建ちました!」
https://ftcj.org/archives/4600

この学校は古くなってしまった学校を
増築して建て直し、それまで受け入れられ
なかった、子供たちも入れるような
広さへと変えました。

今夜の選曲… Ob-La-Di, Ob-La-Da / Arthur Conley

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