2022年07月18日

ラグビーは多様性

元ラクビ―日本代表で、スポーツキャスターの、
大畑大介さんをお迎えしています。

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大畑さんは1975年大阪市生まれ。
98年神戸製鋼に入社し、日本のトライゲッター、
エースとして、また日本代表キャプテンを務めるなど
日本のラグビー界を牽引され、2011年現役引退。
現在はラグビーの普及活動に努める一方、
テレビやラジオなど多岐にわたり活躍されています。

大畑さんがもつ、代表試合69トライという世界記録。
この記録はまだ破られていません。

大畑「この世界記録は当時の記録に近づいていくと、
周りの選手が『一緒に記録作ろう』と皆で
盛り上がってくれていたんです。
ラグビーって、1人の数字を自分が作り上げる
というよりも、みんなでプレイをつなげて、
一緒に記録を作り上げていったという認識でした。」

大畑さんはラグビーの魅力に、多様性と答えています。

大畑「比較的皆さんから、明るいとか社交的な
イメージを持たれていると思うんですが、
子供の頃はそんなことなかったんですよ。
自分の中で、自分を表現するのがとても
苦手な子だったんです。
友達欲しくても、うまく作れなくて
どうしたら自分に興味を持ってもらえる
だろうか、と考えたときにみんなが
やってないものをやって、すごいと
思わせられたらいいなと思って。
足の速さを活かしてラグビーを
始めたときに、自分に役割を与えて
もらえた…歪な人間でもチームにとって
役割を与えて貰えればそれが活きてくる
というのをラグビーに教えてもらえて。
そういう意味で多様性を感じたんですよね。」

大畑さんが運営する通販サイト、大畑大介商店HPはこちら
https://ohatashouten.base.shop

今夜の選曲… She / Jakob Dylan & Josh Homme


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2022年07月14日

新たな建材CLTを使った小屋「木庵」とは?

株式会社植田板金店
代表取締役 植田博幸さんをお迎えしています。
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※リモートでの収録です。

小黒「植田板金店と隈研吾さんの
コラボレーション第2弾 CLT小屋プロジェクト
「木庵」の完成発表会が先日
国立競技場でありましたが、素晴らしかったですね! 」

植田「ありがとうございます(笑)
隈研吾さんの建築の中で日本最大なのが国立競技場。
ここでやりたいなぁと思ったのが、
今回発表した「木庵」というのが4.5畳なので、
国内最大(の作品)と最小(の作品)のシュールな感じが
インパクトあるんじゃないかと思い、
国立競技場でやらせていただきました。」


小黒「CLT小屋プロジェクトの“CLT”というのは?」

植田「CLTというのは、10年以上前に
ヨーロッパでできた建材なのですが、
(今では)日本でもCLTの工場があります。
今までの建材は、集成材という木、
縦方向に2.3cmの木を繋いで強度を出すというやり方なのですが、
CLTというのは縦横縦横と貼り付けるんですね。
なので、非常に強度がある。ヨーロッパでは
CLTだけで20階建ての建物が
建てられているぐらい頑丈という言われています。」

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2022年07月13日

建築家・隈研吾さんとのコラボレーション

株式会社植田板金店
代表取締役 植田博幸さんをお迎えしています。

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※リモートでの収録です。

小黒「植田板金と隈研吾さんがコラボレーションした、
『小屋のワ』は2018年にグッドデザイン賞を受賞。
こちらをご紹介いただけますか?」

植田「『小屋のワ』はもともとは木造、
ツーバイフォーという構造なのですが、
それを基本に隈研吾さんに小屋を作って
欲しいと依頼させていただきました。
今までは大きな窓をつけていない
小屋が弊社では多かったのですが、
今回は、広い壁面を全面窓、
でも地震に強い構造のものを作ってもらいました。
全て金属、板金で仕上げていまして、
壁の金属に至っては、特徴的な模様が施されています。
アートのような感じの小屋に仕上げています。」

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2022年07月12日

新規事業「小屋やさん」とは?

