2008年09月11日

大分でのスローフード活動と、徳島のスローライフ

食環境ジャーナリストの金丸弘美さんが、スローフード活動を初めて取り組んだのが大分県。県に呼ばれたのが始まりで、2年間でおよそ40のワークショップを行ったそうです。すでに大分はスローフードの考えがしっかりと根付いているとか。
金丸さんご家族は2001年から鹿児島県徳之島に移住されていれ、この島の暮らしぶりを書いた本「ゆらしぃ島のスローライフ」も話題になりました。のんびり暮らすために移住したのに、実はスーパーはあるわ、みんな清涼飲料水を飲んでいるわ、都会と変わらなかったそう…。だからこそ、徳島の素敵な部分を書き残しておきたかったのだとか。


今夜の選曲: HOUND DOG / ELVIS PRESLEY

2008年09月10日

農家の民宿がスゴイ!

金丸弘美さんが今、注目しているのは「農家民宿」。
長野県飯田市では450軒の農家が提携を組んでいて、修学旅行先として大人気になっています。農家では農家作業体験はもちろん、乳搾りや農家の方との食事や語らい…学生はとても感動して帰っていくとか。あくまでも一般農家なので、一家庭に泊まるのは4人くらい。まるで本当の家族のようになってしまうのでしょうか。
現在、163のメニューがあって、去年は116校/2万2千泊/経済効果はなんと8億円だったそうです。

今夜の選曲: DON'T BE CRUEL / ELVIS PRESLEY

2008年09月09日

こだわりの学校給食

syokuiku-book.jpg 5月に木楽舎から「給食で育つ賢い子ども」を発売した金丸弘美さん。 この本には全国の、給食にこだわりを持つ学校が38例紹介されています。 放送の中でご紹介したのは…  ・三重県まごの店→高校生が作るレストラン  ・千葉県行徳小学校→自分で海苔を作って海苔巻き給食!  ・東京北区柳田小学校→ランチルームが6つ!
金丸さん曰く「普通のレストランで食べるよりも、美味しいし栄養バランスも取れている」そう。 学校給食は仕入れからメニュー作成まで、現場の栄養士さんが仕切っているそうで、この栄養士さんが意欲的な学校ほど給食が活性化しているんですって。


今夜の選曲: ALL SHOOK UP

2008年09月08日

スローフード、食育の第一人者、登場!

金丸弘美さんは、食に関する本を、共作・プロデュースを含めると80冊以上出されています。5月には木楽舎から「給食で育つ賢い子ども」を発売。これは全国のおいしい学校給食マップになっています。
この学校給食の取材は2002年からスタート。そのきっかけは沖縄だったそう。

あるとき、沖縄の長寿食を取材に。でも長寿に関する本はたくさん出ている…そこでじゃぁ子供たちは何を食べているのかが気になり、学校の栄養士さんに取材。そうしたら、今の子供はファーストフードは当たり前、長寿ではなくなっているそうです。だからこそ、伝統食をどう伝えるか…沖縄版の学校給食作りに励んでいるんだそうです。


今夜の選曲: THAT'S ALL RIGHT / ELVIS PRESLEY

2008年09月05日

9月8日から12日のゲストは

食環境ジャーナリストの金丸弘美さんです。こだわりの学校給食、人気の農家民宿、そして、スローフード活動…おいしいお話し大盛りです、お楽しみに。

<<金丸弘美さんプロフィール>>
1952年、佐賀県唐津市生まれ。大東文化大学 日本文学部卒業後、新美容出版に入社。1987年、JR東日本「トランヴェール」創刊、企画・編集を担当。1992年フリーランスとなりライターズ・ネットワーク創立。2001年には「ニッポン東京スローフード協会」の設立に参加。現在、食環境ジャーナリスト/食総合プロデューサーとして執筆活動のほか、ワークショップのプランニングから幼稚園から大学まで各学校での食の講師など幅広く活躍していらっしゃいます。

2008年09月05日

革新なきところに伝統なし

『革新なきところに伝統なし』

NPO法人GAIA INITIATIVE代表の野中ともよさんの座右の銘。お父様から譲り受けた言葉なんだそうです。「人間1回しか死ねないならば、この世でそれぞれミッションがあるはず。でも、だいたいの人間は守りに入る。自分がリスクをとりたくない、自己安心、安全の巣に戻りたい。でも、そういう人の上には未来は無い。どうせ死ぬんだからチャレンジをしようよ!」

nonaka-fri.JPG

2008年09月04日

アンジーとブラピは世界を救う!?

