2009年12月28日
福岡先生の2009年
LOHAS TALKでは毎年、年末年始は、分子生物学者の福岡伸一さんにご出演いただいています。
福岡先生にとって、2009年は一言で「新しいパラダイムシフトにしないといけない時代ではないか」とのこと。「2009年は世界天文年、ガリレオ・ガリレイが天体望遠鏡使って初めての天体観測から400年目であることを記念した年。マクロな世界を知らなきゃいけないということを始めた年なんです。
もうひとつ1600年代はミクロな世界も広がった年。レーウェン・フックが顕微鏡を作って、ミクロな世界に多彩な生命が広がっていることに気が付いた年。つまり、ある種のパラダイムシフトが起こった年だったわけです。それから400年、これから先、私たちも新しいパラダイムシフトをしなくてはいけない時代に至っているのではないか」。
そんな福岡先生が関与している研究論文が、イギリスの科学誌「Nature」に掲載されました。これは先生にとっても大きな出来事。先生が1990年に発見したGP2タンパク質が何をやっているか分かったそうです。かかった時間は、なんと20年!簡単に言うと、GP2はお腹の中でアンテナみたいに見張っていて、食べた食べ物の中にバイ菌が入っていないか、見張り役をしているとのこと。 |
今夜の選曲: (I'M A)ROADRUNNER / JR.WALKER AND THE ALL STARS