株式会社植田板金店
代表取締役 植田博幸さんをお迎えしています。
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※リモートでの収録です。

小黒「植田板金店が2017年の新規事業として、
大ヒットしたのが、小屋の制作販売「小屋やさん」
なんで「小屋やさん」がいきなり始まったんですかね?」

植田「元々やろうとしたきっかけは、
事業を始める半年前に、美容院でたまたま雑誌を見ていたら、
小屋特集というのが組まれていたんです。
そのころちょうど社員が増えいた時期で、
(外仕事なので)雨の日とかはやることなくなってしますんですよね。
そこで屋根の模型を作って、雨の日はそれを使って、
ベテラン職人が新人に教えたりとか、
若者の職人同士が競い合って、
(技術を高め合って)昇給などに
反映できないかと考えていたんです。
これだったら、練習ができた上に
販売ができるかもしれない。
たとえ原価で売って、利益が出なかったとしても
練習を経ているので、儲けがなくても
この事業はすごくハマるなと思ったんです。」

今夜の選曲:MIDNIGHT SONG / THE FIN.

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2022年07月11日

板金店が手がける ヒット商品「小屋」について

株式会社植田板金店
代表取締役 植田博幸さんをお迎えしています。
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※リモートでの収録です。

小黒「植田板金店について、伺いたいのですが、
一般的に板金といえば車ですが、
植田さんのところでは、どのようなお仕事なのでしょうか?」

植田「うちの板金の字の「板」は「いたへん」なんですね。
車の場合は、「かねへん」を使うのですが、、、。
業種としては、建築板金工事業という業種でして、
わかりやすく言うと、ブリキ屋さんですかね。」


小黒「植田さんは2代目ですが、
先代から引き継いだ時に最初に考えたことは?」

植田「20年以上前に、経営者として
任せられたのですが、最初に取り組んだのは、“5S”
「整理・整頓・清掃・清潔・躾」を徹底しました。
経営者仲間からは、こういうこと大事だよと
言われていたので、まずはここからだと。
実は僕も経営者になって最初の2年ぐらいは、
トイレ掃除とかもしていました。」

今夜の選曲:GRAVITY(ACOUSTIC VERSION) / THE FIN.

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2022年07月07日

音楽の町…そして、今後の展望を伺います。

北海道上川郡東川町役場・産業振興課課長の菊地伸さんをお迎えしています。
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※リモートでのご出演です。

小黒「ユニークなアイデアが次々生まれて
いる東川町ですが、そういう取り組みは
役場の人たちがチャレンジャーなんですかね?」

菊地「今の町長が就任したことが大きな契機に
なっているのですが、失敗を恐れずに挑戦しよう
……合併をするのではなく、自立するという
選択をして町長の代が始まったので、
町民も職員も自立に向けた思いを持って
いると思います。」

写真、木工家具、移住……と様々な
町の姿を今週ご紹介してきましたが、
東川町では住民に健康促進プログラムも
提供しています。
昨年、株式会社R-body projectと
オフィシャルパートナーシップ協定を
結び、コンディショニングコーチ2名が
東川町に滞在。高齢者の方が元気に。
自分らしく長生きをしていくため、
コンディショニングというサービスを
提供しています。

その他にも、コロナ禍で近年は開催できて
いないのですが、東川町で音楽イベントを
行っており菊地さんご自身も参加
されています。

菊地「私自身も団体を作っていて、
羽衣音楽祭というアマチュアバンドを
集めたライブイベントを毎年8月に
開催していて25年ほど続けています。
自分達で作り上げることをコンセプトに
東川周辺の町で活動している人を
集めてみんなで楽しむことを目的に
しています。」

今後、東川町では
総合的デザインミュージアムの
実現に向けて動いており、
その中では、地元で作られた家具の
展示や建築家・隈研吾さんの展示も
行われるそうです。

4日間にわたり、ありがとうございました!

今週の選曲… Falling Apart(Right Now) / Wilco

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2022年07月06日

移住の町としての東川町

北海道上川郡東川町役場・産業振興課課長の菊地伸さんをお迎えしています。
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※リモートでのご出演です。

現在、東川町への移住者が増えています。
過去25年で人口の約5割が移住者
というデータが出るほど!

菊地「大きく二つあると思います。
一つは、旭川市などの近隣から移住を
求めている人。そういった人たちは
旭川市内での仕事をしながら家を
町内にもつ形です。
もう一つは首都圏や、札幌市を
含めた都市部からの移住者です。
外からの移住者の多くはデザイナー
であったり、自分の仕事を町内でも
できる方が多いですし、中には
移住に合わせてカフェや飲食店を
オープンされる人も多いです。」

東川町の独自性は移住者が住みやすい
ように直接的な支援を行う形では
なく、住みやすい地域づくりに
力を入れています。

菊地「教育、福祉、子育てなどの
充実によって暮らしやすい町という
イメージがついたのが移住者が多い
理由になっていると思います。
東川町に元々住んでいる住民さんと
移住された方が共感しあって、
自発的に物事が起こることが
多くなっています。
どこを移住者として捉えるか、
という感覚が東川の場合は
無くなっているんです。」