NPO法人GAIA INITIATIVE代表の野中ともよさんのネットワークの一つにクリントン財団があります。名前の通り、クリントン前大統領が作った財団で、そのミッションは合衆国での人民の能力の強化と、世界中へグローバルな依存関係(強化)に挑戦すること。ま、ようは「地球にいいことしよう!」です。クリントン財団は1年に1回、世界中の1000人近くにインビテーションを出し集まってもらい、何か宣言をしてもらっているそうで野中さんも招待されたとか。

nonaka-thu.JPG 去年はアンジェリーナ・ジョリー&ブラッド・ピッド夫婦が招待されて、アンジーは「大統領やホワイトハウスクラスに言いたい。イラク戦争を8分止めたら、それだけでイラクの子供達が全員学校に通えるようになります。私は、貧しい子供達に学校を作ります。」ということを宣言。一方、ブラピは「ニューオリンズのハリケーンで家を無くした人に、家の寄付をしていくという基盤をたてます。」だったそうです。


今夜の選曲:DO IT AGAIN / BEACH BOYS

2008年09月03日

インドの夜に灯りを

野中ともよさんが代表を務めるNPO法人GAIA INITIATIVEには<ソーラーランタンプロジェクト>があります。
インドの人口の半分は無電化村。究極のサスティナビリティな生活を送っている彼等には学ぶことが沢山あります。そこでお互い交流しましょう、さすティナぶるな太陽発電のランタン(ソーラーランタン)をお届けしましょう…というプロジェクトです。夜が暗いインド、夜、ちょっとトイレに外に出た時にトラに食べられたりしまうこともあるそう。そこで、ランタン!また、夜に子供たちが文字を勉強出来るようにランタン!ランタン、しかもソーラーランタンがあるだけで、夜を安全に有効に過ごすことが出来るんです。

nonaka-wed2.JPG nonaka-wed1.JPG

今夜の選曲: MAKE THE WORLD / BEACH BOYS

2008年09月02日

+1でいいじゃない!

NPO法人GAIA INITIATIVE代表の野中ともよさん。GAIA INITIATIVEのビジョンが「+1(プラスワン)」。我慢大会で続かないエコではなく、環境/地球にいいことを一つしましょうヨ…という考えです。逆に言うと、一つだけでも出来ればいいじゃないということ。無理するエコよりも、楽しいエコです。

+1といえば、GAIA INITIATIVEでは<+1の森>という森林の保護と植樹のプログラムがあります。酸素を作っているのは葉っぱ。日本の70%は森林で、この森林が空気を作ってくれるわけです。また、二酸化炭素を吸ってくれているのも葉っぱたち。私たちの命を守ってくれている葉っぱたちに思いを馳せる…感謝の証をプログラムにしたのだそう。 nonaka-tue.JPG

今夜の選曲:LITTLE DEUCE COUPE / BEACH BOYS

2008年09月01日

THINK GAIA

nonaka-mon.JPG 野中ともよさんは、昨年、NPO法人GAIA INITIATIVEを立ち上げ、地球環境問題解決のために個人のみならず企業や政府へいろいろな働きかけをしていらっしゃいます。
2005年から2007年までは三洋電機の会長を務めていらっしゃった野中さん。地球人が欲しいという商品を作ろう、そうすれば新しい成長フェーズに入る、元気な地球人としてご飯を食べていこう!と、ガイアが喜ぶ商品を作る会社にしようと思ったそうです。(=THINK GAIAという考え) nonaka-mon2.JPG


今夜の選曲: DANCE,DANCE,DANCE / BEACH BOYS

2008年08月29日

9月1日から5日のゲストは

NPO法人GAIA INITIATIVE代表の野中ともよさんです。
+1の考え、インドに贈るソーラーランタン、そして座右の銘「伝統と革新」などたっぷりと伺います。

nonaka-yokoku.JPG
<<野中ともよさんプロフィール>>
1954年、東京生まれ。上智大学大学院文学研究科博士前期課程修了。1979年よりNHK、テレビ東京などで番組キャスターとして活躍。現在はジャーナリスト活動のほか、各種社会団体の委員、企業の社外取締役などの役員を務めるなか、2007年NPO法人 GAIA INITIATIVEを立上げ、地球環境問題解決ためにさまざまなアプローチをしていらっしゃいます。

2008年08月29日

未解読文字を求めて

地球文字探検家でもある、アートディレクターの浅葉克己さん。世界には未解読文字がまだたくさんあって、まだまだそれを追いかけていくそう。
先日はニュージーランド在住、未解読文字研究の第一人者:ロジャー・フィッシャーさんにインタビュー。クレタ島の円盤文字やイースター島のロンゴロンゴ文字についてお話をお伺いしてきたそうです。


今夜の選曲: LET IT BE / BETALES

2008年08月28日

卓球イメージアップの立役者

アートディレクターの浅葉克己さんは卓球が趣味の域を超えていて、その腕前は6段!クラブチーム「東京キングコング」を率い全国大会に出場する腕前なんです。
1987年に当時の国際卓球連盟会長だった荻村伊智朗氏に請われて、日本卓球協会が立ち上げた卓球イメージアッププロジェクト「卓球の明日を考える会」に参加。浅葉さんは「卓球台をブルーにして、ピンポン球を黄色にしてみたらどうだろう?」というアイデアを出し、これが現在のカラフル卓球台登場など、一連の卓球イメージアップ作戦の展開へと繋がって行きました。
もちろん現在も毎週のように卓球を続けていて、浅葉さん曰く、卓球のおかげで老眼になっていないとか!動体視力を鍛えているからでしょうか…。


今夜の選曲: MOTHER NATURE'S SON / BEATLES

2008年08月27日

タイポグラフィーとは?