今夜の選曲… Cruel Country / Wilco

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2022年07月05日

写真の町、そして、木工家具の町

北海道上川郡東川町役場・産業振興課課長の菊地伸さんをお迎えしています。
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※リモートでのご出演です。

今回の出演に先立ち東川町役場へ電話すると
必ず最初に『写真の町、東川町です。』と言われました。
東川町が『写真の町』になったのは、1985年に
全国で行われていた“一村一品運動”が
きっかけ。写真の町宣言をした後で
様々なイベントを行うようになりました。

菊地「東川町は自然と文化が香り高い町として
町民も自信を持って生活していました。
なので、写真写りの良い町づくり、人づくり、
物作りということを宣言の中に盛り込み、
さらには世界に開かれた町づくりを
していこうということを入れて取り組みを
始めました。」

現在は、高校生国際交流写真フェスティバル
東川国際写真フェスティバルの実施もされて
います。
そして、東川町とその周辺の町を舞台に
高校写真部が写真を撮って競い合う
写真甲子園も行われています。

他にも東川町には、木工家具の町としての
一面も。日本三大家具の一つである
旭川家具の生産の3割を担っています。
その中でチャレンジされている
君の椅子プロジェクト」とは?

菊地「最初は旭川大学のゼミの企画から
発展したものです。この周辺の地域で
生まれてきた赤ちゃんに地元で作られた
椅子をプレゼントする取り組みです。
このプロジェクトを通して、
『生まれてきてくれてありがとう』
『ここには君の居場所があるよ』と
いうことを伝えています。」

今夜の選曲… Sad Kind of Way/ Wilco

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2022年07月04日

写真、地下水、木工家具など…北海道東川町の魅力、たっぷりと伺います。

北海道上川郡東川町役場・産業振興課課長の菊地伸さんをお迎えしています。
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※リモートでのご出演です。

北海道生まれ、大学卒業後、民間経験を経て
1992年に東川町役場に勤務。2021年より
産業振興課に従事されていらっしゃいます。
全国から「東川スタイル」の暮らし方と、
役場の独創的な取り組みが注目されています

北海道のほぼ中央…旭川市の東側に位置
している東川町。旭川市内からは車で30分、
旭川空港からは10分ほどの距離にあります。
実は『三つの道』……鉄道、国道、そして
上下水道がない町なんです!

菊地「東川町では全世帯、全事業者の
土地にボーリングをして15m〜20mの
地下水を生活用水として使っていきます。
なので、地下水の町とも呼ばれているんです。」

小黒「生活をしていると地下水が汚れると
思うんですが、そうした心配はないんですか?」

菊地「2年サイクルで全世帯の水質検査を
町でおこなっています。問題が起きれば
すぐに対処する形で地下水を守っています。」

大雪山系の湧水が豊富な土地、ということで
主要産業は農業。湧水を汲んだミネラルウォーターの
産地にもなっています。
2年前には岐阜県にあった公設酒蔵が移転しました。

今夜の選曲… Ambulance / Wilco

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2022年06月30日

来年開催予定の自転車イベントのお話、たっぷり伺います。

株式会社AKEMI S. MILLER Beauty Studio代表、
アケミ・S・ミラーさんをお迎えしています。
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小黒「日本とNYを繋ぐということですが、
そのBIKE JAPANのイベントはどこで
やろうと?」

アケミ「愛媛県のしまなみ海道の中に
ある”ゆめしま海道”で予定しています。
実は最近最後の橋がかかったばかりで
信号もあまりなくて…町長さんなんかは
ずっと乗り気で、警備の人数が減るよ、
なんて言っています。
愛媛県知事とも話していて、この後は
リゾートにしなくてはという話を
させてもらっています。
確固としたリゾートがあれば、世界中に
家を持っているようなセレブたちが、
なんなら島を買うよ、っていうかもしれない。
海外からの人を誘致して、日本のものを
海外に売り出す窓口にもなるんじゃないかと
思っています。」

来年2023年の10月に第1回BIKE JAPANを
開催予定です。3000人規模のイベントにする
とのことで、そのうちの500人は海外の
方にしようと思っているとのこと。
そして、その翌年の5月には
ニューヨークで開催する予定です。

今夜の選曲… Bicycle Race / Queen

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