今週のゲスト浅葉克己さんは、東京タイポディレクターズクラブ理事長でもいらっしゃいます。タイポグラフィーとは?文字を作ること、使ってデザインすること、ひとつの言葉に対してどういう文字が的確か…。浅葉さん曰く「言葉に着せるコスチュームのようなもの」。
タイポグラフィーを極めるために、15年前から楷書を習い始めたそう。今も毎朝、硯をすって楷書を一枚書いているんだとか。


今夜の選曲: PENNY LANE / BEATLES

2008年08月26日

生きている象形文字、トンパ文字

浅葉克己さんといえば、中国の少数民族ナシ族に伝わる象形文字「トンパ文字」に造詣が深いことでも知られています。トンパ文字との出会いは…アジアの22の代表的な文字の「A」を拡大して書いてみたところ、民族のセンスが感じられてはまっていったとか。マンガみたいな文字なのに意味が深い。そんなトンパ文字を追いかけて、もう17年になるそうです。


今夜の選曲: LADY MADONNA / BEATLES

2008年08月25日

文字に行き着くんです…

現在、東京ミッドタウンの21_21DESIGN SIGHTで開催中の、浅葉克己さんがディレクションした『祈りの痕跡』展。
未解読の古代文字や少数民族の珍しい文字、そしてアートや写真などさまざまな作品が紹介されています。浅葉さん曰く「テーマは文字に行き着く…。だれが最初に傷をつけたのか、長年アタマの底にある。」。 ちなみに、特にアジアには文字がたくさんあって22もの文字が、その中でもインドには13の文字があるんですって。
今夜の選曲: BIRTHDAY / BEATLES

2008年08月21日

8月25日から29日のゲストは

日本を代表するアートディレクター、浅葉克己さんです。
中国の少数民族ナシ族に伝わる象形文字「トンパ文字」やタイポグラフィー、卓球について(浅葉さんは日本卓球協会評議員!)についてたっぷりとお話しお伺いします。
プレゼントもありますので、お楽しみに。


撮影:稲越功一

<<浅葉克己さんプロフィール>>
1940年神奈川県横浜市生まれ。桑沢デザイン研究所、ライトパブリシティを経て、75年に浅葉克己デザイン室を設立。サントリー、西武百貨店、ミサワホーム等、日本の広告界の歴史に残る数多くの
名作コマーシャル、ポスターを制作。東京ADCグランプリ受賞、毎日デザイン賞、グッドデザイン賞、映画「写楽」美術監督として日本アカデミー賞最優秀美術賞ほか受賞歴多数。また、アートディレクターとしての、長年の功績が認められ、2002年に紫綬褒章を受章されていらっしゃいます。

2008年08月21日

写真集の収益金の一部を自然保護に

半沢健さんの初めての写真集「RHYTHM」は、写真集一冊に対しての収益金の一部が自然保護団体に寄付されます。なぜ自然保護団体に??仕事で紙を使っている半沢さん、紙を使うんだったら紙を作ろうという思いから、そうしたんだそうです。

旅をライフワークにしている半沢さん。次の旅先は、いつも勘。若い頃は世界へ目が向いていたそうですが、これからは日本。行ったことのない四国や東北を回りたいそうです。


今夜の選曲: HOLD ME TIGHT / EXPLORERES CLUB

2008年08月20日

光のリズム

カメラマンとして今年10周年をむかえた半沢健さんの写真展「RHYTHM」が8月26日から8月31日まで、青山のスパイラルガーデンで開催されます。自然のみで人物は移っていない写真ばかり…。最初は人間も撮っていたそうですが、光が好きで風景を撮るように。光のリズムで風景が変わっていく…これを撮りたかったんだそうです。


今夜の選曲: IF YOU GO / EXPLORERES CLUB

2008年08月19日

師匠、アルバート・ワトソン

半沢健さんは六本木スタジオで働いていらっしゃったとき英語が出来るということから、海外から来た写真家のお手伝いをしていたそう。その時に知り合ったのがアルバート・ワトソン。これがきっかけで、半沢さんはニューヨークでアルバート・ワトソンの元で仕事をすることになったのだそう。海外での仕事も多い半沢さん、日本人は技術はあるけど…なのに対し、海外の人の方はサラッとやっちゃうけど上手なんだそうです。



バックナンバー